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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
言葉が遅いのは話かけが足りないから、オムツが外れないのは対応が甘いからと言われる
3歳の誕生日を迎えた男の子です。
言葉が遅く、興味のある電車のアナウンスとかぷーさんのビデオの台詞とかばかりしゃべっていて、なかなか普通の会話になりません。
話し掛けても受け答えせず、他のことをしゃべっています。

「○○って言ってごらん」と言うと真似して言うこともありますが、「おしっこ出るって言ってね。」「トイレ行く?」という言葉には無視です。
いただきます、ごちそうさまでしたの挨拶はいつも大きい声で言えます。

絵本を読み聞かせたり、サークルに参加したりしていますが、私の話し掛けが足りないんだと母親に言われました。
あと、トイレに関して嫌がるときは仕方ないと無理せずゆっくり構えていると、そんなだからおむつが外れないんだとも言われました。
個人差があることくらいわかっているけど、私の対応が甘いのだと言います。

私のやり方は間違っているのでしょうか。
厳しくしても余計にこじれるものだと思うのですが。
楽しく歌いながらなどすれば座りますが、なかなか出ないです。
もし3歳から幼稚園に行くとしたら、オムツで通ってもいいとはいっても、やっぱり親にしてみたらとんでもないことらしいので、3歳から入れるのを戸惑っています。

3歳児検診に行ったら、きっとまたたくさん話し掛けるようにって言われるだけなんだろうと思うと気が重たいです。
文章がまとまらず申しわけありません。
よきアドバイスをお願いします。

(あすみ さん)


あすみ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。

先ず最初にお断りさせていただきます。育児にルールも正解もありません。たまたまその子の性格にあたっただけのことで、その方法が正しかったという証明にはなりません。誰だって悩みながら、試行錯誤のうえ、「これでいいのだろうか」と疑問に思いつつ行なっているのが育児です。2人、3人とお子さまのいる方に聞いてください。大多数の方は「上の子のときはこうだったけれど、下の子は…」という話をされるはずです。どちらかの子育てが上手くいかなかった。上の子の時に成功したものが、下の子には通用しなかった(逆の場合もあります)そんなことを教えてくれるはずです。だから悩む必要ありません。それが育児なんです。私だって2000人を越す子どもに接しました。ひとり一人違います。これだけ大勢の子どもを見ながら、自
分の子どものときは迷います。「これでいいのだろうか?」「わが子の性格を考えた場合、どの時期にどんな言葉で注意してあげるのが良い方法だろうか?」余計悩んでしまいます。誰もが同じです。

あすみさんのお母様のご指摘、それはあすみさんのお母様が育児をされていた当時には正解だったと思いますが、社会情勢が変わった現代にも100%そのまま通用するものとは思えません。もちろん母親の愛情は必要不可欠ですし、言葉がけの重要性も同様です。少ないよりは多いほうがいいに決まっています。
お母さまのアドバイスも、育児書も、あすみさんご自身で「これは使える」と判断されたものだけ取り入れ「私、それは違う」と思ったら取り入れない。これで充分ではないですか?

オムツにしても、いつかは外れます。生まれ月の関係で、ちょうど外れる頃が夏なら早めに卒業できますが、冬場の場合、ちょっと長くなる傾向があるようです。言葉についても同様です。身体の発達著しいように、発声器官だって同じように発達しています。ちょっと「早い・遅い」があって当然。この時期の1ケ月、大人の数年分にも相当すると思いますので、あまり気にすることなく、おおらかに接することが一番と思います。器官がちゃんと機能するようになれば、自然に出るようになるものです。育児の方法が良かったから言葉が出るのなら、こんな簡単なことはありません。
あなたの子育て、それでいいのです。

(アドバイザー:井上智賀)


あすみさん、こんにちは。
吉川です。

毎日頑張って子育てしていることを一番認めて欲しいお母様から指摘されると、落ち込んじゃいますよね。

でも、あすみさんのせいなんかじゃないですよ。

もちろん言葉がけはしないよりしたほうがいいのは確かですが、いっぱい言葉がけをしたから、必ず早くしゃべるとは限りません。

それに少しくらい早く話せるようになったからといって、長い人生において、たいした差はないと思います。

オムツも同じ!
1〜2年早く取れたところで、差があるのはおむつ代くらい(笑)です。

無理やりさせようと怖い顔で連れて行かれるトイレより、出ても出なくても、ニコニコ笑顔で歌ってくれるトイレの方が絶対好きですものね。

ずっと(大きくなっても)トイレでおしっこがでない!なんてことはないのだから、今のやり方で問題ないと思います。

親の世代はオムツは早く取ったものが勝ち!みたいなとこがありますものね。
反論してもややこしいので、聞き流しましょう!(がんばって!)

