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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
朝、教室に入る時、ひどく泣くようになった
こんにちは。2年保育で今年入園した4才の長女の事についてです。2才になる弟がいます。

今までに何度か相談をしてきましたが、6月に入ってから幼稚園の教室に入る時にひどく泣くようになりました。今までは泣きそうになりながらも手をふって入っていったのですが、最近は「準備するまでいて」といいながら泣いてます。ゆっくり準備をまって声をかけながらそばにいるのですが、準備が終わっても「ずっといて」と泣くばかりでいつも先生に抱きかかえられて中に入っていくという状態が続いています。

性格的に、おとなしく小さい時から人見知りも激しく子供同士でなかなか遊ぶ事ができませんでした。挨拶も最近やっと出来るようになってきた状態です。
幼稚園では、先生の言う事をキッチリ守り「駄目」といわれたことは絶対にしないような感じに思います。
今まで、集団生活の経験がなくいつも母親の私と一緒にいて急に一人にされて色々と葛藤しているように思います。
園では、離れ際だけ泣くのではなくあらゆる場面で泣いていることが多いようです。
特に、新しい事をする時はすんなり入れない様子です。先生もその時々で声かけをしたり手をつないでいたりしていますが、波があり手探り状態です。とおっしゃっていました。もう先生を信じてお任せするしかないのでしょうか??時間が解決すると何度も言われましたが本当にそんな日が来るのか不安です。

娘を怒ることは無意味と分かっているのですが、時々その事について怒ってしまったり、またやり場のやい怒りで不機嫌になったりしてしまう時があります。
どう接したらいいのか・・・・わからなくなっています。

また、転勤族の我家ですが学校は転校させたくないという考えから実家の方に来年戻る予定です。なので年長の時に1年違う幼稚園に行かせる事を考えています。
ここでもまた振り出しに戻るのかと不安もあります。このまま慣れた幼稚園に通わせて小学校とともに引っ越しをした方がいいのかと迷います。
今の所は、小さいうちに早く慣れた方がいいと思い、来年を予定しております。

アドバイスよろしくお願いします。

(ピコ さん)


ピコ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。今までのご相談内容なども、今一度拝見したうえで、思うところを述べさせてください。

ピコさんは、お子さまのことを非常に愛していらっしゃること。細かな所まで注意してみていること。子どもの変化を感じ取っておられることなど、強く伝わってきます。できそうでできないことだけに頭の下がる思いです。

でも、逆の意味で心配もあります。ピコさんのお子さまは、ピコさんのお子さまでありますが、ピコさんの「持ち物」ではない。一人の人格を持った立派な人間である、ということです。お母様として、障害があるなら取り除いてあげたい、何かあったなら、力になってあげたい、というお気持ちは親なら誰でも持っていることです。
でも、それをし続けることが、ピコさんのお子さまにとって最良の選択なのか?という疑問です。

いつかは子どもは自立して、親の元を離れる日がくるのです。それは人間だけでなく、生きているもの全てがそうする、動物界の鉄則でもあります。いつまでも親は子どものことを見ている訳にはいきません。
親にとってみれば、子どもはいつまでたっても「子ども」です。頼りないように見えるでしょう。いくつになっても「幼い」ように思えるでしょう。それは当然です。
だって親になった時の年齢差は絶対に埋まりません。ピコさんが25歳で出産されれば、お子さまが20歳のときは45歳、お子さまが50歳のときは75歳。この25年の差は永遠に縮まりません。

でも、ちょっと考えを変えてみましょう。ピコさんが25歳で出産されたと仮定します。お子さまが5歳のとき、ピコさんが30歳。この差(人生経験の差)は6倍です。お子さまが20歳の時はピコさん45歳。その差は2倍ちょっと。お子さまが50歳になったとき、ピコさんは75歳。その差は1,5倍になります。「幼い」「まだ子ども」と思っていても、その差は着実に縮まってきます。いつかは自分の手を離れるものです。

そのために、今、この子にとって何を必要とするのか。何が大切なことなのか。それを見極めること。そして手を出さなければならないところと、あえて試練の場を与えるところを見極めること。そこまで長い目で考えることも必要ではないか?と感じました。

