パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 その他
園での怪我、保険のきかない治療費・交通費を出してほしい
3歳半の男児。市立の保育園に通ってます。
4/8に同じ組の男児に顔面中央目元から鼻先まで引っかかれました。傷は深く大きく目立ちます。皮膚科形成外科でも瘢痕(傷跡が色素沈着)が一生残ると言われました。少しでも痕を薄くしたいと思い、美容外科のレーザーを受けるつもりです。

相手方も当初は謝罪をし傷を気に掛けてくれたのですが、傷痕が残り保険のきかない治療をすることを報告した日から態度を変え、「傷は男の勲章」「うちの子だったら治さない」「園に任せた」と不誠実な態度。園の方も日本体育の保険を手続きしてくれてますが、美容外科の治療費はでないそうです。

私としては出来る限りの治療を受けて元に近い状態に治したいと思います。その治療費や治療にかかわるその他費用(交通費等)を出して頂きたいですが、相手の方と園とどちらに申し上げればいいのでしょうか?
また相手の男児の引っかきは初めてでなく、これまでにも何人も被害にあってます。もっと爪をちゃんと切るなり、子供に強く言ってきかすなりしてくだされば、今回の件は未然に防げたのではないのかと、悔やまれます。
相手の方の心無い態度と園への責任追及のむずかしさ(立場が苦しくなると思います)、傷がちゃんと治らなかったら等など色々な思いから苦しくてたまりません・・・。

今後治療方法や病院等がきちんと決まってから3者で話合う事になってますが、どう話を進めたらいいのでしょうか?気持としては相手方の誠意ある態度を望んでますが・・・。

また、この傷とは別に半年前にも他の園児から4本指で引っかかれた痕が頬にくっきりと残ってます。園の引っかき傷に対する認識不足もふに落ちません。アドバイスをお願いします。

(ハル君ママ さん)


ハル君ママ さん、たいへんでしたね。心中お察し申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。私の基本的な考えですが、園内で起こった事故(他のお友達とのトラブルも含めて)は、全て園の責任だと思います。たしかに傷をつけた子どもがいるのですが、未成年者ですし、保育園の保育士さん、幼稚園の先生はそれを未然に防ぐ努力をしなければいけない。また園長は日頃から園の職員をこうした事故が起こらないよう監督する責任があります。ですから相手の子どもの親でなく、園に対して申し出ることになろうかと思います。

ご指摘のように、爪を切っておかないのは親の責任ですが、爪が伸びていれば、プロの保育者であるなら、最悪の場合どうなるか。知らないはずはありません。園で切るなり保護者に「爪は切ってください」とお願いしていいはずです。ましてや今回が初めてのことではないだけに、ある程度の予測が可能だったはずです。

学校健康センターの保険は、傷の治癒までで、その後の整形に関しては、傷が顔面で大きく残るような場合(この点、男の子より女の子のほうが優遇されているようです)にしか摘要できないようです。傷の点に関しては個人差がありますので、「男の子の勲章」ととるか「醜い」と見るか。傷そのものも「これ位は」と思うか、「こんなにひどい」と思うか。個人差が大きい部分なので、私には何とも言えません。

先ず傷が完全に治癒し、その時どの程度の傷が残っているか。それをご確認いただいたうえで、次のステップに進まれるとよいでしょう。私立の場合ですと園長先生の裁量でご判断いただける場合もあるでしょうが、市立(公立)の場合、このことが前例になる可能性もあり、今までにない状態のものが起きた場合、その扱いは非常に慎重になります。そのこともお含みおきください。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちはハル君ママさん 浜田です。
市立の保育所に勤務しています。
勤務して25年あまり経ちますが、このようなひどい引っかき傷は聞いたことがありません。

ちょっとした引っ掻き傷でも跡に残りやすいですね。
確かにハル君ママとしては、傷を見るたびに悲しく、腹ただしい気分になることと思います。

当園でも安全会費として年間一人240円を集金し、怪我の治療費の保障をしています。
具体的な内容は今、詳細を記したプリントがありませんが、この集金をするときには、各家庭にプリントを配布しているかと思いますので、再度保育園側にお聞きしてください。

3者での話し合いがスムーズに進む様に、市役所の保育担当の方にも入ってもらったらいいかとも思いますがどうでしょうか。
相手方が払えない場合は保育園の最終責任は市役所ですから、請求は役所でしょうか。私もよくは解りませんが、役所に問い合わせてください。

とにかくお互いが納得した解決になり、今後の関係が悪くならない様に願っています。

集団保育の良さはやはり、おもちゃの取り合いやちょっとした喧嘩など経験しながら友達関係を広げ、ふかめていくことと思います。
しかし、一人一人生活背景も発達にも個人差がありますので、これを把握し理解しながら保育を進めていっているとは思いますが、保育についてもお聞きしたいですね。

話し合いの中で、この点についても先生方のお話しを聞いてみてください。
これからの保育の課題をを明確にしていくことも、保育園がわにとってもいいことと思います。

(アドバイザー:浜田栄子)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed