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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
「うちの子は噛みます」というお母さんたちに疑問
年子の男児の下の子について。

優しく、兄弟では、よくケンカしますが、他の子には、手は、出しません。
入園して、今、年中ですが、間もなく、年少の子(知らない子)に顔の左ほっぺを噛まれ、噛み跡が消えるまで、4ヶ月かかりました。皮膚科に通い、やっと治りましたが、入園して、驚いたのは、クラスで10人くらい、「うちの子は、噛みます」「叩きます」というお母さんが多かったので、びっくりしました。

集団生活に入るまえに、「他人に危害を与えない」という最低限のしつけもしていないんだと、びっくりしています。我が家では、暴力に関してなど、他人に迷惑をかけないよう、マナーとして、教えてきました。ときどき、無認可の一時預かりに預け、親のいないところでの行動を、保育士さんに教えてもらい、集団に入れても大丈夫かどうか、アンテナを高くして、情報を集めてきました。

上の子も、何もしていないのに、叩かれることが、ありました。叩かれたり、噛まれたりすると、子供も荒れてしまいます。どうして、こんなコトがおきるのでしょうか?教えてください。

幼稚園の対応は、きめ細かく、満足していますが、こんなに、乱暴な子が多いのでは、先生方も大変だと想像がつきます。なぜ、こんな状況なのか、また、おとなしめの男の子の育て方のアドバイスをお願いします。

(みんみん さん)


樋口夕子です。

言葉が上手く話せない小さな子には、噛み付きはよくみられます。
言葉で気持ちを伝えられないので、手や口がでてしまうようですね。

ただ、年少〜年長の子のなかにも、カッとなるとそうなる子はまだまだ多くみられると思います。
その子はふざけているつもりで悪気がなくても、やられた方は「叩かれた」と思う場合もあります。

集団生活に入るまえに、そういうマナーを身につけるのは必要だとは思いますが、全員が全員、そうもいかないのではないでしょうか。
時間をかけてゆっくり、集団生活の中で学んでいかなくてはならないことだと思います。

お子さんは、お友達のことを考えてあげられる、とても優しい心のお子さんなのでしょうね。
そういうお子さんがいることで、他のお子さんの手本になり、皆が優しい気持ちを持てるといいですね。

(アドバイザー:樋口夕子)


みんみんさん、こんにちは。
吉川です。

1〜2歳児の思いはあるけど、言葉にならない時期に噛み付くことはよく聞きますが、年少〜年中になってもまだ噛んでくる…ということはあまり聞いたことがありません。
「叩く」といってもいろいろあるので、一概には言えませんが、でも子供同士でもめごとが起こったり、取り合いになった時に、手が出ることはある意味当たり前のような気もします。

もちろん暴力はいけませんが、「叩かれたら痛い」「叩いてもうまく解決できない」そんなことも経験から学ぶんだと思います。
(頭だけで、言葉として理解しているより、体で感じ取った思いの方が本当の意味で身につくように思います)

何もしていないのに叩かれた。
自分は何もしていないつもりでも、何かの邪魔になっていたり、「何か」があったのかもしれません。
叩かれた時に、「何で叩くの?」「痛いからやめて」と言える事も大切かもしれませんね。

「他人に危害を加えない」ことはもちろん大切ですが、「どいてよ」と押したり(叩くとも感じ取れる?)、「やめて!」と手を払いのけたり「貸して」と引っ張ったり、持っている手を払いのけたり、そんなことは、やはり経験する必要もあるような気がします。
小さなトラブルを何回も経験して、自分たちで解決していくことの方が大切なのではないでしょうか?

それに、「うちの子は絶対たたかない」と言い切るのも怖い気がします。
この時期の叩く、叩かないはみんみんさんが思っておられる他人に危害を加える=暴力とは、またちょっと違う気がします。
兄弟ではよくけんかをするということですが、その時手は出ませんか?
出ない兄弟なんていないように思います。
友達も仲良くなればなるほど、兄弟に近づくというか手が出ることもあるのではないでしょうか。

噛む、叩くの度合いがわからないので的外れなアドバイスになってしまったかもしれません。
ごめんなさいね。
でももう少し許容範囲を広げられてもいいかもしれませんね。

(アドバイザー:吉川純子)