小学校への入学をお考えになって、転園もご計画のようですね。私は現在の幼稚園の先生、ピコさんの目から見るとご不満もあるようですが、私ども同業のものから見た場合、非常に配慮してくださっているように思います。
「時間が解決する」というのは本当です。子どもによって「これなら大丈夫」という確信が出るのに時間差があります。でも、卒園間近になって泣いている子は1人もいません。この確信はひとり一人違うため、先生のおっしゃる「手探り」というのも本当です。「これなら大丈夫かな?」という点は本当にひとり一人違うものなのです。

慣れてきたところから別のところへ移るストレスも予想できますし、逆に今までのことを引きづらないので、全く新たな気持ちで臨めるというメリット、両面が考えられます。どうするかは私には判断つきかねますが、お子さまを主語に、お子さまの目線で考えられ、最良の選択となられますことをお祈り申し上げます。

私のようなふつつか者が、大それたことを言いました。お気に触る部分がありましたら、ご容赦ください。

(アドバイザー:井上智賀)


土居です。ご指名ではないですが少しお話させてください。

今回のご相談、そして今まで何度かご相談されたことをもう一度お読みしてみました。
それで感じたのですが、ピコさん自身が不安を持たれていませんか?

もちろん娘さんの様子を見て、心配なさる点はたくさんあると思います。
心配するのが親心だと思います。
でもピコさんの不安を娘さんが感じ取っているんじゃないか、と思うのです。

心ではすごく心配しても・・・態度や顔には出さぬようにどーんとおおらかな「大丈夫よ」という気持ちでいらっしゃれば、今は泣いていてもそのうち少しずつですが、泣かなくなっていくのではないかと思います。

うちにも2人娘がいて、卒園した娘も今、年少で通ってる娘もしばらくは泣いてばかりいました。
下の娘はやっと最近すんなりバスに乗ってくれて、手を振ってくれるように
なりましたよ。
今でも時々「さみしいよ〜」って言うんですが「手を振ってくれたらお母さん元気になるんだけどなぁ」と言ったら手を振ってくれましたよ。

今はいっぱい悩んでらしゃいますが、そのうち「あの時はいっぱい悩んだなぁ」といい思い出になる日が来るはずですよ!!元気だしてくださいね。

(アドバイザー:土居聡子)


ピコさん、こんにちは。吉岡です。

以前のご相談の流れも拝見しました。娘さんのことを心配なさる気持ち、よくわかります。1人目で園生活がスムーズに送れていないと不安ですよね。

以前、クラスをもった中にも同じようなお子さんがいました。その子の場合は年子で、ひとつ上のお姉ちゃんと同じように園生活をしようとして、なかなか出来ない自分へのジレンマから、何か活動をする度に「私、出来ない・・」といってシクシクと悲しそうに泣いている子でした。

話がそれてしましたが、結局そのお子さんの場合は下の子を心配なさっているお母さんの「不安」を解消することによって、徐々にお子さんの方の園生活に対するプレッシャーは解消されていきました。

同じケースとは言いませんが、ピコさんの「不安」な気持ちが解消する手立てをご夫婦で考える事も必要なのかなと感じました。お子さんに現れる「行動」は、もとを正すと案外、家庭内(特に身近にいる母親)のちょっとした問題が根本原因だったりすることもあります。

> 時間が解決すると何度も言われましたが
> 本当にそんな日が来るのか不安です。

今は担任の先生を信頼して「園」にお任せしてみてはいかがでしょうか?
1対1ではけっして経験できない「大切なこと」を幼稚園という集団生活の場で学び始めたばかりなんですから。ここでそれをストップしてしまっても、いずれ「小学校」にもなりますよね。子ども達はみんな多かれ少なかれ
いろんな困難を乗り越えて、たくましく成長していくものではないでしょうか?

