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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 登園拒否・行きたがらない・登園後の後追い
登園を嫌がる息子、園にも不信感、どうしたら親子共に楽しく通えるようになるでしょうか
4歳(年中)の男の子の母です。
年少からずっと幼稚園を嫌がっている息子の事で相談させていただきます。

息子は転居の都合で昨年6月から公立幼稚園に途中入園しました。
もともと人見知りがひどかったので幼稚園を嫌がるだろうと覚悟はしていたのですが、あまりに長く続いていて困っています。
幼稚園へは親が送迎するのですが、朝送っていくと私から離れず教室へひとりで入っていく事ができません。
しばらくグズグズしていると先生が来て、抱きかかえて連れて行ってもらう状態です。
叩いてくる子がいるのが嫌だと言うので先生に相談しましたが、うちの息子も負けないくらい返しているから大丈夫だと言います。
帰りは元気で帰りたがらないくらいで、いつもひとりで遊んでいます。
特別仲の良い友達はいないようです。
家では元気ですが、気に入らない事があると私や夫を叩いたり蹴ったりしてきます。
これも幼稚園でのストレスが影響あるのでしょうか?

私も内向的な性格なので他のお母さんたちともあまり話さず、幼稚園の送迎がとても苦痛です。挨拶はするようにしていますがなるべく目を合わせないよう、小さくなって歩いているような感じです。
自分らしく堂々としていたいのにそれができません。
親まで嫌がってはいけないと思って、頑張って毎日通っていますが、どんどんまわりから孤立していくようで怖いんです。
幼稚園に対しても不信感があります。
朝早く登園したり、励ましたり、叱ったりと自分なりにやって来たつもりですが、良い方向に進みません。
どうしたら親子共に楽しく通えるようになるんでしょうか?
アドバイスをお願いします。

(きのっぴ さん)


きのっぴ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。先ずはお返事、遅れましたことをお詫びいたします。

ご相談内容を拝見いたしました。でも、どうしても良い回答が思いつきません。
「どうしたらいいのだろうか…」「どう言葉をかけるべきなのだろうか…」何度もご相談文を繰り返し読みました。その結果、ひとつ気付いた点があります。

> 私も内向的な性格なので他のお母さんたちともあまり話さず、
> 幼稚園の送迎がとても苦痛です。挨拶はするようにしていま
> すがなるべく目を合わせないよう、小さくなって歩いている
> ような感じです。自分らしく堂々としていたいのにそれがで
> きません。
> 親まで嫌がってはいけないと思って、頑張って毎日通ってい
> ますが、どんどんまわりから孤立していくようで怖いんです。

きのっぴさんご自身で「幼稚園のような大勢の人がいる中で上手くやっていけるだろうか」というご心配がありませんか?「何か話し掛けられたら困るな」と思っていらっしゃいませんか?
ここに根本的な原因があるように思います。「内向的」な性格、それは直そうと思っても直らないかも知れません。でも、人と人がかかわってこの世の中は成り立っています。人とかかわることなしに、生活は成り立ちません。ならば…内向的な性格ということ、ご自身で理解されているのですから、それをマイナスととらえず、プラスに考えてみてはいかがですか?例えば…
「私は軽々しく噂の話には入っていかない」「他人のことは悪く言わない」「適当な答えはしない」ということ。これは見方を変えれば「口が堅く信用できる人」ということになります。そのうち「うちのことでちょっと…」などと言うご相談を受けるようになるのではないですか?

下しか見ないから暗い自分の影しか見えないのです。ちょっと勇気を出して顔をあげてみましょう。澄んだ空が見えるでしょう。明るい太陽が輝いているのが見えるでしょう。その中で、とりつくろうことのない、「生」の自分を見てもらいましょう。
どうせ他人の評価なんて適当なものです。自分のことは自分が一番よくわかっています。他人の評価を気にするから内にこもるのです。どうせ悪く言われるのなら、思ったことを言ってしまった方がすっきりしませんか?
「出る杭は打たれる」。これは本当です。でも、「出すぎた杭は打たれない」のです。幸いにも最愛のご主人様がいらっしゃいます。思ったこと、感じていること、ちょっとご相談になってください。それで半分以上、問題が解決するように思います。

お母様が変わればお子さまも変わります。これは間違いありません。こちらのご相談をされる時にもずいぶん悩まれたのではないですか?でも、相談できました。その勇気があるのですから、次の1歩も間違いなく進めます。ご自分に自信を持ってください。「自分らしく堂々としていたい」その希望があり、そのために努力しようとしている。ならば次は実行あるのみ。
先ず相手の目を見て挨拶してみましょう。送迎のお母様でなくとも、園の先生でも、園児にでも、誰でもいいんです。先ず目を見て話ができるように、ちょっと努力してみてください。これができたら、もう以前のきのっぴさんではなくなります。鏡を見て、本当に明るくなった自分の顔に驚かれることでしょう。
そうなったら…お子さまの登園拒否も直っていることでしょう。

(アドバイザー:井上智賀)


きのっぴさん、こんにちは。
吉川です。

毎朝のことなので、大変ですよね。
でも、お帰りの時には元気に遊んでいる様子なので、本当に幼稚園が嫌という訳ではないのではないでしょうか。
お母さんと離れるのがとても嫌なのでしょうね。
でも一人で遊んでいるように見えても、ところどころで、お友達と関わっていたりするものです。
もう少し踏み込んで、園での様子を先生に伺ってみるのもいいかもしれませんね。
毎朝泣かれて不安なのですが、日中の様子を聞かせて下さい…などと。

もし許されたら、こっそりお子さんには見つからないように覗かせてもらってもいいかもしれません。
楽しそうにお友達とかかわっている姿が見れるかもしれませんよ。

おうちでは元気ということですが、家でお友達と遊んだり、公園で遊んだりする時はどんな様子でしょう?
お母さん自身も他のお母さんとのお付き合いが苦手だということですが、せっかく挨拶をされるのですから、目をあわさないようにせず、相手の顔を見てみませんか?
初めはちょっとはずかしかったりするかもしれませんが、目を合わさないより、ちゃんと相手の顔を見た方が、気持ちのいい挨拶になると思いますし、慣れると目をそらしているより楽なんじゃないでしょうか。
それに、相手は、こちらが思っているほど、こちらのことを気にしていないものです。
肩の力を抜いて、相手の目を見て、笑顔で「おはようございます!」から第一歩を踏み出してみませんか。
相手の顔を見ないと、相手の笑顔も届かないと思います。

自分はこうだ…と決め付けすぎずに、チャレンジしてみてくださいね。

(アドバイザー:吉川純子)




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