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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
3歳児検診で、言葉の発育に問題があると言われ、不安に
はじめまして。10月で4歳になる男の子を持つ父親です。息子は現在私立の幼稚園年小に通っています。

先日、妻が3歳児検診に連れて行ったところ、知的テスト(積み木など)は全く問題無しとのことだったのですが、問題は言葉でした。「お名前は?」と聞かれると、家では元気よく答えるのにぼそぼそと聞こえない程の声で答え、「おいくつですか?」の問いには「おいくつですか↑(語尾を上げる)」とオーム返し。(家で「何歳ですか?」と聞くと元気よく3歳です!と答えるのですが…。)その後、妻が医師と話しをしている間は、うろうろしており、それを見た医師から「言葉の発育に問題があります。それと自閉症、多動性障害も疑われます。専門家に相談を。」と衝撃的な診断が下され、かなり戸惑いをおぼえております。
保健所の予約がいっぱいで、カウンセリングがかなり先になるとのこと。不安を抱え、妻と毎日夜中まで今後の事などを話し合い、励ましあっているのですが日々不安がつのるばかりで相談させていただきました。

息子の生い立ち、様子をお話しさせていただきます。

満1歳のころ、妻の育児休業が終り、保育園に入園しました。1ヶ月もすれば園にも慣れたのか、泣かずに行けるようになりました。言葉も周りの子と遜色無く、1歳6ヶ月検診では、まったく問題ないと診断され安心しておりました。

2歳3ヶ月のある日、妻が迎えに行くと保育園から「最近、様子がおかしく、急に泣き出すことがあります。泣き出すと止まりません。お家ではどうですか?」との報告を受けました。もちろん家では元気いっぱいです。でも周囲の子供たちと同じ行動を取っていない事が気になりました。

ちょうどそのころから、妻の話しでは保育園の帰り道で家の近くに近づくと、「ママ、おうちについたね」とため息まじりに言うようになっていたようです。ある日その様子をみてたまりかねた妻が泣きながら私の会社に電話をし、「この子と一日中一緒にいたい。仕事をやめたい。」と言ったので私は大賛成し、2歳6ヶ月で保育園を退園し、ごく普通のママが家にいる生活を始めました。この時、妻のお腹に次男がいることがわかりました。

今思えば、このころ息子の言葉の発育が遅い(止まった?)ように感じてきました。2語文を話しだした時期は一般的だったのですが、そのままなのです。また言葉もオーム返しばかりで「これ食べる?」と聞くと同じイントネーションで「食べる↑」と語尾をあげます。また、呼んでも振りかえらないことが頻繁にありました。

3歳になり言葉は相変わらずオーム返し。公園でもあまり他の子と遊ばず、一人で遊ぶ行動が目立ちました。遊んでいる内容はままごとをしたり、特に特徴的なものはありませんでした。中でも(1歳半くらいから)絵本がとにかく大好きでずっといろんな絵本を読んで聞かせているうちに全て暗記しており、このころには自分で10冊以上の絵本を記憶し、あたかも字が読めるかのようにぺらぺら話していました。親バカな私はこの子は天才だと思っておりました。しかし会話はあいかわらず「これ、食べる」など2語文程度でした。また、このころ産まれたばかりの弟に全く興味を示さないことも気になりました。

幼稚園入園。言葉の不安をかかえたままの入園となりました。先生に相談したところ「声がでてるほうですよ。何も話さない子もいますから。」とのこと。でも入園式では案の定号泣で、入園式の間「おうちにかえるー」と叫んでいました。このころ家では「○○とってきて」というと「はい」といって物をとってきたり、「座りなさい」というとちゃんと座り、なんとか一人でトイレも行けるようになっていました。また歯磨きもするし、挨拶もできるし、ごく普通の子供に見えます。そして入園から2ヶ月ほど経ったころ、妻が担任の先生に「園での様子はどうですが?」と聞くと「最近はじっと椅子に座れるようになりましたよ。問題無いですよ。」と言われ、逆に今までうろうろしていたことが心配になりました。

そして入園から4ヶ月目の夏休み。そのころから急激に変化が現れ、近所の子供たちを見つけると「○○くん、いっしょにあそぼー!」と寄って行き、一緒に遊ぶようになりました。会話も成長し、朝「おはよー。ママ、パパは今日会社だね。(私の方を向き)いってらっしゃーい」とか「何が食べたい?」と聞くと目を見てはっきりと「今日はね、焼肉!」など答えは返ってきますが、そこからあまり会話が発展することはありません。但し親が聞いた事で判らないと相変わらずオーム返しで返します。また時々家中を走り回る、多動の傾向はみられますが、幼稚園の運動会ではちゃんと並んで行動していました。但し自分の気に入らないこと(お遊戯)は一切してませんでしたが…。

息子は本当に自閉症なのでしょうか?インターネットで自閉症のサイトを妻と見ていると当てはまるもの(言語の遅れ、オーム返し、多動、自分勝手な行動、呼んでも振り向かない(最近はすくなくなりましたが))もあり心配です。良いアドバイス等あればご教授ください。よろしくお願い致します。

(パパ さん)


パパさん、こんにちわ。
えんどうです。

お子さんの観察をとても細かくしてらっしゃいます。
医師が専門家に相談をといわれるのは、専門家というのは、どういう関係のことでしょうか。
また、疑いがあると言われる姿でしたら、幼稚園での姿は、どうなのでしょうか、お子さんの姿をよくご存知の担任ともう少し姿を話してみてはいかがでしょう。

保健所への相談がかなり先で、不安がつのるようでしたら、小児神経科医をたずねてみては、いかがでしょう。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


こんにちは、パパさん。吉岡です。

3歳児検診では、「言葉」で別室に呼ばれて驚いた経験のある私です。男の子は意外と言葉の発達のスピードがゆっくりとした子がいるものです。

その医師の「疑い」というのも、最初からそんなに言われては、親としては驚いてしまいますよね。また、カウンセリングまでの時間がずいぶんかかってしまうことも、「親の不安の解消」という点から、困ったことだと感じました。

幼稚園の担任は「問題なし」という結論なのでしょう?

