パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
園でパニックを起こしている様子、登園拒否もするようになった
こんにちは、早速ですが、相談をさせてください。
3歳6ヶ月の男の子の母(35歳)です。
私は、昨年の7月別居で11月に調停離婚を致しました。
原因は夫の暴力です。当時息子は、私が夫から殴る蹴るされても一人で何事もなく遊んでいる子になってしまっており、それを危惧して別れた次第です。

現在息子は昨年の10月より区内の公立保育園に通っており、約一年になろうとしています
私も現在は、保険外交員として朝の9時から午後4時まで月〜金で働いています。
近所に私の実父母(70才前後)も住んでおり、よく遊んでもらったり、たまに私の仕事の都合でお泊りしたりしています。

7月の終わりごろに、4月に新しく赴任された園長先生に私は呼び出され、息子の保育園の行動についてご指摘を受け、10月に、巡回のカウンセラーの先生に息子を引き合わせるということを言われました。
息子の問題行動とは、何か気に障るとパニックのようになって泣き叫んでいるということでした。
確かに、以前ほどではないにしても家でもそういう泣き方をすることがありました。
でも、よく笑うし、怒ったり拗ねたり、とても優しいところがあったり、数字が大好きでもう100以上も数えられたり、しりとりやすごろく、プールが大好きで一日中話をしているような子です。
3歳児検診の折には何も言われませんでした。

私は育児が始めてなので、わからないままお願いしましたが、その後、カウンセリングの勉強をしている知人に、それは愛着不全と分離不安だと言われ、重大なことが起こってるんだよと言われました。
家でそういう泣き方をしなくたって、保育園で多くしているのも大きな問題だ。家でそういう風に甘えられなくなったからだと言われました。
また息子と逢った事のある友達にも障害者級に情緒不安定で、母親が確固たるモノをもってないし、しっかり叱ったりしてないからそうなるんだとも言われました。
私が自分自身に甘いからなのですが、とても責められているような気がして、その両者の言葉にとてもとても長い間悩みました。

悩んでいた矢先、8月中旬から息子は登園拒否を猛然とし始めました。
以前からも多少はあったのですが、ここ2週間ほど酷く毎朝どうにかこうにか登園させています。

それで、今日の夕方お迎えに行った時のことで気になることがありました。
おやつの時間に出た干し葡萄入り蒸しパンの干し葡萄を園長先生が息子の分を綺麗に取ってくれましたよと担任の先生から言われたので、帰り際園長先生が見えられたので「干し葡萄ありがとうございました」と何の気なしに御礼を言いましたら「あぁ〜また取っておかないとパニックになって泣き叫ぶから先に取っておいたのよ」と言われました。
そのときは、あぁそんなもんか…と思ったのですがよくよく思い返してみるとなんだか…ちょっとそういう理由でなのか…とがっくりきたと同時に少し怒りが沸きました。
思い返してみると、昨日大泣きで登園したときにその園長先生は「近所迷惑になるから早く中に入りましょう」というようなことを言い息子を教室に入れていました。
文で読むと普通なことなのかもしれませんが、何か違うニュアンスを感じたのです。

最近息子が登園拒否してることと少しは関係があるのかな…とも思いました。

今は担任の先生と区の保育士さんに相談をしようかな…と考えています。
かなり考えすぎてどうしていいのかわからない状態です。
自分自身心療内科に行こうかなとも考えました。
長文失礼いたしました。
どうか宜しく相談にのってくださいませ。

(鷹羽 さん)


樋口夕子です。

園長先生の言葉、ちょっと無遠慮だな・・と感じました。
お子さんや鷹羽さんのお気持ちを考えてないような発言に思え、ちょっとどうかな、という気がします。
担任の先生に、園長先生やお友達との関わりを少し聞いてみるといいかもしれませんね。

お子さんに対する対応の仕方で、登園拒否の原因が見えてくるのではないかと思います。

別居や離婚などで、多少のストレスを感じているのもあるかもしれませんね。
お仕事がお休みの日に、スキンシップをしっかりとって、たくさん会話をしてあげることで、だんだんストレスも解消されるのではないでしょうか。

カウンセラーの先生とも、よく話し合って、お子さんが安心して楽しく過ごせるようにしてあげてくださいね。
そうなることで、鷹羽さんも落ち着いて暮らせるようになると思います。

