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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
マイペースでおこなしい子で、活発なお友達の中に入っていけない様子
4才7ヶ月になる男の子です。

保育園のお友達関係についてご相談します。

3月末に引っ越しをし、すぐに年中から保育園に入園しました。それまで住んでいたところは2年保育が主流だったので、長男も保育園などには行っておらず、2才になる妹と私と三人で家でゆっくり過ごしていました。妹が生まれた前後から赤ちゃんのペースでなかなか外で他のお友達とふれあう機会が持てませんでした。でも、近所のおばちゃんや、時々会うお友達に声をかけたりして、楽しそうにおしゃべりしていたし、家族で仲良く過ごしたり、妹にも優しいお兄ちゃんで、よく一緒に遊んでいたので、まだ特定のお友達がいなくてもいいやと思っていました。

本人は、保育園入園をとても楽しみにしていました。最初は、私が迎えに来ることもちゃんとわかって安心しており、大泣きもせず(我慢顔はしていた)だいたいは楽しそうでした。今も聞くと、「楽しかった」といいます。実際、先生に教えてもらったこと(うがいのしかたや、交通ルールなど)を家で私に教えてくれたりもします。
先生方も優しく、安心していました。

ただ、息子はどちらかというと、のんびりマイペース、純粋ですれていないというか、素直な子です。上の兄弟がいる活発なタイプの子についていけないというか、相手にされていない様子です。先日も、息子が同じクラスの男の子3人がブランコをしているところで、がんばって「かして」と言ったのですが、「かしてじゃなくて、入れてだろー」といわれ、「入れて」と言ったら、みんなブランコをやめてしまって、息子が一人で空いたブランコに乗っていました。親からみるとつらかったです。

さりげなく、一人で遊んでいるクラスの子の名前を教え、「あの子と遊んできたら?」などと言うと、息子は「あそぼ」と行くのですが、おとなしい子はあまり反応せず一人で遊んでいます。友達と遊びたいけれど、元気な子にはついていけない、という中途半端な立場で、寂しい様子です。先日は、ついに大泣きして、保育園行かないと言いました。

親がまずは、と思って、私は明るく他の親にも子供にも声をかけたりしています。お母さん方も優しく、うちの子供にも「そのうち慣れるよ」と言ってくれます。他の子供たちも私になついてきていますが、「ゆうきくんはだめだよ。ブランコのたちこぎもできないし、ゲームもしたことないもん」とうちの子供のことを言ってくる子もいます。もちろんその子が悪気もないのはわかりますし、私も「今度教えてあげてね」と軽くながしてはいますが、大人から見てうちの子もいいところはたくさんあるけれども、子供たちから見るとつまらない子なのかなとか、過保護に育てすぎてやんちゃできない、おもしろみのない子なのかなとか、悩んでしまいます。

私自身、本当は、そう人とべったりつきあいたいタイプではなく、お友達やお母さんを家に呼ぼうかとも考えますが、ちょっとひいてしまいます。

先生は、一人でいろいろ見て歩いたりしています、そういう時期ですと言われました。そうかもしれないと思いながらも、気の合うお友達を作って欲しいなと思います。

あと、息子は滲出性中耳炎で、治療中で、少し難聴です。遠くの電車の音が聞こえにくい程度ですが、やっぱり、みんなより反応が鈍いのだろうと思います。先生にはお話してありますが、あまり問題にはされていないようです。治療もつらいので、早く治って欲しいと祈るばかりです。

(しんごまま さん)


しんごまま さん、回答が遅くなってしまい、申し訳ございません。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容を拝見いたしました。お母様にとっては、先ず「泣かないで登園してくれる」「お友達と仲良く・楽しく遊んでくれる」これが最大の願いと思います。それが…。ちょっとした意見の食い違いかも知れませんが、上手く遊べない様子を見ると、お母様にとってはさぞかしつらいものがあると思います。心中お察し申し上げます。

子どもの世界は大人の想像をはるかに越えた、不可思議なものがあります。私も精神年齢は3歳のままの、大人になりきれていない面があると自負しているのですが、その私にも理解できないことが数多くあります。本当に子ども同士でないとわからないところ、たくさんあるのです。

