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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
毎日上の子にイライラ
2歳7ヶ月の男の子と、もうすぐ8ヶ月になる女の子の母です。
毎日上の子にイライラしています。

前から、上の子は私にべったりで何をするにも母親の私じゃないと駄目なのです。
それはそれで、可愛いのですが下が産まれ、私の手も下へ掛かるようになり気持ちの余裕が無いのでしょうか、上の子がする行動に毎日イライラしてしまいます。
怒鳴ったり、頬を叩いたりすることもたたあります。

叱って育ててはいけない!と言うのは分かってますし、ましてや叩くなんてもってのほかだって分かっているのですが・・・。
私が怒鳴るせいか、息子まで大声をだして癇癪を起こすようになってしまいました。
全て、私が悪いって分かっているのですが、自分で自分を抑える事ができません。
子供は可愛いです。これは心から誓って言えます。
なのに、怒鳴って叱ったりする自分が情けなくて・・・。

最近では、私が怒ると「ママごめんね。ママ笑って。」と言うのです。私は泣きながら自分の叱った事を後悔して、「ママこそごめんね」と我にかえるのです。

主人は、私が叱っている事は息子が悪い事をした時だから、仕方がない。と言うのですが、私の中ではもっと根本的なものが引っかかっているのです。
と言うのも、私は自分の両親に叱られて育って来たのです。時には叩かれた事もあったし、それが当たり前だと思っていました。悪い事をした、言う事を聞かなかったから叩かれた。小さい時はそういう環境で育ってきたので、今で言う褒めて育てると言う事は全くされませんでした。
方や主人は、その逆で褒められて育ってきたのです。しかし、それは私も主人の両親はすばらしいと思うし、主人自身のびのびと育てられたのだなと思うくらいおおらかな性格です。勿論、両親に手を挙げられた事がないのは当たり前・・・。
私は自分の両親には感謝していますが、やはり叱られて育ったせいか、どこか親にビクビクしてて、それがすごい嫌だったのです。
なのに、今自分がしてる事は、自分の親と似たやり方で叱って育ててるのです。

それに、主人のご両親のような育て方ができない自分が駄目に思えてきて、このままでは息子の性格が歪んでしまうんじゃないかと不安でたまらないのです。
今は、手を挙げることはしてはいけないと自分で抑えています。でも、怒鳴ったりするのはまだ治りません。
どうしたら、自分の心の底から子供を褒めて優しく接してあげることができるのでしょうか。今本当に辛いです。

(めーちゃん さん)


めーちゃん さん、旭幼稚園の井上です。ご指名ではないのですが、ひとことよろしいでしょうか?

幼児期の体験というものは、その後の人生に大きな影響を与えます。ですからめーちゃんさんが、叱られて育ったので、つい自分もそうしてしまう。これも仕方のないことかも知れません。ただ、どうして叱ってしまうのか。その原因についてお考えになったことはあるでしょうか?
私が推測するところなのですが、ついイライラして怒ってしまう。これはお子さまの行動にも原因があるのかも知れませんが、「子どもはこうあるべき」という強い理想があるのではないですか?それは素晴らしいことです。でも、考え方を変えると、親の指示通りに動くことを強制しているようにも見受けられるのです。

子どもは正直です。例えばおもちゃ売り場で泣いている子どもを目にします。一度根負けして買ってあげると「泣けば何でも買ってもらえる」という既得権が確立してしまうのです。子どもに例外は通用しません。だからこうなるのです。

次にイライラの原因を探ってみましょう。「何度も同じことを言っても、またできていない。明日もあさっても、また同じことを注意すなくちゃいけないと思うと、余計イライラしてしまう」
これも判ります。では、なぜ同じことを何度も言われながら、それができないのでしょう?

例えば「子どもに理解できない指示の仕方」をしていませんか?
何かしてはいけないことをした場合、「それはダメ!」と言うのは当然です。でも、子どもはまだ人生経験が少ないのです。ですから「何故ダメと言うのか」その理由も付け加えてあげると理解しやすいのです。
次に子どもが何かに集中している時。いくら注意しても、「ウン、ウン」と返事をしていても、頭の中は今現在、集中しているものでいっぱいです。右の耳から左の耳へと素通りしています。お母様としては、「聞いているはず」と思っても、実際は聞いていない場合だってあります。こんな時は一度集中しているものを終わらせ、目と目を合わせ、語りかけるようにしてみてください。これでだいぶ違うと思います。

子どもには子どもの考えがあります。これを理解してあげないと「これくらいはわかっているはず」という大人の「思い込み」が次のイライラの原因を作っている場合もあるようです。

先ずは「子どもも1人の人格を持った人間」ということを理解してあげてください。親のいいなりになるものでも、親のペットでも、ましてや所有物ではありません。よく話を聞いてあげれば、子どもなりに自分の考えを持っていて、その判断基準を基に行動していることがわかります。それを認めたうえで、足りない部分を補足してあげるだけで、自分で考え・行動できる子どもに育っていくと思います。

いずれ独立して、親の手を巣立つ時が必ず来ます。手を出してあげたくとも出せない時が来ます。そう思えば「ママ・ママ」と言って頼ってもらえるうちが華。そう思えませんか?