> また、転勤族の我家ですが学校は転校させたくないと
> いう考えから実家の方に来年戻る予定です。
> なので年長の時に1年違う幼稚園に行かせる事を考え
> ています。
> ここでもまた振り出しに戻るのかと不安もあります。
> このまま慣れた幼稚園に通わせて小学校とともに引っ
> 越しをした方がいいのかと迷います。

これは、どちらにしてもOKだと思います。どちらにしてもメリット・デメリットは半々だと思いますので。不安というのは、人生のあらゆる場面につきものです。ピコさんも遠い将来を不安に思うよりも、今現在 娘さんが毎日明るく園生活を送れるように、日々娘さんの「良かった点」「努力した点」などを探してみてはどうでしょうか?なかなか見つからなかったとしても、「今日も1日元気に過ごせて良かったね^^。」などなど。

ピコさんの悩みが少しでも軽くなれば、幸いでです。子育ては始まったばかりです。先は長いので肩の力を抜いていけると良いですね。私も3人3様の
子育てを楽しんで(?)いる最中です。時には泣かされることもあり、ピコさんのように悩んでしまうこともありますが、そこに長くとどまらずに 自身の気持ちを切り替えて「母親自身がたくましく」ならないとなぁ〜と、自分を励ましています。

(アドバイザー:吉岡博子)


ピコさん、こんにちは。藤原です。

いままでのご相談内容とアドバイスに、もう一度目を通させて頂きましたが、まだまだ幼稚園に慣れていない様子ですね。

ピコさんは、充分娘さんのことを心配してきて、出来る限りのことはやったように思います。

それでも状況が変わらないのですから、今度は、違う方法を試してみてはどうでしょうか。
(引いて駄目なら押してみろです)

優しくされて伸びる人
優しくされると逆に甘えてしまってできなくなっちゃう人
誉めて伸びる人
誉められるとそれでいいと思ってそこで止まってしまう人
いろいろです。

我が子はかわいい。だから心配なのはわかります。
「側に居て」といわれれば、側にいてあげたい気持ちもわかります。
でも、時には突き放すことも大事です。

突き放してあげないといつまで経ってもひとり立ちできないのではないかと思いました。

幼稚園の先生を信じて任せた方が早いと思います。

先生に抱きかかえられて教室に入っていくという子は沢山います。
たいてい繰り返しているうちに自然と、元気に一人で歩いて教室までいけるようになるものです。
(その時は先生もピコさんも感動しますよ)

こうなるには、今度はお母さんが我慢しなければいけないのです。
かわいそうだけれども、泣く子を突き放しすしかないのです。

幼稚園に来たら、幼稚園の先生に甘えることを学ばせてあげてください。

今までの経験からですが、できることなら準備をしている間も、側にいることをしない方が早く慣れると思います。

「幼稚園で泣く」ことについて怒ってしまい辛くなるのであれば、気になるかもしれませんがその話題は出さない方がいいかもしれないですね。

幼稚園は幼稚園と割り切り、もう先生に任せてしまいましょう。

そうすることで、ピコさんにも心にゆとりができると思います。
そうすれば優しく接してあげられるようになりますよ。

幼稚園での出来事などを話してくれるということは、泣いていない時もある訳ですから、幼稚園が嫌いなわけではないと思うのです。
楽しかったことを楽しそうに話してくれる時を大切にしてくださいね。

誰でも最初の一歩は不安です。
でも、不安は経験とともに消えていくものです。

転勤・転校など不安になる材料があり余計に心配でしょうが、まずはのんびりゆったりとした気持ちで見守れるようピコさんが頑張ってみてはいかがでしょうか。

幼稚園の先生はプロです。
ピコさんにとっては、幼稚園で泣いてしまう子どもは初めてでも、幼稚園の先生はそういう子どもを何人も何十人も見てきて、笑顔で登園してくるのを楽しみに、泣かなくなるようになるまで必死にがんばっているのです。

まずは先生を信じましょう。

なんでもそうですが、特に育児は試行錯誤だなと実感しています。

いろいろ試して見てその子にあった方法がやっと見つかるという感じです。
最初からできる方が稀です。

無責任な言い方かもしれませんが、いろいろ試して、それでもまだ良い方向に向かないなら、また一緒に考えましょう。

私たちだっていろいろと困難を乗り越えて大人になれたんですから、必ず乗り越えられる時がくるはずです。

それを信じながらお互いにがんばりましょう。

(アドバイザー:藤原ゆみ)




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