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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
絵の教室を続けるか、迷っている
4才、年中の男の子です。
習い事についての相談です。

今年4月に引っ越したばかりで、年中からの途中入園となりました。最初、お友達になじめるか心配で、近所の同じクラスの子のお母さんに誘われて、お絵かき教室に入りました。その絵の先生も、同じクラスの子のお母さんです。同じクラスのお友達も多数入っている有名な教室です。

うちとしては、お友達の名前を覚えて、一緒にいる時間を持たせたい、絵はもともと好きだったので、保育園以外の場所で、趣味というか、自分を発散させる場所があるといいかな・・・という気持ちで入れました。

今は、だんだんと保育園にも慣れ、お友達もできました。絵の教室は、お友達がいるから、行っていますが、ときどき他のこと遊びたいときに、行かないといいます。行けば、絵の具など下の子がいるので、家ではなかなかできない材料を使って描かせてもらえ、集中して描いているようです。

そこの教室を続けるべきかどうかで考えています。とくに大きな問題ではないのですが、先生が、「入賞」させようと一生懸命な方で、子どもの意志を尊重はしてくれるようですが、なんとなく、みんな似たような絵に見えます。実際入賞する子は多く、先生も実力者として認められています。
先日うちの子も入賞しました。先生は大喜び、他のお母さんや、保育園の先生にまで言ってまわっていました。

みんなに「おめでとう」と言われ、息子はピンとこないながらも、絵に自信は持ったようで、家でも喜んで描いています。

これでいいようで、でも何か引っかかります。息子の個性や、やりたいことは自由にやらせたい、そのための機会だと思えばいいのでしょうが、みんながいいと思う絵に導かれていくようです。

考えすぎでしょうか。
実際、主人も私も全く早期教育に利点を感じていません。むしろ、普段の様々な経験、家庭生活を大事にしたい方です。

同じクラスのお母さんで、小学校も付き合いが続くので、正直いうと辞めにくいというのもありますが、もし、辞めるとすれば、どのように言えばいいのかもアドバイス頂けたら・・・と思います。

(しんご さん)


しんごさん、こんにちは。
吉川です。

私も絵に関してはしんごさんと同じ感覚で、我が子が年少の時にお絵描き教室に行きたい!(幼稚園内で保育時間後にしていたので)と言うので見学に行ったことがあります。

みんなが同じような絵を描いていた事が気になり、結局行かせませんでした。

でも家ではなかなか、絵の具で思いっきり描かせてあげることはできませんよね。
たま〜にならできるでしょうけど。

その点、毎週、絵の具を思いっきり使えるのは、子どもにとっては楽しいことかもしれません。

事実、そのお絵描き教室に楽しく通われているお子さんも大勢います。

しんごさんの場合は、知り合いの方が先生だったり、同じクラスのお友達が多く行っておられたり、入賞して先生も喜んでくださっていたり…と、辞める…と言い出しにくい状況が重なっちゃっていますよね。

お子さんが嫌がっているわけでもなく、絵に対して自信を持てたり、いい影響も受けているのなら、それ程深刻にならずに続けるのも一つの道かもしれません。

絵という表現方法にもいろいろな考え方があるようで、専門的にはわかりませんが、そういう指導方法にもいい面があるのだと思います。

ただどうしても、指導方法や先生の考え方に合わないと感じ、辞めるのなら、お友達と遊ぶことが楽しいようで今はそちらの方に時間を使ってやりたい…などやんわりお断りされてはいかがでしょう?

でもまだ、始めて3ヶ月。
せっかく始められたのだから、もうしばらく様子をみてもいいかもしれませんね。

(アドバイザー:吉川純子)


はじめまして、岸本です。
お手紙拝読しました。

僕も自分のスタジオで絵を教えています。
ただ、賞はありませんが・・。

絵でもダンスでもなんでもそうですが、小さなこどもたちにとっては、あくまでも、その時期特有の独創性と想像力を表現する一つの手段だと考えています。
だから、本当は表現力を中心にするべきですよね。

確かに賞をとることは、すごくこどもたちにとっては嬉しいことで、喜びを覚えるかもしれませんが、やはり賞をとるためにどんな風にしたらいいかという、いわば先生の指示とおりの絵になってしまいます。

本当の意味での「情操教育」とはほどとおい気がします。
ごめんなさい、率直な感想です。

もう少し色んなことを体験させたいということで、先生とお話しされてみてはどうでしょうか?

(アドバイザー:岸本元気)


こんにちは、しんごさん、加藤田です。

4月の引越しお疲れ様でした。4才のお子さんにとっては、お母さんが心配されたように新しい環境に慣れるということは大変なことだったでしょう。
しかし、心配をよそに、保育園にもお絵かき教室も見事に適応されたようで、まずは安心ですね。

今はお絵かきより友達と遊ぶことのほうに関心が強いようですね。このことは、人の心が発達する過程において、とても大事なことです。友達と遊ぶ行為そして、何より、「ときどき他の子と遊びたいときに、(お絵かき教室に)行かないといい」と、自分の行動を選択し、それを自己主張をしているお子さんに、拍手です。
幼児期は心も体も大きく発達する大切な時期ですので、お父さんとお母さんが共通認識されている「むしろ、普段の様々な経験、家庭生活を大事にしたい方です」の方針で、息子さんの成長を支えてください。

もし、お絵かき教室を辞めるとすれば、まず第1にお子さんの今の行動や意思を大切したいという言葉が必要でしょう。次に、そのような息子さんの気持ちを大切にする親の心情を訴えることです。そして、最後に、絵の指導を頂いた感謝の気持ちを添えられると良いでしょう。
以上のように順序だってまとめて見てはどうでしょうか。

なお、引き止められるような言葉が出たら、あいまいな態度をとらず、今の気持ちを率直に相手に伝えることです。
もし、お絵かき教室を辞めたら、誘っていただいたおかあさんに、早めに辞めた理由を簡単に話し、誘っていただいたことへの感謝の言葉を伝えておいた方が良いでしょう。今後のお付き合いのためにも必要ではないかと思います。

また、生活しているとさまざまな関係からいろいろなお付き合いがあると思いますが、今回のように「NO」の気持ちを相手に伝るようなことが、またあることでしょう。今後は、頼まれごとやお誘いには、どんな小さな用件でも即答せずに、「少し時間をください」とし、後日、自分の気持ちを率直に相手に伝えてからお断りすればすよいのです。そうすれば、あとで悩むようなことは少なくなるでしょう。

(アドバイザー:加藤田稔)




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