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お友達との関わり、言葉でうまくコミュニケーションできない
4才9ヶ月の男の子(一人っ子)について相談します。公立の保育所に通っているのですが、友達との関わり方について保育所では幼いと言われています。
また、友達との関わり合いの中でトラブルを起こしてしまっても眼を合わせない、先生が真面目にしかっても全然我関せずでふざけて対応をする、だから全然言葉が子供に入っていっていないということを感じると言われます。
もうこの年齢になると言葉での友達との関わり合いが必要だし、それを壊そうとする子を排除する考えがあるぐらい他の子が大人にみえます。せっかくクラスの子が話しかけてきててもそれに対して返事をかえすのはまれです。でもそのくせ相手にされていないのが気になっている様子ではあるのですが。

とにかく「どうしてこうしたの」とか言われたときも「言いたくない」んだと言います。何度も言葉で相手に言わないと相手には自分の言いたいことなんて伝わらないんだよといっても頑固な子なのでいじけてしまいます。
言葉についてはかなり早い子供でした。2才になるころには結構しゃべってて、今でも慣れている大人には質問攻めです。性格すべてが子供ならばそれはそれで・・・って感じなのですが、夜は暗いところで一人で寝る、生活ですべき所においては文句はでますが、きちんとかなりできると思います。もちろんきつくしつけていることは絶対にありません。何故歯磨きが必要か、うがいが必要かを説明しただけです。専門的にはあまり関係ないのかもしれませんが。

ただ以前より気になっていたのはほとんどおねだりなどはしない・・・あまり物にはこだわりがない様子でおかしも興味はなく、おもちゃも別に絶対に欲しいという物はないようで、買い物してても私の側で魚を選んだり、掃除の洗剤などを興味深く質問をしたりしています。
なぜガソリンスタンドでは水をまくんだろう、この洗剤を別な使い方をしたらどうなるんだろう・・・。私が答えられないこともあります。でもだからといって頭がいいわけでもなく、字なんて全然読む気もないようです。友達に対して悔しいという気持ちがない、頑張ろうという気がない、本当に究極の我が儘息子なのかなーと思わざるをえません。

毎朝保育園には行きたくない、お腹がいたいといっています。相手の気持ちを考えて話しかけられたら返事する、相手のいやがることはしない・・・などなど言ってはいるのですが、全然気持ちに入っていっていない様子です。でも少しでも自分のことを話題にされると気になって些細な言い方にも何を話したのか問いただします。
自意識過剰で照れ屋といってしまえばそれだけなのかもしれませんが、すべてにおいてひねくれた解釈をして人のせいにしたり、話しをそらしたりするのです。

たとえばクラスの友達とトラブルを起こして、基本的にうちの子供が悪いとします。どうしてこうしたの?こんなことされたら自分だっていやだよね?と大人が言ったとします。でも返事はこうです。「だって××くんだってこの間同じようなことをしていたよ。」とか「・・・ぼくだってこの間されたよ。」と言い訳されます。おそらく状況は違う形なのだとは思います。分かってる同士で喧嘩ごっこをしているのとあまり関わりのない子に説明もなく突然されるのでは相手の感情も全然違ってきます。それが全然理解できないのです。本当にどうしたら素直に前向きになってくれるのかアドバイス御願いします。近所の友達と遊ぶときは少しは相手を考えているようには思います。私がついているからだと思いますが。

去年はクラスの友達から何か一言でも言われたらびくついていました。よく泣いていました。今はあまり泣きません。
いろいろな興味に対しての返事や、新しいところに行きたいなどの欲求だけしかないので、特に甘やかしているつもりは今まではありませんでした。でも保育所であまりに我が儘なら、家でなにかしら甘やかしているのでしょうか。
去年までは全然でなかったクラスの子供達の名前が少し言えるようになりました。相手の気持ちなどについて絵本で質問したりすると必ず「わからない」という返事が返ってきます。とても自信がない様子だったのでとにかくいろいろな面で褒めました。そしてパパとママやおじいちゃん、おばあちゃんにとって大切な子だということを去年は言い続けていました、だからだめな子ではないんだということを。表現がかなり幼いだけなのでしょうか。親がしてあげるべきことをアドバイス御願いします。
来年は年長なので少し保育所以外で親も含めて活動の場を広げていきたいと思っています。

(やっこ さん)


やっこ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容、拝見いたしました。やっこさんの、わが子に対する懸命なお気持ちが文章の端から伝わってまいりました。そのひたむきなお気持ちをお察し申し上げます。

先ずご相談の文章を拝見し、きっと理解力のある、感受性の強いお子さまなのだろうな、と思いました。説明しただけでできる面があるということ。歯磨きの例でもわかります。理解力がなければ到底できません。
子どもと言うもの、基本的には後先のことを考えず、自由奔放なものです。でも、中には感受性が強いお友達もいます。でも、その感受性の表現方法が人によって違うものなのです。