行動の面では、4歳前後のお子さんに良くみられるものだと感じましたし、お遊戯(気に入らないこと)は一切やらないというお子さんも、時々おりますから、だからすぐに何か問題があるかといえば、もう少し「集団生活」に対応するのに時間がかかるだけのことではないかと思いますが。

私は「自閉症」などのエクスパートではないので、断言は出来ませんが、今はまず、つっこんだ話をカウンセリングでするまであまり「疑いの目」や「不安な心」で接することなく、明るく今まで通り生活を送られるのが良いように感じます。

万が一、専門家の方に更に見ていただくような方向になっていくとしても一朝一夕で、「何」をしたから「結果」が出るといった種類のことではないので、そこから、また親としてじっくりと腰をすえてお子さんに合った方法で「成長」を見守っていくということになり、奥さまの精神的な不安や負担を軽くしてさしあげられるのが、今パパさんに出来る最善のことだと思います。

パパさん自信も不安だと思います。どうか心を強く保たれて良い結果を信じていきましょうね。

(アドバイザー:吉岡博子)


パパさん、こんにちは。はじめまして藤原です。

親としては医師から「問題がある」と言われた以上は、心配になってしまいますよね。

お母さんのお腹の中に赤ちゃんができると、不思議とそれを察知して赤ちゃん帰りするようですよ。
急に言葉がでなくなったのはそれではないでしょうか。

お子様が自閉症かどうかという診断は私は医師ではないので、判断できかねてしまいますが、3歳児検診でのやりとりや、幼稚園の先生の「問題ないですよ」という言葉から、検診の先生の前では少々恥ずかしかったか、緊張してしまっただけなのではないかなと思えます。

幼稚園の先生は日中ずっとお子様を見ているわけですが、検診の先生はその一時だけしか見ていないと思うのです。

じっとしていられないのが子どもです。
年少組の子ども達は慣れている先生の前でだって、興味のないことだとじっと座っていられない子がほとんどです。

おうちではきちんと答えることができているのですから、きっと先生の話している言葉が理解できなかっただけのような気がします。

「おいくつですか?」と「何歳ですか?」とでは、大人は同じ質問だと理解できますが、3歳のこともでは無理ではないでしょうか。

専門家に相談を・・・といっておいて、カウンセリングの予約がいっぱいで受けることができない状態も困った問題ですね。

カウンセリングの予約までどうしても不安で仕方がないのなら、医師の誤診という場合もありますし、お子様のコンディションが悪くてたまたまそういう診断になってしまったという可能性もあると思いますので、違う病院で相談してみるということもできると思います。

インターネットではいろんな情報を収集できるようになり便利ですが、逆に知りすぎてしまって不安になる要素も沢山ありますよね。

自閉症の症状にいろいろな行動があげてありますが、まったく当てはまらないこともはいないはずです。

もし、うちの子が自閉症だったらどうしよう・・・と心配するのではなく、どうするか?ということは考えておいてもよいとは思いますが、決定的な診断が下るまでは、そんなに心配なさらずに、うちの子は少し成長が遅く、やんちゃなだけと思って生活した方がお互い楽しいですよ。

早く不安を取り除くことができるといいですね。

(アドバイザー:藤原ゆみ)


パパ さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

パパさん、医師からの「言葉の発育に問題があります。
それと自閉症、多動性障害も疑われます。専門家に相談を。」との診断が下された時の衝撃と毎日パパとママが話し合い、励ましあっている姿が目に浮かぶようです。

しかし、ご相談の文面からは4歳になった活発なお子さんの楽しい生活が垣間見えます。
会話や行動面の発達は成長過程においてのさまざまな表情の一つと見ることができます。
不安の原因になっている医師からの診断を下された時の状況を見なおしてみましょう。息子さんは医師の前できっと緊張してしまって、いつもの自分を出せなかったのでしょう。
また、ママと医師との話しをしている間に4歳の子どもでしたら、じっと待ってはいられませんよね。

ここは、不安の原因を取り除くことにしましょう。
診断に惑わされずに、他の情報を気にせずに、息子さんの成長ぶりをしっかり見つめて行きましょう。
そして、赤ちゃん返りはどうでしたか。
今のご家庭の中心が弟さんになってはいませんか。
当然といえば当然ですが、もし息子さんが赤ちゃん返りをしていないようであったり、少ないようでしたら、しかっり、赤ちゃん返りをさせて下さい。
まだまだ甘えたい時期でもありますので、お兄ちゃんとの誇りを持たせたまま、甘えを多いに受け入れてください。
甘えは成長の大きな心の栄養素ですから。

なお、不安が増すようであれば、最寄の役所でご当地所管の児童相談所の照会をもらい、電話をしてみて下さい。
保健所より先にカウンセリングが受けることができるかの知れません。

なお、何か疑問が生じたら、その時点で、相談して下さい。

(アドバイザー:加藤田稔)




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