- 看護師さんからの医療に関する回答について - 看護師さんは診断をしてはいけない決まりになっていて、また、症状や状態を直接診ることができないので、医療に関する回答内容は、アドバイスとして参考にしてください
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検診で「分娩時に異常はなかったの?」と言われてから、発育の遅れが不安に |
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1才になったばかりの女の子の質問です。 よろしくお願いします。 先日、1才健診に行った時、先生に「本当に分娩時に異常はなかったの?」と言われ気になった事があります。
娘は、まだおすわりのみで這いずる事もしません。しかし、歩行器に乗せていると自分で寄りかかりながらも立っています。歩行器の良い悪いもいろいろな情報を聞き、使っていいものか迷っています。 しぐさについても、指差し、バイバイ、手をたたく、こんにちは、など同じ月齢の友達がしていることはしません。 食事は何でもよく食べておりますが、身長が平均より4〜5センチ低めです。
健診までは、遅い子なんだと思っていましたが、先生の言葉を聞いてから心配になってしまいました。検査などをしたほうがいいのでしょうか?私もよく話し掛けたりはしているので、続けて見守っていても平気なんでしょうか? 言葉は、マンマや私を見てウーと話し掛けるようなしぐさはします。 よろしくお願いします。
(チョコ さん)
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樋口夕子です。 お医者さんや保健婦さんの心無い一言に傷つけられる方のお話は、けっこう耳にします。 信頼して診てもらう相手にそういう態度をとられると、不安ですよね。
お子さんはまだ1歳のようなので、しばらくは様子をみててもいいのではないかと思います。
うちの子も平均より背が低く、(体重は平均でした)言葉も遅かったです。指差しなどもしてませんでした。
1歳くらいの子は、びっくりするくらい個人差が激しいです。 あきらかにおかしな点がないかに気をつけながら、成長を見守っていいのではないでしょうか。
きちんとご飯は食べられているみたいなので、そう心配はないのではないかと思います。 きっといそがずのんびりしたお子さんなんでしょうね。
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(アドバイザー:樋口夕子) |
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チョコ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。 私は医者でもありませんし、子育て経験も自分の子ども2人しか知りません。(幼稚園の年齢なら2000人くらい見ていますけれど…) そのような訳で、ちゃんとした回答にならないかも知れません。その点、お許しください。
まず、この年齢(月齢)のお子さま、発達の差が大きいです。ミルクを飲む量だって、極端な話最も多い部類と少ない部類を比較したら倍の差になるでしょう。当然体重差だって大きいと思います。あまり差を気にせず、おおらかな気持ちで接してさしあげることが一番では?と思いました。
お医者さんは医療のプロですよね。患者さんが安心して診察(相談)できる雰囲気を作ることもお仕事のうち、と思います。患者さんの不安を増長させることをしていいのか?という疑問もあるのですが…。ちょっと不用意な発言のように感じました。
他のアドバイザースタッフの方々が具体的な点についてアドバイスしてくださっています。そちらを参考になさってください。あまり気にされないほうがよろしいかと思います。
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(アドバイザー:井上智賀) |
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チョコ さん、こんにちは、看護師の大林です。
発達のゆっくりの子どもと、極端に早い子がいますから、一概には何とも言えないところはありますね。
子どもの発達は、一段ずつ完成させる石段のようなものです。 まず首が据わる、頭をうつぶせであげる・寝返りができる・腰が据わる など・・・。 振りかえってみてください。何か苦手だったことはないですか? 遊びながら伸ばしてあげてください。
うつぶせ寝が極端に嫌いで、そのために次にすすめなかったりする赤ちゃんもいます。ですから、早く歩いて欲しいと思うのなら、その前の段階をしっかり出きるようにすることが大事になってきます。
うつ伏せが嫌いなら、うつぶせにさせてお母さんも一緒にごろんと横になって、おもちゃを見せて手を伸ばさせるとか。 おもちゃの持ち替えが苦手なら手を添えて、声賭けをしながら遊んであげるとか。
特殊な例ですが、保育園の園児で歩くのが他のお子さんよりおそかった女の子がいました。ものを見るときに首をひねったり、大人の真似が出来なかったりしていました。こちらが気がついて調べてもらったら、視力が極端に悪かったのです。 早い時期に解ったので治療を開始できました。
ですから、ずっと子どもをみている親や保育者のカンも大事だと思います。 お母さんが大丈夫だと確信をもてるのなら大丈夫のことが多く、やっぱり不安だなと思うときには、不安感が募らないうちに保健師さんなどに相談すると良いと思います。体格的な問題も個人差がありますから、食事を良く噛んで食べていて、元気ならそれほど心配しなくて良いと思います。
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(アドバイザー:大林千恵子) |
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土居です。
はいはいは極端にいうと、しない子もいるそうです。 歩行器に乗って立つとのことですが、普通のつかまり立ち(机などに自分からつかまって立つ)はどうですか? まだできなくても個人差もありますので様子は見ててもいいとは思いますが・・・。
歩行器は悪いとは思いませんが、どうしてもほったらかしがちになったり、行動が制限されることはあるかとは思います。 食事の支度などをするときぐらいなら、いいとは思いますが長時間だと疲れると思いますし、色々な体勢にしてあげたり、はいはいやつかまり立ち・伝い歩きを促すようなことをしてあげてもよいと思います。
