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アドバイザースタッフに聞きたい!

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お友達の輪の中に入っていけず、一人、みんなと違うことをしている様子
4歳7ヶ月の息子のことでご相談いたしたいのですが宜しくお願いいたします。

今年の春から幼稚園の年中に入園をいたしました。言葉の方も3歳くらいからようやく話はじめ、今では接続詞こそ間違ったりはするのですが、息子の言っていることは理解できるくらい話せております。(4文語ほど)

ですが話題に現実性がないと言えばいいのでしょうか。テレビで見たことや本を読んだこと、CMの唄などを自分流で替え歌にしていることが多いのです。どうやらいつも頭の中で妄想している様な感じなのです。

そのお話につきあってこちらが「誰が?」とか「何でやってたの?」と聞くときちんと答えられるのですが、こちらから「今日幼稚園で何して遊んできたの?」などと質問するとほとんど毎日「輪投げ」の一言しか返ってきません。あまり園でのことを質問しすぎると嫌なんだろうな。と思い「楽しかった?」と聞くと「楽しかった」と答えるのですが、家に輪投げがあるのですが家では一向に遊んでいる様子がないのです・・。

先日園での日曜参観があり息子の様子を見てたのですが、お友達との輪の中に入っていけずぼんやり外を眺めていたり、皆が取り組んでいることには参加せず手を洗ってみたりと。なんだか悲しいことに楽しそうには見えませんでした・・。
小さい時から一人遊びの好きな子で毎日の様に公園やコミュティー広場に連れて出ておりましたが、ほとんどが私と一緒にあそんでいるか一人で遊んでいました。
つい最近まで私自身も一人で遊んでても楽しいならいいじゃないと思っていたのですが、やはり園に通いだして丸2ヶ月一人でいる息子をみていると、なんだか可哀想に思えてしまいました。

息子に一度「○○くん一人で遊ぶのとお友達と遊ぶのどっちが楽しい?」と尋ねてみたら「お友達と」と言う答えが返ってきました。4ヶ月ほど前に保健婦さんに息子の言葉の遅れの件で相談をしたところ、「同年代の子とのコニュニケーション経験不足だろう」といわれました。幼稚園で少し苦労するだろうけど上手く伸ばしてあげればぐっと伸びる子だから、お母さん頑張って。。とのお答えをいただきました。私も主人も保健婦さんのおっしゃることに納得いたしました。

あと行動の面でも少し気になったことがあるのですが、先生がお話をしている時は座ってお話を聞かないといけないのに、息子は少し離れた高い場所からその様子をみておりました。また、少し先生のお話が途切れた瞬間に息子は動きだし、今度は本を読もうとしてお友達に「だめ」といわれておりました。息子にはただ「先生がお話をしていて皆が座っている時は、○○君もすわっていようね」としか説明ができませんでした。何も皆と全て同じでなくてはいいと思うのですが、こういうケジメの様なものはキチンとできる子であって欲しいのです。

また「同年代の子とのコミュニケーション経験不足」これを補うものは園で行っている延長保育等にどんどん預けて同年代の子と居る時間を増やすべきなのでしょうか?それとも習い事の様なものに通わせて皆と同じ事をして協調性を養っていく方がよいのでしょうか??今のままで夏休みを迎え2学期を迎えてもよいのでしょうか?すみません。とりとめのないことをだらだらと書いてしまい。ご理解いただけたでしょうか?宜しくお願いいたします。

(みっきー さん)


みっきー さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
 
まず言葉の発達ですが、これは個人差が大きいので、少しづつでも単語が増えている・2語文が3語文になっている、等々の様子が見られるので、あまりご心配にはおよばないと思います。
次に話の内容がとりとめもない、とのことですが、子どもの特質として、空想と現実の堺があいまいです。テレビのヒーローものを見ていると、自分もヒーローになった(ような気がして)お友達にキックを浴びせ、お友達が泣いてから、初めて現実は違う、ということに気付く。こんなこともしょっちゅうあります。大人だってそうですよ。今から20年以上前、「燃えよドラゴン」という空手映画がヒットした時、映画館から出てくる人の目、みんな主役のブルース・リーそっくりでした。ですからこれもご心配の必要はないと思います。

