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アドバイザースタッフに聞きたい!

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性格・生活習慣・行動など わがまま・反抗・ストレス
わがままで、お友達と上手く遊べない
初めまして!現在小学校入学前の年長(3月で6歳になります)の双子(♂と♀)を待つ母です。
うちの双子は切迫早産により、予定日より3ヶ月早く生まれてしまい、それも3月終わりに出産となったため、予定よりも1学年早く幼稚園もそうですが、小学校に入学することになってしまいました。

今回は娘の方についてご相談に乗って頂きたいのです。

双子は3歳でオムツが外れなかったため、幼稚園は無理と考え3歳から4歳の終わりまで保育園に通わせていましたが、保育園では回りのお友達と上手く遊べず、何をやるにしてもうちの双子だけが出来なかった事が多かったり、同じ歳の子達と比べて、どうしても1年分以上の遅れや幼さがあったためだと思うのですが、バカにされたり、「一緒に遊んでも楽しくないから」と言われて仲間外れにされたり、息子の方は暴力的ないじめにも遭っていたので、昨年の4月より幼稚園に転園しました。
幼稚園では息子も娘も悪意あるいじめには遭っていないのですが、娘の方はやはり特定の友達と遊ぶことがなく、いつ見ても一人ぼっちで遊んでいます。

理由を色々考えてみたのですが、保育園の時のように、幼い面で一緒に遊びたくないという事だけではなく、どうやら娘がかなりワガママになっていて、自分の我を通そうとするので、お友達が一緒には遊びたくないようです。家庭でも、息子とのやりとりを見ていると、娘の方が譲れないというか、ワガママを言い、それにより遊んでもらえないとわかると、自分の方から「もう○○君とは遊んであげないもん。一人で遊ぶからいいもん」と言うことが多々あります。その都度、娘には「そんな事いって一人でいてもつまらないでしょ?○○(息子の名前)や、お友達と一緒に遊んだ方が楽しいよ。時には我慢しなくちゃいけないよ」と言ったりするのですが、そんな時は必ずといっていいほどに、ふてくされた態度をとり、一人で膝を抱え込んで黙ってしまいます。話しかけても「ママとはお話しないもん。一人で遊ぶからいいもん」と言うばかりで。。

双子だったので、どうしても母親の愛情も独り占めできなかったから・・・と思うと不憫なのですが、私なりになるべく一人ずつ抱きしめて話をする時間も設けるようには心がけています。
そんな時は落ち着いてくれるのですが、また時間が経つとワガママになってしまうのです。
主人は仕事で帰りも遅く、週末しか子供と接することが出来ないのですが、主人なりに娘や息子とは話をする時間をとってくれています。

園の先生にも相談してみたのですが、「お友達と遊んでいる時もありますよ。ケンカは誰でもしますしね」と言われるだけで、こちらとしても、その言葉通りに受け止められないのです。
4月から入学予定の小学校は一学年一クラスしかありませんので、6年間同じメンバーで過ごすことになり、このままでは誰からも相手にされず、暗い小学校生活になりそうでとても不安です。そこからイジメに繋がるのかもしれない・・などと心配ばかりです。

長々と書いてしまいましたが、少しでもこちらの状況をわかって頂けたら幸いです。
どうか、よいアドバイスをよろしくお願い致します。

(yuna さん)


yuna さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容を拝見いたしました。たしかにお母様としては頭の痛い問題でしょうね。

先ず俗に言う「早生まれ」「遅生まれ」の発達の差。これはいかんともしがたい問題です。この頃の発達は、1ケ月は大人の1年に相当するくらい子どもは心身ともに発達します。ですから3月生まれのお友達としては、前年4月生まれのお友達に比べ、劣っている部分があったとしても、これは仕方ないと思います。

ですが幼稚園でも保育所でも、このことはよく判ったうえで保育にあたっているはずです。そのために幼稚園の教員は児童心理学・発達心理学などを学んでいるのです。このことを理解していない教員はいません。その子どもの発達に応じたもの(活動や助言)を投げかけられないと、幼児教育は成り立たないと思うのです。

幸い今の幼稚園では、そのことを理解し、温かく見守ってくれているようですね。
でも、問題は「ワガママ」なこと。でもちょっと考えてみてください。親や大人だったら、子どもに合わせてくれる部分、ありますよね?でも、子ども同士の場合、「遠慮」する子どもは先ずいません。ジャンケンみたいな簡単なものでも、全員「勝つ」つもりです。だから勝ったときは喜び、負けた時は悔しさを知り、その悔しさがあるから、負けた相手に対する「思いやり」の心が育つのです。

我が強いそうですが、程度の差はあるものの、子どもはみんなそうです。我を通さない子どもは一人もいません。2千人以上の子どもを見た私の目からすれば「子どもってそんなもの」です。園長先生のお言葉、そのとおりに受け取っていただいて結構だと思います。

今は「ワガママ」かも知れません。でも、ワガママという以上、自分の思ったことが通らなかった悔しさみたいなものがあるから「ワガママ」になっていると思います。この体験・気持ちがあるからこそ、大きくなった時に相手の気持ちを察することができる。そんな人間になってくれるように思います。
お母様としては、なだめるだけではなく、なぜイヤなのか。その点をちゃんと聞いてあげてください。できない場合はその理由をちゃんと伝えてください。
今、もう少したって、周りのことが見えるようになり、相手の気持ちを理解できるようになれば、見違えるように「気遣い」できるお子さまになるように思います。

育児は今だけではありません。長い目で見ることも必要です。自分の思ったとおりに育っていないと不安。そのお気持ち、同じ年齢の子どもを持つ私もよ〜く判ります。でも、それが個性ではないですか?
親のロボットになってしまい、いくつになっても自立できない子どもより、自分の意見を言える。考えていることを主張できる子どものほうが、よほど立派のように思うのですが、いかがでしょうか?

yunaさんご自身も、お2人のお子さまに等しく愛情を注いでおられる様子がよく判ります。お父様も忙しい中、お子さまのために時間をとってくださる…。こんな素晴らしい愛情あふれる子育てをなさっていらっしゃるのですから、もっと自信をもっていいのではないでしょうか?今のままの子育てを、時間をかけて続けていただくことが最良のように思います。

回答になっていないようで、申し訳ございません。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、yunaさん 保育士の浜田です。

一度に二人の子育て大変だったでしょうね。
大変さも2人分、心配も一度に2人分という感じですね。
でも、大変だからといって目をそらさないで、しっかり子どもさんを見つめて考えていらっしゃる事、すばらしいです。尊敬します。

私は3人子どもがいますが、3人目はすこししんどい部分があり、見ないようにしているときもありました。。

保育士として子どもたちを見ていますと、色々な子がいます。
だから、一緒に遊んで楽しい時もあるけど、けんかもよく生じます。
集団生活の中で、相手の思いを推測して自分の要求とおりあいをつけながらどのように友達と関わっていくか・・・・人間関係を学んでいくのですよね。

これは本当に大人になっても大変なテーマですよね。
一人の方が気が楽でいいやと思うのは当然。
つい自分の意見がわかってもらえないときはイヤですよね。
でも、友達と一緒に遊ぶ楽しさも経験していると思います。

彼女は今、葛藤のなかで学んでいるのではないでしょうか。
そんな時、解っていることをお母さんから言われるとイヤなのだと思いますよ。5歳から6歳ぐらいになると自分の中にももう一人の自分がいて、一人で黙っている時はもうひとりの自分とお話しているのかもしれません。

少しずつ、自分のことをみつめていけるような年齢になっているのですよね。

こういうときはむしろ黙って見守る方がいいと思いますよ。
黙って見守ることほど大変なことはありませんが・・・
ついつい、言いたくなる気持ちよおく解ります。

色々心配は考えるときりがありませんが、何か家庭ではyunaさんが楽しいと思えることをしてみたり(私はパッチワークでした)、絵本を一緒に読んだり、気分転換ができたらいいですね。

今まで、子育て頑張ってきたで賞をやさしいご主人にもらってください。

(アドバイザー:浜田栄子)




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