まずお話したい点ですが、集団生活を行なううえで大切なのは、「家族」と共に過ごした充実度なのです。時間が多ければいいというものでもありません。本当に必要な愛情を、必要なだけ注ぎ・受け止めることができていないと、集団生活になじめなくなります。
これは形の上で「泣かずに登園している」というものではないのです。例えば喜んで登園しているように見えても「今日はどんないじわるをしてやろうか」などと考えている場合が仮にあったとしましょう。その子どもは決して充実した集団生活を送っているとは言えません。

次に集団生活を経験するということですが、「自分とは違う他の人とのおつきあい」を理論ではなく、体験として獲得する場、といえます。「自分はこう思う」「でも他の人は違う考えをしている」「ではどうしたら自分の思いを伝えられるか」こんなことを考え・実践してみる場所でもあるのです。時には自分に注意を向けてもらいたい一心で、お友達の髪の毛を引っ張ったりもします。でも、そんな経験を積み重ね、自分の意志を伝える方法を会得していく。これも集団生活で大切な要素となります。

ここまで書くと、もう私のいいたいことはおわかりでしょうね。今はそのことを体験している場なのです。ちょっと先輩のお友達からつらくあたられているようですが、その子どもにしても、保育所での遊びのルールを教えているつもり、と推測しました。(でも自分の思いがうまく伝わらないようです。しかし、そうやって、その子どもも人が傷つかない言い方を体験しているのでしょうね)
もう少し時間をかけてください。大丈夫です。だって、しんごままさん、ご家庭で愛情あふれる子育て、しっかりなさっていらっしゃいます。どんな場合でも、受け止めることができるだけのものを作っていらっしゃいます。自信をもって、今のままの子育て、続けてください。もう少したてばお互いに「遊び方」がわかってきます。お互いの性格がわかってきます。そうなれば喜んで登園し、一緒に遊ぶことができるようになると思います。

(アドバイザー:井上智賀)


はじめまして、しんごままさん。吉岡です。

3月末にお引越しをなされて、新しい園生活スタート。
息子さんにとっても、しんごままさんにとっても、大変なここ何週間かだったのではないでしょうか?

保育園は、持ち上がってくるお子さん同士での関係が出来ているでしょうから、そこに新しく仲間として入っていくには、まだもう少し時間が必要ではないのでしょうか?
それは、息子さんにとっても、周りのお友達にとっても、お互いに「様子見」の状態なのかもしれません。

私は、幼稚園という職場だったのですが、「お友達と遊ぶ」というのは、園生活の中でも、子ども達にとって、とても大切な経験ですから、担任の先生がおっしゃるように、今は「そういう時期」なのだと思います。

子ども達のいろいろな場面を見て、時に大人は「ドキッ」としてしまうものですが、園生活は場面・場面ではなくて、時間の連続ですから、息子さんがお友達と関わっていることが、少しづつ出ているのかもしれませんよ。
「保育園に行かない!」というのも、今まで家で思い通りになっていた生活から、急に集団生活になって、相手が自分の思うようにはならないという事を少しづつわかってきたからなのかもしれませんね。

ここは、しんごままさんが「ドーン」とかまえて、にっこりと「いってらっしゃい〜。」と送り出してみませんか?

しんごままさん自身、周りの方(お母さん方)と明るく接していらっしゃるとのことですから、あとは子どもの成長を見守ってあげる姿勢で、良いのではないでしょうか?
(もちろん、心配〜というのは 良くわかりますが・・。)

「滲出性中耳炎」最近は、お子さんに多いそうですね。治療のご苦労もあると思います。ウチの近所の耳鼻科も毎日すごく混んでいて、通院するのは大変です。ただ、まだこの年齢ですと「聞こえにくい」という事が良くわからない場合もありますから、お医者様に良く相談して、完治するまで頑張って下さいね。

最後になりましたが、息子さん、私の真ん中の娘と同じ年です。
気持のやさしい男の子なんでしょうね。しばらくは、しんごままさんもやきもきする事があると思いますが、保育園での楽しい時間で、きっとお友達も出来てくると思いますよ。

(アドバイザー:吉岡博子)




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