たとえば少し離れたところにお子さんが好きなおもちゃとか、おやつとか差し出して、はいはいや、伝い歩きをしようと思えるようにしてあげたり・・・ね。 もし今すぐにはできなくても、お子さんは日々成長をしていますから、ある日突然できるようになることもあるものです。 楽しみながら一緒に練習してくださいね。 でもゆっくりな分、できたときの喜びはひとしおだと思うのでいっぱい喜んで、お子さんのこともいっぱい褒めてあげてくださいね。
バイバイや指差し、いわゆる「まねっこ」は個人差もありますから、1歳になったばかりだとしないお子さんもいると思います。 強制的になってしまうとどうしても萎縮したり、人見知りだと恥ずかしがったりするので、チョコさんも一緒にしてみたり、幼児向けのビデオやTVを見て一緒に手遊びしたり、遊んでみてくださいね。 もうすでに試してるけど、やりそうにない・・・というときは、とりあえず1歳6ヶ月健診まで根気よくつきあって、がんばってみてください。 それでも、指差し、バイバイ、パチパチ、こんにちは・・どれ1つできないようなら、健診を通じて、小児科の方へご相談されるといいと思います。
身長は平均とおっしゃってるのが、成長グラフの範囲の一番下よりも4〜5cm低いのか、ちょうどグラフの真ん中よりも4〜5cm低いのかはわからないですが、伸び率を見ながら様子を見ていていいと思います。 ちなみにうちの次女の満1歳の時の身長は72cmでした。
言葉らしきものを発したりコミュニケーションを取ろうという気持ちはあるようなので、そのうちに「まねっこ」もするようになってくるとは思います。
とりあえず1歳半健診までは様子を見てあげてはどうでしょうか? この半年の成長ぶりは大きいかも知れませんよ。 その様子を見て、もし必要であるならば専門医などにご相談なさるかどうか 保健士さんと決められていいと思います。
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(アドバイザー:土居聡子) |
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こんにちは チョコさん 浜田です。 みなさんがアドバイスされているように、本当に個人差はかなりあります。
でも、専門家(先生)に言われると本当に心配ですよね。 不安な気持ちよくわかります。 かかりつけの医師にみてもらうのもいいかもしれません。 それで、安心や子育ての勇気が湧いてくるといいと思います。
もし、家で娘さんと二人で過しているなら、役場の子育て支援係のよなところで、親子教室の日時や、サークル名を調べて参加するのも、いいかもしれません。
少し大きくなって出やすくなってきているので、ドンドン、出かけてチョコさんのリフレッシュや仲間作りをしてみては?
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(アドバイザー:浜田栄子) |
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はじめまして、チョコさん、吉田です。
分娩時に…そんな言葉を医師の方から聞くなんて、母親としては、心配かつ不安になりますよね。 何の為の検診なのか、小児科としての意識が足りないのでしょうか…と怒りがこみ上げてきました。
子どもの発達なんて千差万別、そして、今出来ていなくても、次の瞬間あっという間に出来てしまう…そんなものだと思うのです。
ハイハイもほんの少ししかせずに、歩き出す子も居るそうです。 同じ親から生まれ、同じ環境で育っても、姉妹でも、発達の違いがあります。
余り気似せず、次の検診まで見守っていてあげてはいかがでしょうか? 身振り手振りも、幼児番組を一緒に見て一緒に楽しんでみてはどうでしょうか。 お母さんが楽しんでしていると、まねをしてみようとするのではないでしょうか。
身長ですが、私の次女は47cmで生まれましたが、その後伸び悩み、何時も、グラフの下の線の下を爆進していました。 小児科の先生に相談すると、3歳になっても線の下で、その線から下に離れていくのなら、手のレントゲンを取り、その結果を見てホルモン注射を打つ様にしましょう、といわれました。 今は、下の線ギリギリで、成長しています。 焦らず、ゆっくり成長を見守っています。
子育て、発達、どれが正解ということは無いと思います。
次の検診までに、信頼のおける小児科の医師を見つけるのも良いのではないでしょうか。
長くなりましたが、頑張ってくださいね。
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(アドバイザー:吉田幸江) |
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こんにちはチョコさん、吉岡です。 私もつい先日、末っ子の1才6ヶ月検診に行ってきました。
「本当に分娩時に異常はなかったの?」 いまだにこんな風に不用意な言葉をおっしゃる先生がいるなんて 少し驚いています。
何か具体的に心配な点をおっしゃいましたか? ただ単純に平均的なものよりも ゆっくりとした成長をしているお子さんに対して、そういう視点でしか見ようとしないのは、同じ母親としては むしろその先生に対して 疑問を感じます。
基本的に「集団検診」というものは、(母)親の心配事を解消するというのが その大きな目的のひとつだと前に保健婦さんから聞いたことがあります。
私の知り合いのママさんも、ついこの間2才3ヶ月になってようやくお子さんが歩いたと 喜びの報告がありました(このお母さんも、以前はやはり 悩んでいました)。
1才の時点で、おすわりのみという子は 案外まわりにいました。私は医学的な事は素人なので、安易に断言は出来ませんが、お子さんの場合 いつも一緒にいるチョコさんが見て、「これは?」と感じるものがなければ、もう少し 成長を見守る方向で良いのではないでしょうか?
もし、チョコさんの不安が解消されなくって しんどくなっているのなら、地域の育児相談というシステムはありませんか?私の住んでいる地域では 児童館で月に1回、保健センターから保健婦さんが来て、親子での個人面談をしています。
その子の一生のうちで まだ1年目なんですよネ。 同じ月日に生まれても 同じ体格や 同じ成長の子はいませんよね。 子ども1人1人、本当に成長のしかたは違いますから。 心配しているよりも、注意して我が子の成長を見守ってみませんか?
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(アドバイザー:吉岡博子) |
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