やっこさんのお子さま、理解力はある。感受性も人一倍強い。でも自分の感情をどう表現していいか判らないだけ。そんな気がします。例えば先生から注意された。自分では何をしたか、その行動がいいのか悪いのか、全て判っています。でも、それをどう表現するべきか。そこが上手くできないだけではないでしょうか。

> 先生が真面目にしかっても全然我関せずでふざけて対応を
> する、だから全然言葉が子供に入っていっていないという
> ことを感じると言われます。

この部分が最も端的に表していると思います。子ども同士のトラブルでも、必ず双方に「言い分」はあります。結果的に自分が悪かったとしても、その原因の何%かは相手にも責任がある。その部分を理解して欲しい。それを認めると自分が100%悪かったことになる。それが我慢できず、先生の言う事、全てを無視することによって「僕にも理由があるんだよ」ということを訴えているのではないか?と思いました。
本当に相手のことを考えないのであれば、他のお友達の様子が気になるはずはありません。

この解決方法ですが、とりあえずお家でも言葉による説明を中心にしてください。
お母様は「あれ」とか「これ」でも「水が飲みたい」「お腹がすいた」ということを訴えていることが判ります。でも、ちょっと我慢して
「何が欲しいの?」
「水!」
「水だけじゃわからない。水をどうするの?」
「水が飲みたい」
「ちゃんと言えてえらいわね」
こんな感じで何をどうして欲しいのか。これをちゃんと言う練習をしてみてください。少し時間はかかるかも知れませんが、これが一番効果的な方法ではないか?と思います。

そして…少しでも改善が見られたら、オーバーな位誉めてあげてください。誉められてうれしくない人はいません。大人だってそうです。「自分が変わることによって、こんなに喜んでもらえる」という経験、きっと大きな励みになるでしょう。感受性が強いだけに、そのことを一番判るのはお子さま自身です。自分の気持ちを表現する方法がわかれば、一気に解決するようにも思います。もう少しの辛抱です。ちょっと試してみてください。

(アドバイザー:井上智賀)


やっこさん、こんにちわ。
えんどうです。

お子さんの姿について、お子さんの担任と相談してみては、いかがでしょう。
毎日姿をみている保育者は、どんなことに気をつけて、接しているか。

両親やまわりの大人が大切に思っていることを伝えてみたり、誉めたりすることは、すごいと思います。
自分が大切にされている思いが、生まれると思います。
ただ、片方で、相手のことを気にするようにというのは、お子さんにとっては、とまどいになってしまうかもしれません。

友達との関係で、まず、お子さんの気持をうけとめて、「○○君(息子さん)は、そうしたかったんだね。」それから、どうしてしたのかを聞いていく。
相手のことより、自分に向いてくれてると思うように、言葉をかけていっては、と思います。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


こんにちは、やっこさん、浜田です。

何を言っても、叱られる、悪いと言われる事が分かっていると「言いたくない」になってしまうのではないかと、思います。このパターンはよくあります。
「どうしてこうしたの?」と聞くならまず、一度は言うことを受けとめてあげて欲しいと思います。

保育士さんも同じ叱り方なのかもしれません。ふざけたり、目を合わせようとしなかったりすることは言葉が入っていないのではなく、入れようとしていないのでしょう。
わがままだと決め付けてしまうと、なかなか自分の想いを分かってもらおうと努力しなくなるのかもしれません。

友達とのトラブルが多いことは、それだけ友達との関わりがあることです。
だから、友達の名前もよく出てくるのですよね。トラブルは一見マイナスばかりともいえません。
これから、トラブルを繰り返す中で友達との関わりを学んでいくと思います。

集団を用意して、集団生活や遊びの中で育ち合っていくようにするのは保育士の仕事です。
具体的な話しを聞いて保育所の様子を知ることは大事ですが、また帰って叱るというのはやめた方がいいと思います。

いい所をみつけてみとめていくという事は簡単そうで難しいです。悪いことはすぐ目に付くのですが、私も我が子をよく叱っていたので、実際には難しいですね。

(アドバイザー:浜田栄子)


始めまして田中和子です。

4歳にもなると大人の言動に素直になれない子供はたくさんいます。
子供同士の関係の中でそれは少しずつではありますが解決していくことです。

何かことがあるときに、丁寧に聞いてあげるとこはもちろん大切ですし、時には駄目なことは駄目としっかりと伝えることも大切だと思います。
なかなか自分の思いをうまく表現できずに本人も困っているのかもしれません。
察してあげることも必要かと思いますが、もちろん相手の気持ちを知らせることも忘れてはいけないと思います。
こういう繰り返しを経て、子供は一つ一つ学習していきます。
出来ないではなく、今学習の真っ最中と考えてはいかがですか?

何故の質問に対してはすべて正解を教えるのではなく、逆に「どうしてなんだろうね?」と投げ返して、答えを聞き出すことも必要かと思います。
そうすることで自分で考える機会も増えてきます。

誰もが人間関係をうまく取れるとは限りません。
取れるように、大人が長い目で見てあげることも必要ではないでしょうか?

(アドバイザー:田中和子)




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