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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
転園してから、お友達と遊ばなくなったようで心配
こんにちは。5歳4ヶ月の長男についての相談です。

年少で幼稚園に入園しましたが、転勤のため、春の入園式より現在の幼稚園に転園しました。
前の幼稚園は園庭が広く、遊び中心の幼稚園でしたので、外で同じクラスのお友達と遊んでいました。
現在の幼稚園は園庭が狭く、部屋で友達と勝負して遊ぶ子供が多い中、息子は毎日毎日ブロックで新幹線を作り遊んでいるようです。年少時に友達と遊んでいたころに影響をうけてヒーロー物に興味を持ったのですが、5月くらいからまた、乗り物などの遊びに戻ってしまいました。性格はおとなしい方で、戦い物は負けるのがだめで、ブロックで作ったクラッシュギアやべーブレードの遊びには入っていけないようです。

担任の先生にそれとなく「お友達と仲良くしていますか?話を聞くとひとりで遊んでいるようなので」と聞きましたら、「昨日もお弁当を食べたあとにお友達と楽しそうにお話をしていましたよ。」との答えでした。
幼稚園から毎日帰ってきてから話を聞くと、やっぱり毎日毎日ブロックで新幹線を作っています。お友達の名前はほとんどでてきません。6月くらいから爪をいじりだして、ここ1ヶ月くらいは爪を噛むようになってしまいました。

お友達と遊ばないだけならばともかく、爪をいじる癖が出てきてしまったのでとても心配です。春に新卒で担任になった先生なので、どこまで見てくれているのかもちょっと心配です。
子供はお友達なんかいらないと言ったこともあります。新幹線の遊びが飽きたら友達と遊んでみるとも言っています。毎日誰と遊んだのか聞かれるのがいやなようです。
何でお友達と遊ばないの?と聞くと「ごめんなさい」と謝ります。最近、私は心配で子供を傷つけるような言動をしてしまいそうです。どのように対応すればよいのでしょうか?まだ、ひとりであそんでいてもおかしくないのでしょうか。以前の園では友達との関わりを重視していた先生だったので、息子もお友達と遊べたようです。

(ハチママ さん)


ハチママ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。たしかに幼稚園は(特に私立幼稚園は)千差万別。同じ幼稚園はひとつも存在しません。前の幼稚園では許されていたことも、別の園では禁止されている、ということもめずらしくありません。それだけに転園されると、その違いにとまどい、慣れるまでの間は大変だろうな〜と思います。

遊びの方法・遊び方は様々です。年少さんの場合、大勢で遊んでいても、その実際は「たまたま同じ遊びをしている子どもがいて、それが集団で遊んでいるように見えるだけ」ということが多いのです。年中になって、やっと友達を意識した遊びになり、同じ目的意識を持って、お互い遊びを発展させようと協力するようになるのは年長になってから、です。ですから1人で遊んでいても何ら不思議はありません。むしろ、今はやりたい遊びを集中してやらせてあげることが肝心なように思います。

特に新採の先生ですと、子どもの心の変化を見抜くことが難しい場合がありますが、「若さ」と「やる気」は人一倍持っています。ですから、子どもとの信頼関係ができるのに、少し時間はかかるかも知れませんが、その「やる気」を信じて、ちょっと見守ってください。きっと良い結果が出るように思います。(どんなベテランの先生でも初年度は新採なのです)

前の園では友達とのかかわり方を重視され、遊びの重要性をわかっていた園のようです。ですから「人とのかかわり方」「遊び方」は充分理解されているように思います。ですが今の園で、前の園の「かかわり方」が通用せず、ちょっととまどっている様子が伺えました。

でも、基本的に「人とのかかわり方」が身についているので、そんなご心配にはおよばないように思います。何かひとつ、きっかけができれば嘘のように直るでしょう。

先ずはお母さまご自身、ご心配なのはよく判るのですが、幼稚園の様子を聞くこと、一時的に止めてください。なぜならお母さまが心配のあまり質問されるのはよ〜く判るのですが、お子さまにしてみれば「質問」を「尋問」のように感じているのかも知れませんね。ここは自分から言い出すまで、そっとしておいてあげる方が有効なように思います。

ご相談の文章から、心の優しい相手の気持ちを察することができるお子さまのようにお見受けいたしました。だからこそ、お母さまの気持ちを汲み取り、それが新たなプレッシャーになっているようにも思います。

ここはパパの出番です。一緒にお風呂に入ってもらうとか、休日一緒にサッカーとか、自転車の練習とか、男同士で話す場面を作ってみてください。お母さまには話せなくとも、パパには男同士で、話せるものがあるように思います。
それから…ママには理解できなくとも、パパにはよく判る部分、必ずあります。これが一番の解決方法ではないか?と思いました。忙しいこととは思いますが、パパにお願いしてみてください。

(アドバイザー:井上智賀)




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