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園になじめず寂しそうにしている、先生にも相談できない雰囲気 |
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先日も相談させていただきました、ううあです。
5歳の年長の娘についてまた相談にのっていただきたくメールいたします。
1歳になる前からずっと認可の私立保育園に預けています。
前回は言い張りについてご相談したのですが今回もその続きです。
ご指導頂いたようにお友達のことを誉める等(実は以前から人を良く誉める子でした。これは卑屈な誉め方ではなく普通に誉めてます)もう少し丁寧に話しをきいたりしてみました。
ですがやはり状況は好転する兆しがありません。
家族構成ですが母子家庭なので父親はおりません、一人っ子です。
現在私の両親と一緒に住んでいて、保育園で母子家庭の子も何人かいるためか、父親のことをあえて聞くこともありません。
祖父母はとても可愛がってくれています。
ここ何回か同じ組の女の子達と遊ぶ機会があったので遊ぶ様子をみていました。
そうするとやはり仲間はずれにされてしまいます。
お友達に(玩具等)貸してほしいと頼むのですが、しつこいので相手も貸したくなくなるらしく他の子を優先してしまうようです。
そうするとうちの娘はまたもしつこく抗議して、相手は更に貸したくなくなる、の悪循環。
おまけに組の女の子達の好きなどれみちゃんやミニモニやらに全然興味がないので、話しがあわずちょっとバカにされている感じでした。
だからといって男の子となら大丈夫かというとそうゆうわけでもなく、結局は誰とも遊んでもらえなくなります。
しつこく言われるとお友達も嫌になっちゃうよ、だから今度からは普通に頼んでみようね。
それでもイヤと言われたらじゃ今度貸してねって言ってみたらどうかな?
とその時はうん分かったと言うのですが、時間が経つと忘れてしまうようです。
他の子供達が遊んでいるのをみるとみんな喧嘩もせず仲良く遊んでいます。
でもそれが普通なんですね。
いけないと分かっているんですが、ああなんでこんな普通のことができないんだろうって落ち込んでしまいます。
いつも味方だよって言ってるのにいざっていうときに全然助けてあげられない自分にも腹がたって仕方がありません。
それでも本人も一生懸命に馴染もうとはしてはいるようです。
保育園でのお友達関係なども聞くと話してくれるのですが、ちょっと悲しそうだったので更に聞いてみると、保育園で輪の中に入ろうとすると「○○は関係ない!あっち行って!」と言われるそうです。
最近は一人で寂しそうに遊んでいます。
家では多少甘えっ子のところはあります。私ともおじいちゃんおばあちゃんとも喧嘩はよくしてますが、最後はちゃんと何が悪いかを理解してくれているようですし、しつこく言い張ったりはしません。
保育園の先生の方には今先生が忙しくて相談にのってもらえる雰囲気じゃないです。
年長さんともなると先生方もあまり口を出さないようにしているのかもしれません。
母の私がしっかりしなくちゃと思うのですが、正直なにをどうすればよくなるのか分からなくなっている状態です。
すみませんどうかアドバイスをお願いいたします。
(ううあ さん)
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ううあ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
前回のご相談内容も含め、考えてみました。お母様の心境が伝わってきます。心中お察し申し上げます。
幼稚園と保育所という違いはありますが、子どもが集団で生活する場、ということに違いはありません。ただ、幼稚園は「4時間を標準とする」ということになっていますので、保育所に比べると保育時間は短く、子どもはペース配分も考えず、幼稚園に登園するなり思い切り遊んでいます。これに比べると保育所は時間が長いので、子どももペース配分を考え、遊ぶ傾向があるようにも思います。それだけに様々な問題が表面化しやすい、ともいえます。
ただ、幼稚園であれ保育所であれ、「子ども」を中心に考えなければいけない。「子ども」を主語にしなければいけない。これは共通していると思います。
今回のご相談を拝見し、思ったことです。担任はそのクラスの子どもをよく把握し、子ども1人ひとりが楽しく生活できるよう配慮しなければいけません。それだけにお友達同士の関係がギクシャクするなら、その修復に努力する義務があるようにも思います。
原因はいろいろあると思います。ううあさんのお子さまに原因がある場合もあるでしょう。でも、子どもの関係は同じ興味のものに集中し、ひとつのグループができたかと思えば、そのグループが解散し、また新たなグループを作る。この繰り返しです。
ですから、ううあさんのお子さまが興味を持っているもの、それと上手くあった活動が見つかれば、自然とグループができるようにも思います。
ここは「先生が忙しそう」ではなく、お子さまのために、もう一度担任の先生とご相談のうえ、上手く遊びの仲間に入っていけるような環境作りをしていただくのが最も自然のように思います。
子どもは自我の塊です。誰でも(どんなことをやらせても)自分が一番だと思っています。それが普通です。そのうち他人と比較することができるようになって、「かけっこはAちゃんが一番」「虫のことならBちゃん」とそれぞれの子どもが得意なものがわかってきます。そうなればううあさんのお子さまが得意な分野で能力を発揮できるようになると思います。
ひとつの自信が次の挑戦意欲につながると思います。ほんとうにひとつの「きっかけ」で好転するようにも思えるのですが…。それが何なのか、これは私にもわかりません。それさえ見つかれば…とも思います。
早く事態が好転することをお祈り申し上げます。
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(アドバイザー:井上智賀) |
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ううあさん、こんにちわ。
えんどうです。
前回から、ううあさん自身いろいろ、お子さんへの接し方を工夫されていたようですね。
ご自身の姿に、少し気づかれているようで、
> いつも味方だよって言ってるのにいざっていうときに全然
> 助けてあげられない自分にも腹がたって仕方がありません。
> 母の私がしっかりしなくちゃと思う
とてもがんばっている、ううあさん見受けられます。
そんなご自身への思い方を、少し変えてみるとどうでしょう。
どんな自分が楽になれそうですか。
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(アドバイザー:遠藤けいこ) |
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岸本です。
内容を読んですごく胸が痛くなりました。
僕も娘とは3歳の時に離婚して離れましたが、よく、娘の行く保育園を見にいきました。
ちょうど、となりがダイエーだったので上の駐車場からのぞいてみてました。
うちの子もそうでした。
だいたい内容は似ています。
これは、僕の意見なので参考になるかどうかはわかりません。
娘さんは、お父さんの役割を自分でしているのかもと思います。
強情さというのは 性格だけではありません。
ある程度の寂しさの裏返しであることも考えられます。
確かに、おじいちゃん、おばあちゃんからも可愛がられ、それにママも可愛がっているのはよくわかります。
でも、なにか違うものがある気がしました。
母子家庭だからという言葉をこどもさんに話していないですか?
うちは、お父さんがいないとか・・。
その言葉はこどもにとっては衝撃的な言葉です。
いない、いない、という気持ちが自分のこころの中にお父さんを作り出すことは、あります。
そして他の子に、お父さんのように厳しく接するのです。
文面だけの状況ではわかりませんが。
もし、お父さんがいないことを常日頃からお子さんに言っていたとしたら、多分それが原因だと僕は思います。
失礼な点があればお許しください。
僕の娘と似ていたもので・・。
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(アドバイザー:岸本元気) |
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