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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
子どもの性格をまるごと受け入れてあげられない自分を変えたい
はじめて相談させていただきます。
上の子(3歳半・男)は今年年少で入園して最近ようやく泣かずに園に通うようになりました。
下には、8ヶ月の弟がいます。
相談は上の子の事なのですが、とにかく怖がり・緊張しやすい・気が弱い・行動がものすごくスローペース・・・で、加えてとっても泣き虫君です。
そのくせガンコで反抗も強く、素直に言う事を聞かない事も多いのです。
園でも皆と同じ事をするのが嫌いのようで先生の手をわずらわせてる時も多々あるようです。

でも私が今一番悩んでいる事は 母親である私が息子のこの性格(個性?)をまるごと受け入れてあげられない・・・という事なのです。
自分とは性格が違いすぎる息子にイライラしてしまうのです。
私はどちらかというと 行動派・テキパキ派・・・なので、弱虫タイプの息子に対してイライラしてしまう。
日頃は私もイライラを抑えて過ごしているのですが、そんな息子に連続で反抗的な態度を取られると、それが爆発してしまうのです。
そんな自分がイヤイヤで・・・・。

主人は私と違って温和で、息子を丸ごと受け入れてあげるタイプです。なので、「主人の様な人が息子を育てた方が息子も幸せだろうな」と思ってしまいます。
最初、私は「何とかして息子を変えたい」・・・と思ってしまっていたのですが、主人のおかげでその考えはなくなりました。
私が変わらなければ・・・と思うようになりました。
でも現実は、なかなか難しくて・・・。

どのようにすれば息子を受け入れてあげられる様になるのでしょうか??今、辛くてたまりません。

(ゆらん さん)


ゆらんさん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。正直、「私のような者に、ご満足いただける回答ができるのだろうか?」と不安でいっぱいですが、思うところを述べさせていただきます。

先ずゆらんさん、全て理解されています。子どもの性格を変えたい、というご相談は多いのですが、お子さまの性格も行動パターンも、全てわかったうえで、「ならば自分が子どもの全てを受け止めてあげないと」という結論を出されています。それでよいのではないでしょうか?

ゆらんさんは、お子さまの性格、ご主人様と重ね合わせていらっしゃいます。では、意地の悪い質問ですが、なぜ性格も違うご主人様とご結婚されたのですか?
もちろん人間ですから、長所もあれば欠点だって多くあります。でも、それらを全てまるごと含んだうえで、人生最大の結論を出されたわけです。ならばお子さまにも、欠点はあるが、長所も多くあるはずです。それを丸ごと含んで、「ひとりの人間」として見ることはできないでしょうか?

私の推測ですが、「子ども」であり「何も知らない存在」であって、「親が教育していくもの」であり、その結果「親の言う事をよく聞く子ども」であって欲しい、という理想ではあるが絶対にそのようにならない「幻想」と「現実」のはざまにもがき、苦しむようにも見えました。

子どもであっても大人以上の豊な感受性を持つ、ひとりの「人間」なのです。それも充分お判りのようです。だから「自分を変えよう」と思っておられるのでしょう。
ここでまた意地の悪い質問です。「では、なぜ自分を変える必要があるのですか?」
ゆらんさんご自身はそのままでいいと思うのです。なぜ無理してお子さまに合わせる必要があるのですか?イライラするから?では無理にあわせたら、余計イライラしませんか?

先ず「子どもってこんなものよ」と割り切ること。次に「私はここまでやってあげるから、後は自分で結論を出しなさい。充分考えたうえでの結論なら、ママはそれを尊重します」と、無視するのでなく、付き過ぎる訳でもない。こんな距離で「共に成長していく」ようにしたら、イライラもなくなるのではないでしょうか。
こんなママも素敵じゃないかな?と思いました。ご相談内容に、正面からお答えしていないようで申し訳ございません。お気に触るようでしたらお許しいただきたく存じます。

(アドバイザー:井上智賀)


ゆらんさん、こんにちわ。
えんどうです。

「何とかして息子を変えたい」から、自分が変わりたいとおもってらしゃる。
そう思えることは、すごいことです。
自分の姿に気づき、変わりたいのに変われないという時は、辛いことでしょう。私も同じ経験があります。
ご主人によって、自分が変わらなければと思うようになったとのこと、そんなご主人に、ご自身が思っていることを話して、丸ごと受けとめてもらうことは、どうでしょう。
ご主人はゆらんさんにとって、大きな力になりそうと、感じます。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


はじめまして、岸本です。

以下、僕のアドバイスです。

僕の日記からの内容でごめんなさい。

イライラさせられたら おおいに喜ぼう! 5月17日(土)

こどもたちから イライラさせられることがあります。
急いでいる時に、ぐずぐずしたり、言うことをきかずに暴れたり泣いたり。そんな時には、少し思い出してみよう。それは、神様の作戦なのです。

こどもは、急速に大人へ成長するようにプログラムされています。こどもの成長がどんどん分かりはじめると嬉しい反面少し淋しくなってきます。そこで 成長をわかりにくくするために 神様は、イライラさせる方法を選びました。