検診でもけっこう頭の固い保健士さんもいるようです。
こちらも参考になることは聞いて、後は聞き流しましょう!

子育ての方法に正解はないのに、いろいろな人の意見に振り回されると身が持ちませんものね。
自信を持って頑張ってくださいね。

(アドバイザー:吉川純子)


土居です。ご指名ではないですが、私も似た経験がありますのでお話させてくださいね。

うちの長女も言葉が遅かったです。
私も「もっと話し掛けるように」とか言われました。
いっぱい話し掛けました。はたから見てると1人でしゃべってました。
それでも子供の発達はいまいちだったりすると、落ち込みますよね。

ちゃんと挨拶は大きい声でできるだなんて、おりこうさんじゃないですか。サークルに通われたり、絵本の読み聞かせをしたり、あすみさん、とってもがんばってらっしゃると思います。

健診で「いっぱい話し掛けてるんですけど・・・」と説明なさるといいと思います。必要であれば療育や診察の勧めもしてくださると思いますし。

私が思うには近いうちに言葉はどんどん増えて行くのではないかと思います。半年前や1年前と比べてどうですか?成長したのでは?
言葉の受け答えはなかなか、でも顔を見てはくれるのですよね?

それからトイレの方は無理強いせずにのんびりでいいと思います。
うちの子供達は2人とも3歳半を過ぎてから取れましたよ。
本当にいきなりでしたから、悩むだけ損という感じでした(笑)
次女なんか、入園したその日からトイレへ行きだしたのですから、びっくりしましたよ。

(アドバイザー:土居聡子)


こんにちは あすみさん 浜田です。

言葉は個人差が大きいですね。
言葉が遅いのは話し掛けが足りないからだというのは短絡的です。
寧ろ、話し掛けすぎるのも子供にとって迷惑です。

相手に伝えたいという想いが育ってきていても、相手がずっとしゃべっていたら、想いをしぐさや言葉で伝える余地がないですよね。
また、毎日の生活が楽しかったり、嬉しかったり、驚いたりするような遊びや活動があることも大切だと思います。
そして、周囲に言葉のやり取りを楽しめるような子供がいるといいですよね。
だから、絵本の読み聞かせやサークルに参加することはいいいことだと思います。
また、しぐさや、指差しで訴えるような時は黙って要求を満たすのではなく
「このぼうしがいるの?」「靴をはくの?」想いや要求を言葉でかえしてあげるといいと思います。

トイレトレーニングのことですが、私はあすみさんの考えていることでいいと思います。親としての体面や評価を気にしたり、他の子と比べたりして子どもさんを追い詰めるのは、よくありません。
あすみさんはよく解っていらっしゃるので、お母さんが言われることは聞き流して、子どもさんのことを大切に関わってあげてください。

一番子どもさんを理解して見守れるのは、あすみさんです。
あせらずゆっくり成長を見守ってあげてください。

(アドバイザー:浜田栄子)


こんばんは、田中和子です。

話かけというのは「〜言ってごらん」ではなく、「これおいしいね」「雨が降ってるね」など言わせるのを強要するのではなく、自分自身が思っていることをまずは子どもさんに伝えることだと思います。
年齢を考えて焦って、言わせることに目がいってませんか?
言葉はまずは真似をすることから始まります。
子どもさんが言ったことを「〜だね」と相槌を打つだけでもずいぶん違います。
決して話しかけが足りないのではなく、焦りがそういうような言葉かけになりがちになっているのではないでしょうか?
返事がなくても、それはそれでその子が吸収している時期だと思いながら、絵本一つでも問いかけたり、それにお母様自身が「〜だね」と答えながら、子どもさんはそれを耳にすることが大切だと思います。

トイレのことは歌いながらと言うのはとてもいいことだと思いますよ。
なかなか出なくても、何回かの1回が出ればほめてあげる。
それで嬉しくなって、又次につながる。子育てはそんなものです。
3歳児でも初めて園に来る子は紙パンツの子もまだまだいますよ。
布パンツで出たことがまずは気持ち悪いと思えること。それを伝えようとすること。
それからお便所(オマル)でしようとするというように順番があります。
今はお母様の努力で座って出ることもあるようなので、ずいぶんステップを踏まれているのではないでしょうか?
自信を持ってくださいね。

(アドバイザー:田中和子)




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