パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
- 看護師さんからの医療に関する回答について -
看護師さんは診断をしてはいけない決まりになっていて、また、症状や状態を直接診ることができないので、医療に関する回答内容は、アドバイスとして参考にしてください

小学校で団体行動が取れず、もっとしてあげられることはないかと考えるとつらい
はじめまして。よろしくお願いいたします。
現在小学1年生の男の子ですが、「集団行動がとれない」ことについてご相談させていただきます。

まず、子どもについて少しお話をさせていただきます。
我が家には、この子が一人だけです。
言葉の出始めが遅く、2歳後半で「あ・い・う・・」と一つずつの発音はすべてできたのですが、単語にはなっていませんでした。
また、そのころにはすでに同じ年頃〜子どもには嫌がる傾向があり、近づいてくると私の方へ寄ってくるということがありました。ただ、数人のお子さん(体に触れてこないような子)には慣れていたようです。大人だとだれにでも手をつないだり、だっこされていました。

3歳の終わり(9月生まれなので、7月)から、幼稚園で週2日、午前中のみの保育があったので、行かせました。朝、お部屋の前まで送っていくのですが、始めのうちは、あまり泣かない子なので、無言で走って戻ろうとしていました。
幼稚園にも慣れてきた12月ごろ、園からも「言葉が出ない」と言われ、私も気になっていましたので、保健所で紹介された幼児指導所に相談に行き、1ヶ月に1回程度で通所指導を受けてきました。
次第に言葉も増えてきたのですが、今度は落ち着いて座っていないという問題にぶつかりました。
幼稚園でもお部屋を出て、一人でお花を見ていたり、椅子に座らずに寝転がっておもちゃで遊んでいたりしたそうです。

先生にもたくさん声を掛けていただき、何とか2年保育を終えましたが、幼児指導所の先生からも「心配なら、就学相談を受けてみて」と言われ、受けてみました。
結果は、よい結果が出ているので特殊学級の必要性はないということでした。
そんなとき、突然の転居となり、就学相談の先生にお話をしたところ「かえって先入観を入れずに、何も話さなくてもいいのでは?」ということでしたので、相談を受けていたことは言わずに入学しました。
しかし、1ヶ月も経たないうちに「みんなについて来ない」「座っていない」という話が聞こえてきました。そこで、担任の先生にはお話をすることといたしました。
入学以来、子どもに「きょうは、何をしたの?」と聞いてもほとんど返事がないので、担任の先生には度々お時間をいただき、お話を伺ったり、私自身が学校へ行って様子を見たり、お友達から話を聞いたりしています。

大雑把ですが、こんな感じの子どもです。

話は戻り、相談の件ですが、以前の投稿にも「幼稚園で団体行動がとれない」というのがあり、読ませていただきました。確かにご回答にあったとおりだと思うこともあったのですが、幼稚園と学校では状況が少し違うと感じたことと、最近担任の方から「教室で一人になっているときに、火事や地震があると困るので、なんとしてでも一緒に行動してもらいたいときがある」と言われました。
「みんなと一緒に体育館へ行ったり、校庭へ行ったりすると、かっこいいんだけどな!約束だよ!」などと何度も声掛けをしてきたつもりなのですが、話したときは「わかった」「できる」と答えます。でも、実際はお友達が呼びに来てくれても教室の椅子に座ったまま動こうとしないこともあるようです。
これは、毎回のことではないのですが、着替え・片付けが遅いので、必ず一番最後に出て行くということになります。

また、集中力がないのでしょうか、勉強中(図工も含めて)、止まってしまって進まなくなってしまうことがほとんどなのです。(例えば、かきかたのとき、一文字書いては、動かなくなる。画用紙を前に何も書かない)
したがって、学校では終わりきらず、宿題となって持ち帰るということになってしまいます。
家では、私が横についていると、声を掛けながらではあるけど、終わらせることができます。
最近「お母さんと一緒じゃないとダメなのかな?」と言い出すお子さんもいて、ショックを受けました。

もう一つ、みんなで順番に使う道具など、「貸して」と言われると貸してしまい、自分の作業が進まなくなってしまうということも気になります。

そこで、今、私にできることは、学校での生活をできるだけ把握し、周りのお友達や先生方にお願いするしか方法がないのかな、と。もっとしてあげられることはないのかな、と考えると涙だけが出てしまいます。

学校で個別に受けた行動観察では、知的な問題ではなく、情緒面で少し介助が必要という結果でした。
私としては、普通級の、今のお友達からよい刺激を受けてほしいという思いがある旨を学校側にはお話しております。

主人は、「子どもらしさがある」「もう少ししたら落ち着く」などと言っておりましたが、3学期にもなり、少し心配になってきたようです。

先生方のお話を聞いて、私の心を落ち着けたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

(ひーふー さん)


ひーふーさん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容を拝見いたしました。私は実際にひーふーさんのお子さまと逢った訳ではないので、ご相談の文章の中からの回答になる、ということをお許しください。

先ずひーふーさんのお子さま、とても優しい面があるようですね。「貸して」といわれたら、自分が使っていたものでも貸してあげる。とても素直で、心温かいお子さまとお見受けいたしました。このような面を伸ばしてあげられたら…と思います。

ただ、学校となると、そこには「授業」というものがあります。着替えだって休み時間内に終わらせないといけない。授業中は大人しく席についていないといけません。だって小学校の場合は、1年生で覚えなければならないものが決まっていますから、先生は何としても授業を進めていかないといけません。このあたりが幼稚園との最大の差です。
幼稚園なら、子ども中心に、子どものペースで進めることもできるのですが、小学校の場合、そこが最大のネックになります。ですから、担任の先生がおっしゃることもわかるような気がします。

