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幼稚園・保育園 その他
行事に参加できない娘に対して、2学期から先生方の接し方が変わり、とまどっている様子
先日は回答を頂き有難うございました。
今までの幼稚園の方針が団体行動の苦手な子供に対し『今は目で見る参加の時期なので、無理にはさせないで!ただ幼稚園を嫌がってもお休みはさせないで!』との先生方の考え・接し方でしたが、2学期からは担任の先生に、少しけじめをつけて、接して行きたいと言われました。

2学期の保育が始まり『夏休みどこに行きましたか?』との質問に1人1人順番にマイク(おもちゃ)を使って、発表していく場面があったのですが、娘の番になったら涙ぐんだようです。先生も多分苦手な分野なので、駄目だろうな〜っと予測はしていたようですが、他の子と変わらずの態度で接してみたが、やはり泣き始め、それでも先生は『泣かなくて良いよ〜何処行ったか皆に教えて!』と言ったものの大泣きになってしまい、順番をはずし、最後に回し最後には小さな声でしたが発表をしたようです。

先生は園生活も半分を過ごしてきて、そろそろやる時はやる。発表の時は発表を、それが当たり前のスタイルに・・・との考えです。

先生のそのスタイルには私も賛成ですが、娘の方は、今までなんでもOKだったのが、いきなり・・・と言うことも有り、困惑しているようです。
毎朝「○○チャンが嫌でやりたくない事でも、頑張ってやってみて、もしかしたら凄く楽しい事かもしれないよ」と言って娘を園に出すのですが、逆に娘から「今日は何をするの?」と聞かれる始末。

園の行事、はずかしくって出来ないけど、やってみたい!って言う気持ちが良く分かるんです。家に帰宅して、真似てやってみたり・・・。
後1歩踏み出してくれれば、何でもこなしてくれる。そんな気がするのですが、その1歩が・・・。
以前にも有りましたが、私に出来る事は、娘の話を聞く。その他に何か無いのでしょうか?お友達との関わりを濃くすれば、もっとすんなりその子達と自然に入っていけるかな?とも思いますが。良きアドバイスお願い致します。

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以前のご相談:
園の行事に参加できない、年少の時できていたことが年中になってできない

(かいママ さん)


かいママ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。前回のご相談も含めて、私なりに考えてみました。その前にちょっと脱線しますが、以前ある幼稚園(公立)の園長先生とお話した内容をお伝えします。

ある園長先生が「うちの教員、なっていないのよ!」とおっしゃりました。「何でですか?」と聞いたところ「だって、子どもが伸びてきた時期に、ちょうど『集団遊び』を取り入れていたので、誉めてあげようと思って『何でこの時期に取り入れたの』って聞いたら、答えが返ってこないの!」とおっしゃるのです。私は「無意識のうちに、それが理解できているのだから、素晴らしい感性を持っていらっしゃるのではないですか?」と言いましたら、ハッと気付かれたようで「そうよね〜、でも、ちゃんと理論的な背景も欲しいのよね〜」と言われました。

この例ですが、いくら知識や理論をわかっていても、目の前の子どもが今、どんな状況にあって、何を欲しがっているか。何が必要なのかを察知する感性がないと、的外れな保育になってしまう、ということです。

かいママさんのお子さまの担任の先生、その意味で非常に感性の鋭い方だとお見受けしています。

> 園の行事、はずかしくって出来ないけど、やってみたい!って
> 言う気持ちが良く分かるんです。家に帰宅して、真似てやって
> みたり・・・。

多分(予想ですが)、このことを察知していらっしゃるのでしょうね。だからその「やってみたい」という「思い」を一歩踏み出せる「きっかけ」のようなもの。これを探っていて、今回の「発表」のような活動を取り入れたのでしょう。

子どもは夏休みを過ぎると、飛躍的に成長します。その時期をわかっているだけに、「ここで自信をつけてもらい、大きく飛躍する時期にしたい」と思っていらっしゃるのでしょう。実際お会いしていないので、何とも言えませんが、察するところ感性の鋭い、子どものことをよく判っている素晴らしい先生です。「この子に」あった活動を、無理なく、少しづつ取り入れ、ちょっと努力すれば乗り越えられる「壁」を用意し、それができた時の自信を積ませよう、そしてもっと積極的になって欲しい…。こんなお考えだと思います。決して乗り越えられない壁を作るようなことはないでしょう。この先生にお任せしていれば大丈夫だと思います。