一番ご心配なのは、幼稚園での遊び方でしょう。ですがこれも子どもには子どもの遊び方があります。なにも一緒に遊ばないと「遊んでいる」訳ではないと思います。
空想の部分と同様、他のお友達と遊んでいる「つもり」になって、「自分ならこう遊ぶ」という思いをめぐらせている場合だってあります。

私の園でも、いくら誘っても遊びの輪に入らないお友達がいましたが、たしかリレー遊びをしている時に、バトンを「はい」と渡したら、一生懸命走っていきました。何も言葉で誘わなくとも、このように自分から「入りたい」という「そぶり」を見せたとき、その道具を渡してあげたりすることで、一緒に遊ぶようになること。これも多いのです。ですから、ここは幼稚園の先生にお願いして、そのようなタイミングを見ていていただくのもひとつの方法かと思います。

ケジメの問題ですが、私の基本的な考えは「形」から入るのでは応用がきかない。
「なぜ、そうしなければならないか」これを教えていくこと、体験していくことによって、「応用」がきくようになる。それがケジメであり、マナーであり、エチケットに通ずる。それが思いやりの心につながると思います。ですから今は様々な経験(時には失敗も含め)を積む時期ではないか、と思います。

同年齢のお友達と遊ぶ機会を増やすこと。これも良い方法でしょうね。もし身体を動かすことが好きなようでしたら、体操とかサッカー、水泳などもいいでしょう。できればルールを学ぶこともできるサッカーなどが向いているように思います。それによってお友達の輪も広がるかも知れません。

このご相談の文を拝見して思ったのですが、子育ては正解がありません。どれが正しいということもありません。肩の力を抜きましょう。もっとリラックスして、親の理想は理想。子どもには子どもの人生がある、くらいの気持ちで望んでみましょう。
きっと違うもの、今まで見えなかったものが見えるようになるかも知れません。(生意気なことを申してすみません。お気に触ったら、お許しください)

(アドバイザー:井上智賀)


みっきーさん、こんにちは。
えんどうです。

4文語ほど話しているのでしたら、けっこうコミュニケーションはとれそうですね。
園での楽しかった質問をする時に、その答えをもう少し広げてみてはいかがでしょう。
たとえば、「輪投げ」といった時に「どんな風にするの?」「どうだった?」と、そして答えの対して、おおげさにすごいねー、頑張ったねーなどの誉め言葉を、お子さんの表情をみながら、いってみるという方法があると思います。

子供同士のコミュニケーションの前に、親とのコミュニケーションで楽しい思いをたくさんしていると、自然と子どもの中へ入っていけるかもしれませ
ん。

又担任の先生には、相談してみましたか?
直接お子さんに接している、担任はどんな風にみているのでしょう。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


はじめまして、岸本です。4歳7ヶ月の息子さんの件ということでお手紙を拝読させて頂きました。

2つの点にわけてお話しましょうね。

まず1つ目の「ことば」のこと。
これは、本当にすごく悩んでいるお母さん方多いですよね。
他のアドバイザーの先生方もだいたいお答えしているのですが、これは、やはり個人差があるので、少しづつ言葉の数や意味も増えていきます。
「自分流で替え歌にしている」すごいじゃないですか?
これは、単なる言葉を音じゃなく「意味のあるもの」として理解している証拠です。現実性がなかったり意味不明なことは多々あります。
他の会話ではちゃんと答えてくれるようですので、この点はあまりご心配する必要は、ないのではと思います。

2つ目は、「輪の中に入っていない」ということですね。

日曜参観の時に輪の中に入っていけてなかったようですね。
でも、1日の中では見えにくいことも多々あります。
こどもたちも大人と同じように「気分」があります。
だから一人で遊びたい日もあるし、友達に自分から声をかける日も必ずあります。それと、やはり、それぞれのこどもたちの中で、遊びに対する自分の中のバランスというものもあります。
息子さん自身「友達と遊ぶのが好き」といってるのは、たぶん本当のことですよ。ただ、どこまでの範囲が友達と遊ぶという範囲かは、こどもたち、それぞれ違います。
コミュニケーションは本当に大切ですが、それを無理やり行わせるのは、逆に、こどもさん自身の中で窮屈さを覚えたりすることもあるので、できるだけ自由に行わせてあげる方がかえっていいのでは、ないかと思います。

(アドバイザー:岸本元気)




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