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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
カラダのこと 3歳児以上
手足口病の登園に対する考え方が様々で、戸惑っている
3歳の男の子がいます。今春から公立の保育園に通っています。
最近、手足口病になりました。
手足口病の登園に対する考え方が様々であることを知り、戸惑いを感じました。

まず小児科の先生には、水泡が乾燥するまで登園不可とする方もいれば、熱がなく元気であれば登園OKとする方もいます。
かかりつけの小児科の先生は後者の方で、登園0K!休む必要なしとのことでした。

一応、登園前に園長先生と電話でお話をして、登園許可が出ているが赤いプツプツがあることを伝えました。
一瞬戸惑っているようにも感じたのですが、お医者様の許可が出ているのなら預かりましょうといってくださり、登園しました。(もしかしたら、園長先生が許可がおりた=治っていると誤解したのかもしれませんが)

しかし、手足口病に関する考え方は保育士によってもいろいろあるようで、あまり納得している感じではありませんでした。

手足口病で全く休まないということはないという方もいました。

感染しやすい時期は発疹がでる数日前で、発疹ができてしまってからは感染力は弱いという考え方もあれば、水泡が破れればうつるという考えもあるようです。

手足口病は4〜5年前に学校保健法で出席停止扱いにならなくなったと聞いています。
水泡があっても熱がなく元気な子を隔離しても効果はないという考え方からだそうです。

でも、通っている保育士(手足口病が出席停止扱いになってた頃から長年やっている方たち)は、手足口病に関する考え方が古いと感じました。

新しい考え方を保育士にも伝えましたが、若い新米ママでは説得力がなかったのでしょう。受け入れてはもらえませんでした。

私としては保育園にもっと柔軟な考え方を持ってもらいたいです。
感染に関してもっと保育士の方にも勉強をしてもらいたいのですが・・。

(バニラ・ラテ さん)


バニラ・ラテ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容、拝見いたしました。なにぶん医者ではないので、どうお答えしてよいやら迷ってしまいましたが、インターネットを使って、手足口病について調べてみましたところ、たしかに「登園不可」ということではなさそうです。

私が調べた範囲では、手足口病 は、現行の学校保健法では学校伝染病第3類の「その他」として解釈されているようです。ですから、出席停止期間等についての明確な規定はないようです。
この病気は回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、急性期のみの登校登園停止による学校・幼稚園・保育園などでの流行阻止効果はあまり期待ができないことから、発疹だけの患児に長期の欠席を強いる必要はなく、また現実的ではない、という解釈がなされているようです。

登校登園については、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すればよいと考えられることから、お医者さんによっては「登園可」とする人、ウイルス性の病気であることから、(学校伝染病第3種「その他」にあたる)大勢のお友達が生活する場で、もしも移った場合を考え、「欠席」を指示するお医者さん、様々なようです。
たしかに「うつる病気」ということであれば、カゼだって同じですから、この規定を拡大解釈していけば「全ての病気」イコール「欠席」となってしまう可能性もあります。
私はそこまで厳格に解釈する必要もないように思います。医学の進歩によって、今までうつると思われていた病気がそうでなかった、と判ることもあります。逆の場合もあるでしょう。

こう考えると、医師の診断で「登園可」ということであれば、それに従うことが一番だと思います。もし保育所で理解が得られないようでしたら、お医者さんに簡単な証明書(「手足口病であるが、感染の恐れがないので登園を許可します。医師○○」というようなメモ書きでも充分です)を出していただくか、○○先生が登園して良い、と言ったので、詳しくは○○先生に聞いてください、と申し出られるのが得策かと思います。

私どもの園でも「休みます」と言えばお休みしていただき(認欠扱いにします)、登園するのであれば、お引き受けします。そんな場合は、担任は普段以上に注意して見ていますので、ご安心ください。早く全快されますようお祈り申し上げます。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちはバニラ・ラテさん、公立の保育所の保育士の浜田です。

手足口病の件ですが、確かに出席停止扱いにならなくなりましたね。

私の勤務する保育所でも、7月中旬ころより1歳児クラスで手足口病が流行りました。
当然、伝染しますが発熱しない限りは登園していました。発熱は個人差があります。
発熱しない子は多いです。特に3歳になっているとほとんどの子は症状はでても発熱して登園できない子はほとんどいないと思います。
また、口の中にいっぱい出来ているために、飲食ができにくくて機嫌が悪い子もいましたが・・基本的には登園可です。初めてのお子さんの場合は知らない場合もあり、登園は大丈夫ですということを伝える様にしています。

インターネットなどでは、子どもの病気について沢山でています。
そのような情報を見ていただくのも一つの方法でしょうか?

どうしても、感染に関しての対応が改善されない場合は、役所の福祉課の方に問い合わせてみてはどうでしょうか?
私の市では、どの保育園も出席停止にはしてないのですが。

(アドバイザー:浜田栄子)


バニラ・ラテさん、はじめまして吉田です。

手足口病は、おっしゃる通り法定伝染病の枠から外れたので,熱が無ければ、登園可能な、病気です。

ただ、困った事に、いまだに、登園を拒否される保育園も少なくありません。

病児保育室にも、手足口病で来られると、熱が無ければ,小児科の医師が、
登園許可書をお渡ししています。

登園できるのに、休まないといけないなんて、納得がいきませんよね。
保育園の園医に尋ねるか、児童福祉課に聞いてみてもいいのではないでしょうか?

少しお金はかかるかもしれませんが、小児科の医師に「休む必要無し」と証明書を書いていただいてもいいでしょうね。

いろいろと、変わっていく保育の実情に、臨機応変に、受け入れられる柔らかい頭と気持ちを持ち続けたいと、常日頃、考えています。

若い新米ママだから…と言わず、疑問や納得のいかない事は、やはり保育士にドンドンお話しになっていいと思いますよ。

めげずに、頑張ってくださいね。

(アドバイザー:吉田幸江)




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