実は、イライラさせることは、成長の証つまり大人へ一歩進んだ証拠なのです。「どうして言うこときかないの!」は、本当は、「また一つ大人になったんだね」なのです。イライラしたら神様に「またこの子が大人に近づきました。ありがとう」って思ってみてください。
大人から、イライラさせられる時、旦那さんや会社の上司、近所の人など この時は、まったく逆に作用します。
そうです、あなたが また一つ大人になった証拠なのです。
この地球にあるものは、全て成長へと向かっているのです。

※『親と子のこころを育てる50の方法』内、岸本さんの日記より
http://plaza.rakuten.co.jp/genkikki/diaryall/

(アドバイザー:岸本元気)


こんにちは、辛川です。

「 私が変わらなければ・・・と思うようになりました。でも現実は、なかなか難しくて・・・。」

とありました。
ここまでの思いになられたことは素晴らしいことだと思います。
「過去と他人は変えられない」これが世の中鉄則のようです。カウンセリングではよく使われる言葉です。

同じ現象がそこにあっても、ご主人には問題はなく、ゆらんさんにとっては問題となる。

思考がことなる結果ですね。

するとこの思考(ゆらんさんの生まれし時から、今までに形成された思考形態、親や先生や友人や社会背景など様々なものが影響を与えています)

この思考を変える努力をするしかありません。

例えば、
●子どもと言えども、人格をもった、私の人格とは異なる 一人の人間と明らかにみる。
●子どもの特徴は本当に短所?これはすごい長所ではいか。
例、イライラする私は短所の持ち主、子どもはイライラしない。どちらが得するかというと、子どもの性格は社会で得をするタイプ。
●子ども性格をコントロールする権利があるだろうか。
ないはずだ、人をコントロールするなどどこかの国の将軍様みたいだ。

などなど、自身の過った信念・思考(イラショナルビリーフ)に対し、アンチテーゼを掲げて、常に反論してみましょう。

仏教思想では「正見」と教えられていますが、
赤いものは赤いもの、
白いものは白いもの、
曲がった木は曲がっているなあ、とみてゆく。

ありのままをありのままにみてゆく、ことが正しい行動とされています。

「ねばならぬ」「こうあらねばならぬ」というような剛直な考えは苦しみを産みがちです。

♪道なりに、道なりに、その道を造った人なりの、逆らってはいけない、合わさってもいけない♪
♪山なりに、山なりに、丸く、高く、弧を描くように、高ぶってはいけない、冷め切ってもならない♪
♪いいなりに、いいなりに、相棒のいつも泳ぐままに、疑ってはいけない、裏切ってもならない♪

井上陽水「手引きのようなもの」より

なかなか好きな詩です。関係ないですね、、、すんません。

まあ短い人生、適当にのんびりゆきましょう。

●加えて、子どもの問題の解決者になろうとしないことです。
子どもの問題は子どもが持っているのであって、貴方の問題ではない。頑固に子どもがなるのは、貴方が介入してくるからです。

人は人、自分にかかわりのないことは、「お困りですね」「大変だね」と子どもの気持ちだけ共感してやるのみでOKです。解決答えは子どもが考え、トライしてゆくことなのです。
よく親は子どもの問題を自分の問題と勘違いしている人が多いのです。

(アドバイザー:辛川誠)


ゆらんさん、こんにちわ。はじめまして加藤田と申します。
ご指名ではないのですが、回答させていただきます。

今、辛くてたまらない、ゆらんさん。体の芯まで疲れたあーといった感じでしょうか。辛いでしょう。疲れたでしょう。ちょっと肩の力を抜いて、一息ついてみませんか。そう、立ち止り、心も体も一休みし、自分を振り返って見てはいかがでしょうか。

子どもは親の思うようには育たないものですね。息子さんは大切な個性を持った一人の人間として発達の最中です。ご自分と息子さんは全く違った人格の持ち主であるということを、そして、一人の人として尊重してください。

尊重するということの一つ方法に、自分を相手に合わせるということがあります。それは、息子さんのペースに合わせるということになります。大変でしょうが、合わせることから試みてはどうでしょうか。
まずは、息子さんのことを理解することからです。
どんな時に怖がり、緊張するのでしょうか? 気が弱い、行動がスローと感じる時は、何をしている時ですか? どんなことに興味・関心を示していますか。息子さんの言動の一つ一つを冷静に客観的に見つめて下さい。
また、それらの言動に大人の価値観や判断を加えず、息子さんのありのままの姿を見つめてほしいのです。そうすると、前と違った姿が見えてくると思います。
なお、相談内容から推察しますと、第1反抗期に入ったと思われます。
ママへの反発や反抗的な態度と言葉は、人として発達していくための大切なプロセスを歩んでいるということですので、暖かく向き合ってください。

このように、日常的に意識を息子さんに向けていくと、徐々にゆらんさん自身の心に変化が出てきて、結果、息子さんも変わってくるでしょう。
良い結果を求めるという心は、取り越し苦労を作ってしまいます。ですから、何も求めない心で、ありのままを受け入れ、できることを精一杯行うことから、良い結果が生まれるでしょう。

温和なご主人と相談しながら、できることから始めてください。陰ながら応援しています。

(アドバイザー:加藤田稔)




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