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ADHDやLDではないかと相談した先で、楽観的なことばかり言われる |
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幼稚園年長の長女の性格ですが、しつこく、かんしゃくもちで、傷つきやすく、執念深く、時にいじわるなことを言ったり等なので、どうしてこうなったのだろう?友達とうまくやっていけるのだろうか?と心配になり、育児の本など読みあさり、ADHD.LDなどを知り、そうだったのか!これでにちがいない!と思い早速、子供の電話相談や地域の相談所に行ったのですが、回答は、「お母さんの心配しすぎでしょう。」「リラックスして。」「そんなのは5歳児の特徴です。」など楽観的なものばかり。 どうしても気になり、病院で心理検査を1度してもらったところ「LD的要素があるようだ。」ということでした。しかし「今、特に問題なければ、様子をみてていいんじゃないですか?この年でははっきり診断するのはむずかしので・・・」ということでした。
私は専門家からみて子供はどういう性質なのか?どう接したらいいのか?これからどうなるのか?心配だらけなのですが、目に見える障害でもないので深刻さが伝わらない様な気がして、もう誰に、どこに相談したらいいのかわからなくて不安です。おおさわぎしないほうがよいのでしょうか?楽観的に様子をみていてよいのでしょうか?
(どろー さん)
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どろーさん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。 私もこのAD/HDに関しては、つい最近まで知りませんでした。実は私の園でも、多動傾向のお子さまをお預かりしています。この子のお母様のご親戚に保育士をしている方がいて、「もしかしたらAD/HDかも知れない」とアドバイスしてくださり、お母様から幼稚園にご相談がありました。そこで初めてAD/HDなる言葉を知った次第です。現在AD/HDについて、私も勉強している最中です。
AD/HDとはAttention Deficit/Hyperactiivity Disorderの略で、日本名は「注意欠陥多動性障害」と呼ばれています。特徴として人から嫌われるような振る舞いをしがち。でも、本人はそれを止めるのが困難である、ということです。 AD/HDは神経生物学的障害で、その特徴は年齢不相応なほどの「不注意」「衝動性」「多動」である、と言われています。特に外見上は普通に見えるため、見過ごされ、放置されるリスクが大きくなります。ある人は「障害と個性の中間」と表現しています。
ところが日本では(地域も教育機関も)AD/HDを始めとした障害に対する理解が乏しく「問題のある子」「障害児」という大きな枠でかこい、社会から隔離させようとする傾向が残念ながらあります。国際障害者年をきっかけに、このような風潮を直そうとする動きが高まってきましたが、まだまだ充分とは言えません。
詳しいことはインターネットで検索していただくと、Tawarada Private Schoolをはじめ、多くのサイトにAD/HDの情報が掲載されていますので、ご参考になさってください。
LDとは学習障害のことです。学習障害というと、「困ったこと」と思いがちですが、一方ではひとつのものに集中して研究する傾向もあります。あの発明王と言われたエジソンだって、LDの典型的な症例があったそうです。
ですからAD/HDにしても、LDにしても、適切な対処があれば、大丈夫なのです。
ここからが本題です。専門機関で診断を受けられ、「特に問題ないのでは?」という診断が出ているのであれば、そのとおりと思います。私どもでは実際にお子さまと一緒に遊んだこともありません。ですから短いご相談の文章だけでは「こうなのでは?」ということも言いづらいのです。 ご質問の子どもの性質ですが、この年齢では千差万別です。「こんな感じです」と言うことはできません。それこそ生活環境によっても性格は様々。子どもの数だけ個性がある、と言っても過言ではありません。 「この年齢で、はっきり診断するのは難しい」というお医者様の言葉。これは真実でしょう。私もそう思います。「様子を見る」というのは「そのままにしておく」ではなく、何か変化があった時は記録する。目立った行動をした場合は、その様子を記録する。どんな言葉をかけて、どんな変化があったか、等々記録する。その資料を基にして、次の判断材料にしましょう、ということです。ですからお母様の記録が次の大切な資料となりますので、これは正確に記録してください。
次にAD/LDであろうがなかろうが、子どもに接するときはスキンシップ第一。 できないことを叱るより、できたことを誉める。誉める場合も抽象的な「いい子だね」ではなく「挨拶がきちんとできて、えらかったね」と何で誉められたのか、理由を添える。 叱る場合も単に「ダメ!」ではなく、何でダメなのか。その理由を説明する。このようなことが大切かと思います。これは私の園で、実際に行なっていることですが、そのおかげで「保育者の指示待ち」の子どもは少なく、自分で考え、行動できる子どもに成長しているようです。お試しください。
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(アドバイザー:井上智賀) |
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どろーさん、こんにちわ。 えんどうです。
育てにくさを感じ、いろいろなところに行き、どろーさんの思いをわかってもらえるところがないように思いました。 幼稚園の担任はどうおっしゃっていますか。 病院は、小児神経科医または、小児精神科医でしたか? LDの要素があると言われて心配が続くのでしたら、専門のところへ行ってみてはいかがでしょう。 いろいろな心配で、楽天的に様子を見られないどろーさんがいらっしゃるかもしれませんね。
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(アドバイザー:遠藤けいこ) |
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こんにちはどろーさん、漆です。 母親というのは、子どもに関しては、生まれる前から心配のつきないものですね。 余談ですが、私も出産前に「糖尿病の可能性がある」といわれ検査を受けました。 そのときにたくさんの医学書や、育児書を読み漁りました。そのときにLD・ADHDという言葉を初めてきちんと認識いたしました。お恥ずかしい限りです。 検査の結果は、ただの私の太りすぎでした...とほほ。
かの有名なトムクルーズもLDだったそうですね。でも自分の得意なことを伸ばしていって大成した。これはとてもすばらしいことだと思います。 病院の先生のお言葉にあるように、今はまだ様子をみていてよろしいのでは?気になるようでしたら、定期的に検査を受けたり専門医とご相談することも良いと思います。ですが今はまだ成長著しい時期ですのでそのときによって検査結果が変わるかもしれませんね。判断をくだすのにそれぐらい難しい時期ではないかと思います。
子どもの成長はとても早く、昨日できなかったことが今日はできるようになった、というようにまだまだ先はわかりませんよね。 今は「LD・ADHDだ!」決めてしまうのではなく、日々お子様の様子を見ながら気になる点について声をかけてあげたり、でお子様の得意なことを伸ばしてあげていいと思うんです。 どろーさんも心配でしょうがここは少しゆったりとした気持ちをもって接してあげてみてはどうでしょうか。そしてどろーさんもお子様との時間を大切にすごしてみてはどうでしょうか。 ご家族の方と、お母様の大きな愛情でお子様を包み込んであげてください。そうすればお子さのかんしゃく等も少なくなると思います。
あまり参考にならなかったかも知れません。 私も日々反省の毎日です。
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(アドバイザー:漆亜希子) |
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