こんにちは みんみんさん 浜田です。

何か思い通りにならないときに、言葉で相手に伝えにくくて、噛んだり、叩いたりすることはよくあります。
個人差もありますが、年少になると少なくなってきます。
発達の一つの過程なのですが、しかしそうだからといって「うちの子は噛みます」と言って、噛まれた子の痛みや気持ちを少しも思いやる気持ちが見られにくいのは残念です。お互いに子ども同士のこととはいえ「ごめんなさい」「すみません」など言えるように大人として関わっていきたいし、そうあるべきだと思います。

仕方がないという気持ちや、受容や気持ちを尊重ということで、何もかも受け入れてしまうこともあるかもしれません。
行動の善悪が家庭では、なかなか教えられにくくなっているのかもしれません。

みんみんさんは一人一人、丁寧にしつけてこられたようで、感心しました。
家庭では、同年齢の子らとの集団を用意することはできません。
友達関係は集団生活の中で学んでいく所が多いと思います。

家庭の中のように、無菌状態には出来ないでしょう。
家庭環境も能力等、ずいぶんちがうことと思います。
違う子達が集まっているから、色々な要求がぶつかり、色々な経験をし、共感をし育ちあっていくのだと思います。

理解できにくい子育ての方針の方もいらっしゃるかもしれませんが、その中で、子どもたちはドンドン成長していきます。

Aは優しい子ですが、友達に叩かれた時に、母も先生も叩くことはいけないと教えていました。しかし高学年の時に友達に顔面をパンチされ顔面が大きく腫れた時に、我慢をして殴られていたと聞き、このままでもいけないと兄が、「やられたらやりかえせ」と教えていました。
男の子同士の関係はよくわかりませんが、むやみな喧嘩はいけませんが、何かを守る時、目的がある時は必要なことかもしれないと思ったりもするこの頃です。

同じく男の子を2人持つ先輩ママとしての想いです。
アドバイスにはなりませんが何かの参考になったら幸です。

(アドバイザー:浜田栄子)


みんみんさんはじめまして、吉田です。

年中クラスに、お子さんはいらっしゃるんですね。
うちの子どもと、同じですね。

うちは、女の子の年子です。家では良くケンカをします。見てみぬふりをしていると、叩いたりしています。
みんみんさんの、お子さんは、どうですか?

お互い、取っ組み合いなどしていませんか?
叩き合ったりしていませんか?
私も、人に迷惑はかけない、人のいやがる事はしない、と、言い聞かせてきていますが…皆が皆、そういう子育てを、されているとは限りません。

傷跡が残るような怪我をさせられたりするのは別ですが、ケンカや、叩いたりなどは、お互い様と思っています。

集団生活の中で覚えていくルールもあると思うのですが。
一度も、うちの子から「手を出した。」と保育士の先生から言われた事がありませんが、必ずしも、絶対に手を出していないとは思っていません。
攻撃的な子どもも心配ですが、何もしない、手は出せないというのも、私は心配です。

あまり、お答えになっていないかも知れませんが、ごめんなさいね。

(アドバイザー:吉田幸江)


こんばんは。田中和子です。

噛むというのは、言葉が上手く伝えられずにその代わりの手段として子どもが使うことがほとんどです。
確かに噛まれたほうにすれば痕も残るし、もちろん気持ちのいいものではありません。
噛んだ親御さんにしても決して認めているわけではないのでしょうが、子どもの成長の段階の一つとしてとらえることが大事かと思います。

集団に入って人に危害を加えないのはルールであることは確かですが、喧嘩をする中で叩いた子の思いや叩かれた子の思い、噛んだ子の思いや噛まれた子の思いなど、単純に解決するのはとても難しいことです。もちろん、その都度注意もします。子どもの気持ちに気づいていくことが私たち保育者や保護者の方の勤めかと思います。

駄目なことを教えていくことはもちろんのことですが、言葉だけではなく、実体験の中から、相手の痛みや、やってしまったほうの痛みも知っていって欲しいと思っています。

ご兄弟ともきっと言葉で何とか解決が出来るお子さんだと思います。それだけにやられる側に回ってしまうことが多くなってしまうのですね。
兄弟でも「上の子は噛まれてて、何でかなと思ってたけど、下の子は逆に噛んできたので兄弟でもそれぞれなんだと思いました」と懇談会で言われた保護者がおられました。

子どもそれぞれが違った成長をしていることを少し頭に置きながら、できれば保護者同士で「今日はごめんね」等の話なども出来るといいのですが。

(アドバイザー:田中和子)




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