さしでがましいことを申し上げました。お気に触る部分がありましたら、ご容赦ください。

(アドバイザー:井上智賀)


めーちゃんさん、こんにちは。
吉川です。

お返事が遅くなってごめんなさい。
夏休みも後半戦で、私自身が毎日バタバタイライラ。
特に上の子には口やかましく怒ってばかりで、めーちゃんさんへの他の方からのアドバイスにうなづいていた次第です。

学生時代などは、月曜からがんばろう!とか、今月から!!!など、リセットがしやすかったというか、生活に区切りがつけやすかったのが、主婦、特に母になると、ズルズルと毎日がつながっていて、夜に反省しても、朝起きた時には声を荒げてしまっている…なんてことの繰り返しになりがちですよね。

そして、自己嫌悪。
疲れも取れていないし、気分転換もできていないから、ますますイライラ…。

めーちゃんさんは、下のお子さんにも手がかかる時期ですし、自分の時間はないし、疲れもピークなのではないでしょうか。

やさしいご主人のようですが、ずっとそばにいて世話をしているめーちゃんさんとは、接する時間も負担もずいぶん違います。

私の夫も穏やかでめったに怒らず、子ども達にも余裕をもって接してくれています。
いつもいっぱいいっぱいで本気でイライラしてしまっている自分とは大違いです。

でもイライラしている時や落ち込んでいる時は、そのやさしい態度もプレッシャーになったり、よけいにイライラさせられちゃったりすることも事実あります。

めーちゃんさんは自分自身のことをよくわかっておられ、手を上げないでおこう…など具体的に目標を決め頑張っておられる様子。

充分だと思います。
あんまり自分を追い込んだり、責めたりしないで下さいね。

それより、だんな様がお休みの日に、二人を預けて、一人で半日(無理なら3時間くらい…)くらい、外出されてはいかがでしょう?

少しの時間でも一人になれると、少し余裕ができるような気がします。

1〜3ヶ月に一日!と決めて、その日を楽しみに過ごすのもいいかもしれませんね。(カレンダーに花マルでもつけて!)

託児付きの美容院、託児付きの講演会…車の中で思いっきり歌う♪など…。
少しでも気分転換ができる方法をみつけて、長い子育てを、力を抜いて、のんびり乗り越えていけるといいですよね。

(アドバイザー:吉川純子)


めーちゃんさん、こんにちわ。
えんどうです。

ご自身のお子さんへの対応、ご自身の思いを客観的に見ることができてますね。
頭でわかると、できるは、別のことのようです。
わかっていることが、できないということもあるようです。
心の底から子どもを誉めてあげたいという、強い思い。
自分を誉めてあげられるようになることが、一歩だと思います。

私もめーちゃんさんと同じような思いで、セラピーを受けました。
私の中の怒りを癒すと、不思議と子どもへの対応が全然変わりました。
そして、自分を大好きになることができます。

一番の早道は、心理療法を受けることだと思いますが、まずは、自分のできたことを、自分で誉めていくことからやってみては、いかがでしょう。
子どもにあやまることのできる私はえらい。
手を上げないよう努力している私はすごい。
自分自身の姿に気づける私は、すごい。
などなど、誉めることが癖になると、自然とまわりにも言えるようになるかもしれません。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


めーちゃん さん、こんにちは。吉岡です。

お気持ち痛いほどわかります。めーちゃん さんは、もうご自身のことを良くわかってらっしゃるので、あと少し気持ちに余裕があると、問題も良い方向にむかうような気がします。

> 子供は可愛いです。これは心から誓って言えます。
> なのに、怒鳴って叱ったりする自分が情けなくて・・・。

ご主人もおっしゃるように、息子さんが悪いことをした時に叱るというのは、この時期どうしても回数も多く、こまごまとしたことも注意しなくてはならないから、なんとなく1日じゅう叱ってばかりいるような気もしますよね〈私もかつてそうでしたし、今まさにそういう状態真っ最中です。)仕方の無い面もありますよね。

毎日イライラするのは、睡眠不足や体調不良など子育て以外の原因もあったりするので、ご主人に協力してもらいながら、あまり1人で頑張り過ぎないようにしてはどうでしょうか?

めーちゃんさんのご両親も、ひょっとして生活していくのに一生懸命な時代でしたから「めーちゃんさんのことはカワイイと思っているのに、どうしても叩いてしまう」という状況だったのかもしれません。おおらかなご主人という「誉められて育った」良いお手本がいるのだから、1つ叱って、しまったなと感じたなら、息子さんの良いところ探しをして、1つ誉めるように心がけてみてはどうでしょうか?

なかなか最初は上手くいかないかもしれませんが、そういう意識を持つということでも、ずいぶん関係が変わってくると思いますよ。

(アドバイザー:吉岡博子)




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