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いやなことに対し「気持ち悪い」と言えばやらなくてすむことをわかってしまったよう |
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六歳で年長の女の子です。上に十歳の兄がいます。
家では元気で物事の判断も出来てお姉さんなのに、外では本当の自分が出せないようで・・・慣れた人、場所では大丈夫なのですがおとなしい子になってしまいます。
そして、最近、幼稚園や習い事でなにかと自分の嫌な事を行う時に「気持ち悪い」と訴えるそうです。やらせればとても上手に出来るのに、気持ち悪いと言ってやらないのは、親からみて首をかしげてしまうほどです。
気持ち悪いと言えばやらないですむことをわかってしまったようで、そんな事を言うのは、心が弱いから、弱虫なんだよと教えたのですが、その後も言い出して泣いているようです。
幼稚園前からサークルなどで沢山のお友達に親子共々囲まれて、楽しく過ごしてきたつもりですが、子供は意外と他を気にしてしまう神経質な子だと思います。 幼稚園では、先生も気にかけているみたいなのですが、給食を食べていると先生の所に気持ち悪いと言いに行く毎日です。習い事では、この次は泣かないと言ってもやっぱり泣いています。泣かないで出来る時もあります。
どうしたら、気持ち悪くなる事を忘れてくれるでしようか。精神的に強くたくましくなってくれるにはどうしたらいいのでしようか。私を含めて家族はどう教えていけばいいのでしょう。アドバイスをよろしくお願いします。
(せんぬき さん)
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せんぬきさん、こんにちは。 吉川です。
お嬢さんは今まで、けっこう頑張りすぎていたことはありませんか?
頑張りすぎて疲れちゃったり、ちゃんと出来ないと嫌で疲れちゃったりがたまってしまって、そしてやっと「いや」「したくない」の替わりに「気持ち悪い」で表現されているのでは?
しばらく、給食は少しに減らしてもらい、お稽古事も無理強いせずに、じゃあお休みしようか…と、お子さんとのんびりゆっくり過ごされてみてはいかがでしょう?
下の子は、上を見て勝手に育ってくれるところがあり、ついつい何でも出来る…と見過ごしちゃうことが多いなあ〜と最近私も反省しています。
まだ六歳。 気持ち悪い…という気持ちを受け止めて、ゆったりほぐしてあげることも大切かもしれませんね。
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(アドバイザー:吉川純子) |
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こんにちは、せんぬきさん。吉岡です。
娘さんの状態、心配ですよね。精神的に強くたくましく・・・という、せんぬきさんの想いは良く理解できます。だって、もうすぐ小学校〜って考えると、嫌な出来事に対していつも逃げてばかりいては困りますものね。
ただ、まだ小学校にあがるまでにはもう少し時間があると思うのです。もし、娘さんが何か訴えたいことがあって、それが上手く表現出来なくて、それが「気持悪い」という言葉に集約されているとしたら、どうでしょうか?
強くなれというばかりでは逆に追い詰めてしまうような気がします。「気持悪い」と表現することに対して、「どうして、気持悪いのかな?」「○○って気持なのかな?」などと、受けとめてあげて、変わりに自分の本当の気持を表現してあげるという作業を根気良くしてみては、いかがでしょうか?
私は昔は幼稚園にいましたが、現在は高齢者福祉関係で働いています。 ぜんぜん違うことかもしれませんが、やはり人間、落ち込んだりうつな気分の時って、少しでも自分にとって嫌なことに対しては拒否反応をするようです。そこで、周囲にいる人が「そんなことはないから頑張れ」と言っても、その人にとっては、やはり難しい問題ですよね。
まず、基本は「ありのままの状態を受け止めてあげる」という姿勢と「お母さん(または、ご家族の方)は、○○ちゃんの味方だから、安心して、どんなことが嫌だったのか話してね。」と、それを、ひたすら聞いてあげることが、まず最初に娘さんにとって大切なことではないかと思います。
子どもは日々、成長しています。今は少し立ち止まっているかもしれませんが、ここをバネにしてもっと大きくなろうとしている途中なのかもしれません。子どもを信じて、責める気持は押さえて、あたたかく疲れた心を包んであげてはいかがでしょうか?
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(アドバイザー:吉岡博子) |
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せんぬきさん、こんにちは、漆です。 せんぬきさんも焦ってしまう気持ちとってもわかります。家ではしっかり者のお姉さんなのにどうして?って思っちゃったりしますよね。 「そっか、気持ち悪いんだ〜」とお子様の気持ちを少し汲んであげてみて、「教えてくれてありがとね」とほめてあげてみてはどうですか? いやなこと、自信のないこと、やりたくないこと...頑張りたくないことって大人でもたくさんありますよね。大人なら我慢してやるけど、お子さんは「気持ち悪い」と意思表示してくれていますよね。自分の気持ちを教えてくれることは重要だと思うんです。
「どうして気持ち悪いのかな?」「どんな風に気持ち悪いのかな?」と少しずつ「気持ち悪い」を具体化させて、応援してあげてはどうでしょうか? 少しの間は「気持ち悪い」ということに対して大目に見てあげてみてはどうでしょうか? 園では先生にお話してあまり無理強いをしないように少し配慮してもらってみては?
いやがっても、挑戦する姿勢が見えたらたくさんほめてあげてくださいね。「お母さん見ててあげるからね、そばにいるからね」とたくさんの笑顔で安心させてあげてくださいね。 こどもの成長って驚くほど早いですよね、今お子さんは階段を登ろうと頑張っているときなんだと思います。
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(アドバイザー:漆亜希子) |
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