(アドバイザー:樋口夕子)


鷹羽 さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上でし。ご相談内容、拝見いたしました。先ず鷹羽さんの頑張りに最大級のエールを贈らせていただきます。

先ずパニックの原因ですが、わたしは、実際鷹羽さんのお子さまと遊んだことがないので、このご相談文からのみの情報で判断させていただきますが、やはりかなり我慢していた様子が伺えます。きっと優しいお子さまなのでしょう。ご主人と鷹羽さんのやりとりを聞いていても、そこで何か言ったりしたら、問題がよけいこじれる可能性があることを本能的に察知していたのでしょう。これ以上鷹羽さんが暴力を受けることのないよう、黙っていることが最良と判断されていたのだと思います。

次に保育所でパニックを起こすことについて。これもお母様に心配をかけたくないあまり、お家では我慢されていて、その我慢が限界に達し、保育所で何かあったとき(保育所では些細なことと思っていても)爆発するのではないか、と推測しました。
こう言っては申し訳ないのですが、保育所も鷹羽さんのお子さまの「気持ち」を汲みきれないようです。所長さんもこのような施設の長であるなら、もっと子どもの心理を理解し、子どもの気持ちに寄り添ってあげないと根本的な解決にはならないように思います。
推測で物を言うのは失礼なことは承知のうえで言わせていただけるなら、多分所長さんは事務職あがりの方で、保育士のご経験がないのでしょう。子どもの目線で物を見る態度というものを感じません。世間体(区から指導・注意されることが怖い)だけを気にしているようにも見受けられました。

カウンセリングの勉強をされている知人の言葉、これは無視してください。カウンセリングとは「相手の気持ちに寄り添い、自分で自分の気持ちに整理をつけ、自分で行動しようとするため、背中に寄り添い、最初の1歩を踏み出す手助けをする人」でなくてはなりません。(私も栃木県カウンセラー協会の講習をうけ、初級カウンセラーの資格をいただいています)
「それはこうですよ」と助言するのはカウンセラーの仕事ではありません。あくまでもカウンセラーは鏡に徹し、相手の言う事を聞き、もつれた気持ちを整理してあげ、本当の問題点がどこにあるのかを相談者自身が気付く「手助け」をする人です。
その意味からしても、まだまだカウンセラーの資格はありません。多分、自分が勉強していたことを言ってみたかっただけ。そうお考えください。

これらのことを総合して考えるなら、先ず鷹羽さん、ご子息様と本来過ごすはずだった時間と空間、そして母子関係をもう一度再構築することから始めてみてください。時間の許す限りお子さまと一緒にいて、何を考え、何を思っているのか。聞いてあげてください。その「聞く」ということが最も落ち着く特効薬のように思います。
お母さまのことを気遣うことができる心優しいお子さまです。きっと自分の気持ちが整理できたら、パニックを起こす回数も減るように思います。ちょっと時間をかけながら様子を見てください。お願いします。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは 鷹羽さん 浜田です。

大変な環境の変化のなかで、精一杯頑張っていらっしゃるのですね。
今まで、つらいことやしんどいことなどあったでしょうが、子供さんにとってはあまり理解できにくいことも有ったでしょう。納得できぬままに受けとめていかねばならない現実は、表面に見えるより、大変であると想像します。

行動のコントロールが出来にくいのは、今まで押さえていたものをもういちど吐き出して、自制心を育てるためにやりなおしているのだと思います。よい子で無い部分(パニックや登園拒否など)も受け入れてあげてほしいと思います。
「ここが気に入らんの?しょうがないな。こまったなあ。」
「保育園行きたくないときもあるよね。」
「お母さんも仕事行きたくない時もあるよ。でもいかんとあかんねん」など。

子どもさんの想いに共感してあげて欲しい、頭ごなしに叱るのは悪循環だと思います。
自分でもあかんなとわかっててもどうしようもない時がありますから、お母さんは自分のことをわかってくれるという安心感が自己コントロールを育てることにもつながると思います。