ことわざにもあります。「かわいい子には旅をさせろ」と。今の経験、そしてこの壁を乗り越えた時、きっと大きく成長されたお子さまの姿が見えることと思います。
親子ともども、今は我慢の時期です。励まし、見守り、共に成長したこと・努力したことを認め合ってください。

私からもお願いいたします。

(アドバイザー:井上智賀)


かいママさん、こんにちわ。
えんどうです。

もう1歩のところまで来ているようですね。
その1歩は、自信をつければ踏み出せるのではないでしょうか。
できたことを、少しおおげさくらいにほめていく。
誉めることで自信がつきます。

小さな声でも発表できた、とってもすごいです。
お家では、園のことを真似てやってみることができる。
お子さんのささいなことを、誉めていくときっと1歩が踏み出せる事と思います。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


かいママさん、こんにちは。吉岡です。

前回のご相談、拝見いたしました。

> 先生のそのスタイルには私も賛成ですが、娘の方は、今まで
> なんでもOKだったのが、いきなり・・・と言うことも有り、
> 困惑しているようです

そうでしょうね。しかし、娘さんにその時期が来たと判断したからこその試練なのではないでしょうか?

> 後1歩踏み出してくれれば、何でもこなしてくれる。そんな
> 気がするのですが、その1歩が・・・。

あとは娘さんの成長を楽しみに待っていてあげることが、かいママさんに出来ることではないでしょうか? 先回りせずに、少し娘さんの様子を気長に見守ってあげて欲しいな・・と感じました。

お友達の関係なども多少影響はあるかと思いますが、やはり最後は、娘さん自身の生きていく力がついてくるまで辛抱して見守ることが、今後の園生活やひいては就学後の生活にとって重要かと思います。

どうか娘さんの泣き顔も笑顔も、かいママさんの大きな愛で包んでやって下さい。どれも娘さんにとって必要なことなのだと思います。

(アドバイザー:吉岡博子)


かいママさん、こんにちは。はじめまして藤原です。

前回のご相談の件をもう一度改めて拝見させて頂きました。

小さな声だったけれど発表できたということですので、これはすごい前進だと思います。

とてもよい幼稚園のようですし、担任の先生もお子様のことをとても親身になって考えてくれる先生のようですので、全面的に先生の考えを信じてみてよいと思います。

その担任の先生が2学期からは少しけじめをつけて接して行きたいとおっしゃってきたということは、お子様になんらかの変化があって、大丈夫かもしれないと思ったからGOサインを出したのだと思います。

「無理には絶対にしないで」と担任の先生からお母様にお願いをしていたくらいですから、その先生が無理をさせるはずがありません。

1学期のように「目で見る参加の時期」のままずっと過ごしていても、お子様は何も変わらないで卒園してしまうことになります。

何かきっかけがないとお子様の「やってみたい」という気持ちが埋もれてしまいます。

そのきっかけ作りや可能性をうまく引き出すのが幼稚園の先生での役目です。

お子様にとってもお母様にとっても辛い時期になるかもしれませんが、お母様は担任の先生を信じてお子様を見守るだけでいいと思います。

泣きながらでも出来た時にはめちゃくちゃ誉めて喜んであげてください。
子どもはお母さんが喜ぶ顔が大好きなはずです。
すると次もお母さんの為にがんばろうという気持ちに繋がると思いますよ。

朝の会話ですが、気分的にも楽しいことがあるんだと思えるように
「今日は何をやるんだろうね。楽しみだね。何をやったか教えてね。」
という具合に会話を少し変えてみてはどうでしょうか。
(「嫌」というマイナス的な言葉を使わないようにするのです)

そして泣いて発表した顔を写真やビデオに沢山収めて、成人した時にでも、こうだったんだよーと思い出として語ってあげるという、ずっと先のお楽しみ作りにしてしまうのはどうでしょう。
そうすることによってお母様とお子様の間にゆとりがでてくると思います。
(泣かずに発表してくれないかなという気持ちから解放されるという意味です)

歌や踊りなどやること自体が嫌いなわけではないのですから、徐々にできるようになる時が必ず来ると思います。

安心してお子様の成長を見守って、お子様の成長を充分楽しんでくださいね。

普通にできる子どもの成長を見守るよりも、できるようになった時の感動はより大きいはずですから。

(アドバイザー:藤原ゆみ)




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