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アドバイザースタッフに聞きたい!

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性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
泣き虫を克服して、楽しく幼稚園に行けるようになってほしい
のどか(4歳10ヶ月)が年中になった途端、ちょっとしたことを気にするようになり、その度にパニックに陥ったように泣くようになりました。
以前からママっ子でどこに行くのもくっついていて、年少時も時々泣きましたが、保育時間は元気に参加しているとのことでした。最近は大好きな外遊びでも先生のそばでじっとしているらしく靴も汚してこなくなりました。

年少は1クラス20人でしたが、年中になり1クラス38人で1人の先生が見ています。幸い持ち上がりで担任は慣れた先生なのですが、年中になり叱り方も変わってきたみたいで、怒られたらどうしようと思うと押さえが利かなくなり、大声で泣くのです。

トイレでの失敗が不安で、ちゃんと拭いたかなとかパンツ汚れなかったかなと心配になり、泣くことがあります。先生が拭いて下さることもあり、助けてもらったらまたその事が気になり泣くの繰り返しです。
最近は気の済むように新しいパンツを数枚持たせるようにすると、ちょこちょこ履き替えて泣かずに済むこともあるようです。(これは年少の時にはありませんでした)

家でもちょっとしたことですぐ泣くようになり、主人も私も大丈夫よ、そんな事で泣かないでと気を紛らわすように対処しています。朝は幼稚園泣かずにいけるかなといいながら、ごはんも喉を通らないほどです。じゃあお休みする?と聞くと行きたいといって泣きます。下の子(2歳)が生まれる際に5日間入院した時のさみしさが尾を引いているのか、不安な気持ちを取り除いてあげることが出来ないのです。

あかちゃん帰りもなく、よいお姉ちゃんなのですが、本人なりにいろいろ我慢しているのでしょうか。最近はよくおもちゃの取り合いでケンカするのですが、以前は妹にたたかれても文句を言うだけだったのですが、最近は押し返したりたたき返したりもするようになりました。泣くのもたたくのも私に振り向いてほしいアピールなのでしょうか。泣き虫を克服して楽しく幼稚園に行けるようにするにはどうしたらいいでしょうか。
アドバイスよろしくお願いします。

(のどかママ さん)


のどかママ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。

先ず「泣く」ことですが、本人もこれで精一杯の意思表示をしているのだろうな、と思います。大人なら自分の心の動き・様子を言葉で表現できるのでしょうが、子どもの場合、細かなところまで表現できるだけの語彙がない。どう表現していいのかわからない。そこで(気分が悪いのも、転んで痛いのも、いじめられて悲しいのも、もっと自分の方を向いて欲しいのも、全部ひとまとめにして)泣く。
ですから「泣く」という行為も、様々な場合がありますので、「今は何で泣いているのか」という「見極め」が難しいのです。
ただひとついえることは、現在の状況が自分にとって納得できない。心地よくない。快適でない。なんとか改善して欲しい。だから泣くことで意思表示しているのでしょうね。

もうひとついえることですが、大人であっても緊張している場面と心を解放する場面。そのバランスをとらないと精神的にまいってしまいます。
宴会の席で異常な馬鹿騒ぎをするのは役人・警察官・学校の先生と相場が決まっているそうです。普段は人から見られ、行動のひとつひとつについても気をつける。そんな状況ばかりですと精神的に参ってしまう。酒席での馬鹿騒ぎで、無意識のうちにバランスをとっているのでしょう。

ですから、のどかさんの場合ですが、自分の気持ちの中で、どうしても納得できないことがあるのでしょう。幼稚園生活で、不安な面があるのでしょうか?きっとのどかさんは、しっかり者で、自分なりに完璧にこなさないと気がすまない性格のお子さまなのでしょうね。「もし、自分の考えているようにできなかったら」という不安。今はそれが最も大きなプレッシャーになっているのかも知れません。

もし許されるのなら、日曜日などに、下のお子さまをお母様が、そしてのどかさんをお父様が相手をしてみる、という方法もあろうかと思います。短い時間でいいのです。近所の公園でもいいのです。のどかさんに、お父様・お母様を独占できる時間と空間を作ってあげることなども良い方法かと思います。こんな時は少しくらい「わがまま」でいいのです。それが気分転換になります。
それから、「失敗してもいいんだよ」ということ。「パパとママが見守っているよ」という気持ち。このサインを出し続けてください。愛情や信頼なんて、目に見えるものではありません。でもお互いに感じあうもの、あるはずです。それをしっかり受け止めてください。これができるには時間がかかりますが、そこが大きなポイントになるように思います。すでに行なっていらっしゃるかも知れませんが…。

(アドバイザー:井上智賀)


のどかママさん、こんにちわ。
えんどうです。

子どもが泣くことは、親にとっても不安になるかもしれません。
何とか泣かないように努力なされていらっしゃるようです。
のどかママさんに振り向いてほしいアピールと思われているようで、母親がいつも子どもを見ていてそう感じるのは、的確かもしれません。
そのアピールを受けとめてみては、いかがでしょう。

文章を見て、気づいた点があります。
“「大丈夫よそんな事で泣かないで」と気を紛らわしている。”
お子さんは泣きたい、泣いてしまうという姿、に泣かないでというのは、お子さんにとっては辛いかもしれません。
お子さんの姿を受けとめるには、泣く=OKという親の思いが必要かもしれません。
私だったら、泣いた時に、泣いていいよとか大好きだよといって抱きしめることを続け、(抱きしめることで、直接親のあたたかみが伝わると思います。)そして、普段泣く場面で泣かなかったら、すごいね、えらいね、と誉めて自信をつけさせていくと思います。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


こんにちは のどかママさん、吉岡です。
なんだか自分の娘(4歳児)のことを書かれているようです^^。

年中組になって、今までよりも幼稚園生活に積極的に対応しようと頑張ってきたのかもしれませんね。お姉ちゃんということで、家庭でも少しずつ自我を押さえてきていたものが、一気に出てきているような気がします。

まず、今の状態をまんま受け止めてあげて欲しいなと思います。「泣かないで」とか「頑張れ」というようなことを言わないようにして、「泣きたいんだネ」と、のどかちゃんを受けとめてあげることで(抱きしめてあげながら・・・など、スキンシップをはかりながら)だんだんと落ちついていくと思います。

その子によって時間がかかる場合もありますが、「自分」を認めてくれる「良い悪いというジャッジ無しの愛」という安心感を充分に感じて、外の世界(幼稚園など)へ向かっていくエネルギーがいっぱいになっていく過程なのではないでしょうか?

難しい書き方になっていたら、ごめんなさいね。うちでもちょうど、トイレのことや、下の子との関わりなど同じ状況だったりしてます。いろいろ書いていますが、私もひとりの母として、自分の子の成長や変化にとまどったり、喜んだりしています。

「泣き虫」ということですが、現時点では、泣くということがのどかちゃんの精一杯の表現なんだと思いますので、心配だとは思いますが、出しきってしまうまで見守ってあげてはどうでしょうか?また、園生活でのどかちゃんがとくに心配している点(例えばトイレのことなど)は、担任と相談して、なるべくのどかちゃんが不安に感じないようにサポートしてもらえると良いですね。

(アドバイザー:吉岡博子)




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