ただ、ひーふーさんがお子さまの横から援助の言葉をかけると、できる。ひーふーさんとしては、先ずお友達と同じように「できる」ということを重視してもことと推測いたしましたが、逆にそれに慣れてしまうと、ひーふーさんの指示を待って、その通りにしか行動できなくなるようにも思います。
できれば「指示待ち」ではなく、自らの意思と考えで行動できるようにすることもお考えになってください。もしお子さまが何か興味を持っているものがあるのなら、それをとことんやらせてあげ、その中で、「はっ」と光るものが感じられたら、そこを誉めて、もっともっと伸ばしてあげること。それが自信につながっていくようにも思います。

満足のいく回答にならないかも知れません。でも気持ちのやさしい、素直なお子さまと思いますので、その気持ちの優しさを認めてあげること。ここからスタートしてみてください。お願いします。

(アドバイザー:井上智賀)


ひーふーさん、こんにちは。
吉川です。

お子さんのことをとてもよくわかっておられるし、とても温かい思いで関わっていらっしゃる様子が目に見えるように感じました。

もう少し学校側に受け入れ態勢があれば…余裕があれば…と感じたのですが…。

確かに、幼稚園と比べて、学校は生活面だけでなく勉強も教えなければいけないし、行事もいろいろあるので、毎日忙しく、一人一人のいい面をじっくり見てくれる余裕がないように感じます。

30〜40人の1年生を一人で見ておられる先生に、全てをゆだねるのは難しい気もします。

副担任のような形で、もう一人補助の先生をつけてもらったりはできないのでしょうか。

お子さんに寄り添った指導をしてもらえれば、ぐっと伸びてくれるような気がしてなりません。

なんだか的外れなアドバイスかもしれませんが、お母さんが一人で背負うのではなく、学校全体で包んでくれるといいのに…と思います。

ひーふーさんのお子さんだけではなく、特に一年生にはかなり無理をして団体行動をしている子がいるように思います。

「ゆとり」が休みを増やすことではなく、学校や先生方、生徒達の気持ちの
余裕、ゆとりにつながるといいですよね。

(アドバイザー:吉川純子)


ひーふー さん こんにちは。看護師の大林です。

1年生から2年生親として焦る気持ちは良く分かります。
私も、長男のことで悩んでいたことを思い出します。

私が、実感したこと・・・
担任の先生の言葉かけ一つで、子どもは変わってくるんです。
たとえば、帰りがけに、『〇君、プリント持った?』とか『宿題のプリント
丸つけがたのしみだな〜〜』とか声をかけてくれる先生と。そうでない先生
がいます。子どもに特別な配慮が必要なら、それを行うのが担任の仕事です。
特に発達の度合いが気になるお子さんの場合は、子どもさんに見合う配慮はぜひやってもらいたいと思うのです。一声かけてもらうだけで、または、肩を叩いて話し掛けてもらうだけで皆と一緒に行動できる体制になる子どもさんもいます。

一人で悩まずに、『ここをこのように援助してもらいたい』と伝えることが大事だと思います。自信がつくことでやる気が芽生えてきます。

応援しています。一年生のとき鉛筆バトルを一日中やっていたうちの長男も、四年生になった今は、手まぜも少なくなり、人の話を聞くことができるようになりました。少しずつですが落ち着いてくるものです。子どもさんのためにたくさん悩むことも親の仕事、でも、笑ってやり過ごすのも親の仕事です。時々は肩の力を抜いていいんですよ、忘れ物がないようにずっと親が準備していて、ある日今日はいいや!!って日があってもいいんです。子どもは、そこで何かに気がつくはずです。壁にぶつかったら、また来てください。

(アドバイザー:大林千恵子)


ひーふーさん、こんにちわ。松野敬子です。

難しい相談です。
機能的なものか、そうでないのか、その判断は、相当専門性のある医師にしか判断できないように思います。
その「判断」ですら、「本当かなー」と思ってしまう例をいろいろ聞いています。

以前にも書きましたが、うちの息子も落ち着きがなかったので、テレビのニュース番組をみて「ADHDかな?」と思ったりもしましたが、もうすぐ中学生になる今の息子を見ていると、ホント惚れ惚れするほどしっかりしました。(でも、けして、優等生ではありません。中学校の枠にハマルか心配…)
一方、息子の同級生のけんか友達は、3年生の頃からADHDと診断されたようで、薬を飲んでいました。
薬は即効性があるようで、確かに「オトナシク」はなりましたが、ボーっとしているような感じが私は気になりました。
彼と息子の違いは、いまだに私にはわかりません。

ひーふーさんの息子さんの場合、専門的な立場から、「問題なし」との判断はいただいているわけなので、そういう意味では、堂々と学校にいていいと思いますが、ただ、もし、何らかの機能的な問題などで、専門的な「何か」を、より早く受けたほうが良いのでは?とも思いますよね。
友人は、LD児なので、毎週大学病院に通い、治療というより、算数や国語の授業のようなものをマンツーマンで受けいます。
その医師は、LD児のことを研修会などに参加して、勉強されているらしく、友人は学校の先生よりも「先生」みたい、といっています。

セカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう?
子どもの発達については、日進月歩ですから、お子さんの状況がハッキリすると、ママの気持ちも落ちつくと思うのですが。

子どもは、みんな素晴らしい可能性を秘めています。お子さんの力を信じて、援助してあげてくださいね。

(アドバイザー:松野敬子)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed