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ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
パパが娘に手を上げてしまった、2人の関係をよくするためにどうしたらよいか
現在3歳9ヶ月で、4月から保育園に通い始めた女の子とパパとの関係についての相談です。

2月に弟ができてから、娘が私から離れなくなってしまい「ママ」の連発です。妊娠を一番早く気がついたくらいだったので、心配はしていたのですが、予想通り病院から戻って3日後に夜中の授乳中に赤ちゃんに枕を投げつけたりしました。しかし、今では「可愛いね〜」と言って、赤ちゃん返りらしい事はしなくなりました。

けれども、相変わらずの「ママ〜」で、パパとはお風呂も嫌・寝るのも嫌。そしてやきもちを焼いた旦那がとうとう、子供に手を上げてしまいした。
昨日、パパが運転して遊園地に出掛けようとしたら、助手席の娘が「ママの隣じゃなきゃ嫌だ〜」と、いつもなんですが始まってしまい、直前に会社からの電話で多分イライラしていた旦那が「だったら行くな」とビンタをするし、頭を殴るし・・・。
黙ってみていられないので娘を助けたら「甘やかすから悪いんだ。しつけがなってない」だの言われ、そのまま子供の前で口論になってしまいました。
30分位話をしていて、娘達と3人で出掛けようとしていたら、旦那も落ち着いたのか反省しているのか?一緒に車に乗ってきました。着いてからもしばらくは口を利かなかったのですが、授乳する間などはパパと大人しく待っていられたので少し安心しました。

しかし、2週間程前にも私が昼寝をさせようとしているのに粘土をさせようとしたので文句を言ったら、娘が遊ぼうとしていた粘土を家から外に捨ててしまいました。その時も仕事の事でイライラしていたとは思うのですが・・・。

娘は本当にパパが嫌いではないので今朝もベランダから「いってらっしゃ〜い」と手を振っていましたが、このままではそれすらなくなってしまいそうです。悪いのは旦那なのですが、私は2人の関係を良くするためにどう対処したらよいでしょうか。

(スマイル さん)


樋口夕子です。

子どもには、「ママしか嫌」「パパしか嫌」という時期があるみたいですね。
下のお子さんが産まれたばかりだと、特にお母さんを取られそうな気がしてべったりになってしまうのでしょう。

もう4歳近いので、お母さんの言うことは理解できると思います。
膝に座らせたり抱っこしたりしながら、
「パパとも一緒に遊んだりお風呂に入ったりしてくれないと、パパ悲しいと思うよ。ママも、パパとあなたが仲良くしていないと悲しいな。
パパもママもあなたが大好きだから、どっちとも仲良くしてくれると、すごく嬉しいよ」
と、ゆっくり語りかけてみませんか。
きっとお子さんも自分なりに理解してくれると思います。

お子さんがお父さんにも甘えるようになれば、お父さんのイライラも解消されるのではないでしょうか。
疲れていても、笑顔で寄ってこられると気持ちが和みますものね。

(アドバイザー:樋口夕子)


スマイル さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。

たしかに手をあげたことは悪いことでしょう。でも、わが子にそこまでしてしまう背景というもの。これもあると思います。パパがゆったりとした気持ちで、どんなに会社で面白くないことがあったにせよ、家に帰ったらホッとして、気分が悪かったとしても心やすらぐ…。こんな感じになっていたら、大分違うと思います。きっと家に帰っても、パパの「居場所」がないのかも知れません。ママも忙しいとは思いますが、ちょっとパパをゆったりとした気分で、落ち着かせてあげる場所を作ってあげること。これも重要なキーワードになるのでは?と感じました。(そのように気遣いしていらっしゃったら、ごめんなさい)

私の経験から申し上げます。子どもはママにべったり付く時期と、パパを求める時期が違います。最初はどうしてもママにべったり付きます。それは当然でしょう。
だって授乳・おしめ替え・食事の世話など、ママがいなければ1日たりとも生活が成り立たない時期があります。パパなんかは朝と夜だけしかいません。(朝早く仕事に出かけ、夜遅く帰る場合は、起きている所を見ないまま、なんてことすらあります)
パパの存在感なんて希薄なもんです。

でも、そのうち遊びがダイナミックになっていきます。自転車の練習、なんて時こそパパの出番です。そんな時がくるまで、パパは耐えるしか方法ないと思います。
わが息子だって「ママ」を連発して正直面白くない時期、私にもありました。でも、今では大丈夫です。息子も「ママ」と「パパ」を上手く使い分けるようになり、こちらのほうが苦笑いする場面も多くなりました。

「関係の修復」とのことですが、特別「修復しよう」と思わないでも大丈夫ではないですか?だって親子なんですから…。いつもと同じように接してあげること(いつまでも引きずっていないよ、というサインです。もう気にしていないよ、ということを感じとってもらえればしめたものです)これが一番の方法だと思います。

これは時間が解決するのではないでしょうか?お答えにならないようで申し訳ありません。もしお気にさわる部分がありましたらご容赦ください。

(アドバイザー:井上智賀)


赤ちゃんが生まれて忙しいながらも娘さんの要求に一生懸命答えようとするスマイルさん、赤ちゃんが生まれて寂しいながらも一生懸命お姉ちゃんになろうとしている娘さん、赤ちゃんの世話で忙しい奥様を助けよう&娘さんのことをすごく愛してらっしゃるご主人・・・。
みんな一生懸命なんですが、少しずれてしまうと問題が生じてしまうのでしょうね。

まずご主人と娘さんの関係ですが、朝のおでかけの挨拶をしてるのなら、それほど心配はしなくてもよいと思いますよ。
スマイルさんは可能な限り、娘さんの要求をかなえてあげて、車の乗る位置などどうしても聞いてあげられない時は、ご主人からでなくスマイルさんの方から説明してあげて「今は我慢してね」と言ってあげてみては? お風呂は赤ちゃんをご主人に入れていただいてはどうでしょう?

もう4歳前ですから、昼寝をしたがらない時は無理にしなくていいと思いますよ。夜寝る前なら叱ってもよいと思いますが・・・。
うちにも4歳になったばかりの次女がいるのですが、昼寝すると夜なかなか寝ないのでなるべく昼寝させないようにしています。

あと、ご主人がしようとする事は文句をいうのではなく、あくまで「お願い」として言ってみてはどうでしょうか?
お仕事の内容はわかりませんが、上司の方やお取引の方などと色々あったりしていて、家庭でも文句を言われたのではやはりストレス溜まってしまわれるでしょうから・・・。

とても子煩悩でお優しいご主人ですよね! 4人家族仲良く過ごしてくださいね。

(アドバイザー:土居聡子)


スマイルさん、こんにちわ。
えんどうです。

小さい弟さんがいて、手がかかり、お姉ちゃんの要求もあり、そして、パパとの関係で間に入り、大変そうですね。

パパとおとなしく待っていられたという、二人の姿が、もっと多くなればということでしょうか。
その時の二人は、どういう状態だったのでしょう。
パパは、イライラすることなく、お子さんもパパと一緒で、おとなしく。

子どもは、大人の言動で、どんどん変わってきます。
まずは、パパのイライラが少しでも改善すると、お子さんも変化が出てきて、お子さんが変わると大人も変化がでる、と、相乗効果があると思います。

パパのイライラが緩和するために、ねぎらいの言葉をたくさんかけてみて下さい。
肯定的な言葉をかけると、心も肯定的な思いになり、言動にも変化がでてくるでしょう。
仕事が大変そうだったら、ごくろうさまなどがんばってることをねぎらい、お子さんを見ていてくれる時は、助かる、ありがとうなど、意識的に言葉をかけていくと、変化があると思います。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


スマイル さん。こんにちは、加藤田です、よろしくお願いします。

娘さんは赤ちゃん返りらしいことはしなくなったとのことですが、赤ちゃんがなぜ世話を必要とするのかを、やさしく話して聞かせ「お姉ちゃん」としての協力を求めることです。
「ママから頼りにされている」と感じることほど、子どもの心を安定させ、自信と誇りで満たすものはありません。
娘さんの成長を大きくさせるきっかけとなります。

スマイル さん、どうでしょうか、そろそろ赤ちゃんのお風呂は、パパに入れてもらってはとは思いますが、赤ちゃんの入浴に関することに家族で協力し合うことを提案します。
入浴はパパ、着脱衣はママと娘さんで、娘さんができると思われるものとして、バスタオルの準備と後片付けなどはいかかですか。
その後に、ママと娘さんが一緒に入浴となれば娘さんにとってはとてもうれしいことですね。
そして、就寝の前には「パパ、今日1日お疲れ様でした、私、とっても助かりました。ありがとう。」と握手でもどうですか、子どもにも大人にもスキンシップは必要です。

つまり、家族が赤ちゃんを中心に共同作業でそれぞれが役割を果たし、お互いを認め合える機会をつくり、じっくり時間をかけた子育てで家族が一つになると思います。

なお、ここで注意点を一点申し上げます。お手伝いをしたり、何か良いことをしたら、娘さんがお手伝を終えった時には「ありがとう」「ごくろうさま」といった感謝やねぎらいの言葉を惜しまずかけてあげましょう。
たとえば、「手伝ってくれて、どうもありがとう。ママ、本当に助かったわ」という具合に。
娘さんが、役に立ってうれしいと心から思えるようになれば、しめたものです。つまり、お手伝いの報酬は言葉だけで充分と言うことです。
金品での報酬を与えるということは避けたいものですね。
さらに、もう一点ですが、子どもさんの前での口論は避けましょう。
ここは、育児に関してはパパの協力が必要なことをしっかりとお願いしておきましょう。

スマイル さん、今日からは、ゆっくりじっくりとパパと子どもさんへの愛情表現を具体的に示していきましょう。
ママとしてのやさしさと妻としての寛大さがポイントでしょう。

何か疑問が生じたら、その時点で、気軽に相談して下さい。

(アドバイザー:加藤田稔)




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