しかし、それを見守る大人が、子どもさんを愛情を持って接する人でなければ治まりにくく、登園拒否にもつながるのではないかと思います。

園長先生の言動は、まわりの評価を気にしていて本当に子どもさんのことを心配していないので、子供さんも不信感をもって登園拒否をするのでしょう。

あせらず、子どもさんのしんどい気持ちに寄り添ってあげてください。

(アドバイザー:浜田栄子)


はじめまして、げんきです。
お手紙拝読いたしました。

これは、僕の意見ですので多少みなさんと違いがあるかもしれませんが、異常ではないと思います。

たしかに愛着不全と分離不安というものはあると思いますが、これはほとんどの子がそうです。

僕たちが育った時代とは現代は、まるで違います。

だから密着度は、昔と比べればかなり少なくなり、その分、当然こういうものは発生するからです。

内容だけでは判断はしにくいですが、この子にとっての愛情の要求の向けばは園にはないような気がしました。

多分、お母さんには今まで以上にひっつきたくなるはずです。

色んな意見が周りからあるかもしれませんが、こどもさんを信じて愛情を注ぐことが一番大切です。

僕も離婚しているのでよくわかるのですが、離婚している親と子=愛情の欠如と勘違いされるのは事実です。

もし、お母さんの中にそういった引け目を感じる部分があるとしたら、それは捨ててくださいね。

園の意見は意見として、それでよしとして、自信を持って子育てしてくださいね。

応援してます。

(アドバイザー:岸本元気)


こんにちは、鷹羽さん。加藤田です、よろしくお願いします。

鷹羽さん、知人やお友達からの言葉でかなり悩まれたようですね。

まず、パニックの件ですが、泣き叫ぶということは、不満や不快、不安などに自分を抑え、我慢して、いるような状態の時に、何かのきっかけで、その我慢ができなくなった時の表現の一つです。
息子さんの年令では、自己表現やコミュニケーションのとり方が未発達の状態ですから仕方がないことです。それが、他のお子さんより多少強く出てしまっているのでしょう。

それは、鷹羽さんが、別居に至るまでの家庭環境に起因していると思われます。息子さんは、両親の厳しい状況を眼のあたりにし、相当のショックがあったはずです。
小さな心で、厳しい状況から逃れるために、無意識に自分を抑圧させてしまったのではと思えるのですが。
しかし、環境が変わり、無理に自分を抑える必要がなくなったのですが、まだまだ、大きなショックから癒されていないのですから、無理もないことです。 
ここで、早く息子さんの心を癒すことお勧めします。
まず、区の保育士さんに相談されると良いでしょう。
その時に、箱庭療法についてお尋ねしてください。
そして、児童相談所を紹介していただき、箱庭療法を受けるようにすると良いのですが、同時に、鷹羽さん自身がカウンセリングを受けることをお勧めします。
つまり、児童相談所で、同日同時刻に息子さんは、箱庭療法、ママは、カウンセリングを受けることができるようなスケジュールを希望してみてはどうでしょうか。

親子共々心が晴れやかになり、楽しい生活が取り戻せますよ。

(アドバイザー:加藤田稔)


こんばんは、田中和子です。

実際に息子さんにお目にかかってないのでなんとも言えないのですが、人間同士の付き合いですから、園長先生との相性も深くあるかもしれませんね。

パニックを起こすのはどんな子でもあるのですが、それをすごいと思うか、子どもだからと思うかはその人次第と言う部分も多大にあるかと思います。

離婚でお母様自身もしんどい思いをされ、子どもさんも又しんどい思いをされたことと思います。
そのあたりを踏まえたうえで、子どもさんに接することも保育をする者にとっては大切だと考えます。
確かに親に余裕がなくなると子どももそれを察して家の外で出すと言うこともありますが、それならば保育現場はそれを受け入れるのが仕事ではないかと私は考えています。

お母様自身の生活が安定してくれば子育てにも余裕が出ますし、今は逆に焦らずに子どもさんに接するのが良いのではないでしょうか?

保育園に対しても、自分もしんどい時期だと言える先生が見つかるといいのですが・・・。

もちろん子育てをする中で駄目なことは駄目と言えることは大切です。何でもOKにしてしまえば子どもは社会の中で必ず壁にぶち当たります。
そのあたりは子育てをするうえでは頭に置きながら、あまり自分自身を責めずに、余裕が持てるまで少し長い目で見てはいかがでしょうか?

(アドバイザー:田中和子)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed