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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など わがまま・反抗・ストレス
癇癪を起こす息子に、どう対応したらよいか
いつもありがとうございます。
3歳1ヶ月♂の母親です。
今回の相談ですが、近頃、またス−パ-などで癇癪を起こすようになりました。
2歳半を過ぎて、話せるようになってからは、落ち着きがでて、「お兄ちゃんらしくなったなぁ、、」と思っていたのですが、今日出先で自分の要求が通らないとひっくり返るということをされてしまい、私も突然のことでびっくりしてしまいました。
話をすれば分かると思い、説明するのですが、子供も力ずくで抵抗するのです。

お昼ご飯のお店を探してるときの様子ですが、母「ここで食べようか」、子「いや、あっちの店がいい!」、母「だめ、今日はここでだよ」、お友達のママさん「じゃあ、あっちで食べようね」てな具合でした。
一度、ダメといっておきながら、結局、子供の要求を通してしまった結果です。

帰りの買い物の際も、レジで急に「あっちに行く--!」とわけもなく、叫びだし、ひっくり返る始末。。子供の要求は何なのか、仕方なく行きたい方へついて行くが、その見たいものがなかったらしく、またひと騒ぎ、「飴あげるから」とその場をすませてしまいました。
これじゃ悪循環ですよね。

よその子を引き合いにだすのはよくないですが、その子はほんと聞き分けがよく、まずうちの子のように「あれがしたい、これしたい」とは言いません。言ったとしても、親が「それはダメ」と言えば、素直に応じるんです、、ほんっと、どうしてこうも違うのか・・・グスン(泣)。
親の都合で動いていいのか、それとも、子供の言うことに少し添うのか、、その境目が難しいです。。
よろしくお願いいたします。

(まさ さん)


まささん、こんにちわ。
えんどうです。

言葉がはっきりしてきて、話せるようになってきて、落ち着いてきたところでの、外での突然の姿にはびっくりしてしまいますね。
あれがしたい、これがしたいと伝えているお子さんは、自分の意志をしっかりもっているようです。
具体的な会話を伝えていただいたので、少し感じたことを話したいと思います。

母「ここで食べようか」、
子「いや、あっちの店がいい!」
母「だめ、今日はここでだよ」、
お友達のママさん「じゃあ、あっちで食べようね」

いろいろな状況があると思いますが、私が感じたことです。
「ここで食べようか」というのは、質問をしているように思えます。
YES、NO、どちらの答えも可能です。
まささんはお子さんの答えにNOをだし、お友達のママさんはYESと答えている。
お子さんはどちらの答えの時に、素直になれるでしょうか。
まささんの思いで動きたいときには、「私は〜したい」と伝えてみては。
「ママは、ここで食べたいの」「ママは、今お金を払うの」など。
そして子どもの言うことを受け入れる時は、どうしたい?なにをしたい?と聞き、まささんの思いでOKかどうか。
なるべくお子さんの思いに添えると(YESにすると)、お子さんも大人の思いを聞いてくれるようになるかもしれません。

何気ない言葉のやりとりでも、少し意識をすると、コミュニケーションがうまくいく時があります。
おこさんが意志を伝えてくれるので、お子さんの気持がわかりやすいですね。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


まささん、こんにちは。
これまでのご相談も読ませていただきました。
「お子さんの感情に向き合って、適切な対応をしたい、いい子に育って欲しい」と、がんばって子育てしているのだなーと思いました。
よくがんばっていますね!

手のかかる子、かからない子、ホント個人差で、「なんで、ウチの子は…」と親たるもの、誰もが思うものです。
たぶん、おとなしい子はおとなしい子で、親は悩みます。
このサイトの相談の多様なことを見ても、それは実感できるんじゃないかな。

まだ3歳なので、発展途上です。湧き上がる「感情」をどう扱えばいいのか、スキルがないのはごく普通のこと。
今、まさに、そのあふれ出る「感情」を扱うスキルを、懸命に獲得しようとしているのだと思います。
その過程で、感情と行動が分離できず暴力的になってしまったり、お友達の存在がうっとおしくなったり、癇癪をおこしてしまったり…、しているのです。
それは、成長の過程で必要なことだし、この年齢のかなり特徴的なことだと思います。
そんなに、「ウチの子だけ」と思うことはないですよ。

でも、じゃあ、放っておけば自然に感情に向き合ったり、表現する力がつくか、といえば、そうではなく、大人がサポートしながら、序々にスキルを身につけさせてあげます。
サポートにはコツがいります。
私は、常々、「より良い親になるための親のための具体的な勉強の場がいるよなー」と思っています。
「親業」という有名な勉強方法もありますし、それ以外にも、アドラー心理学や、私の取り組んでいるCAPなど、勉強すれば親としてのスキルアップになるものはけっこうあります。
何でもいいですから、「合うな」と思うやり方を勉強してみれば、親としての自信がつきますよ。
私も、CAPと出会って、やんちゃな息子との接し方(まささん家の息子さんそっくりでした!)、おとなしくて自己主張でできにくかった娘のと接し方、とても勉強になりました。

今回の相談ですが、基本的なことだけちょっとアドバイスすると、まず、癇癪を起こしている状況というのは、感情が爆発している段階ですから、この段階の最中でまずすべきことは、「安心」させてあげることです。
こんな場面でついやってしまうことは、子どもといっしょになって怒鳴ったり「いいかなげんにしなさい!」とか、野次馬(?)が出てきて、あれやこれや指示が変わったり、「どうしたのー」とか聞かれたくないこと聞かれたりすることです。(今回はそういう状況かな)
「安心」させてあげるには、まずは、お母さんと二人で静かになれる場所に移動するなり、物理的な面での「安心」。そして、爆発している感情をとりあえず発散させてしまいつつ、背中をなでるなりして、「いやだったんだね」って感じで、爆発の終焉に誘導します。
爆発の最中には、冷静な考え方にはなれませんので、ともかく落ち着かせてあげることです。

絶対に、いずれ落ち着きます。感情を爆発させるにはエネルギーがいりますから、爆発しっぱなしってことはないです。ただ、数分が長く感じるんですよー。特に、お店の前などで癇癪起こされるとね。

そして、落ち着いたら、そこで、ゆっくり気持ちを聞いてあげてください。
「嫌だったのね」って感じで。
「どうしたかったの?」と選択肢をいくつかだしてあげながら聞くのも大切です。

ここで、問題なのが、まささんが迷っているように、どこまで言い分を聞けばよいのかですよね。
そんなにいつもいつも思いどおりにさせられないですし、させることは我がままにつながるのでは?という疑問。
もっともな疑問です。

で、コツです。
感情を受け止めてあげることと、その後の行動に線を引きます。

感情自体は、どんな感情を持つものOKです。
「この店は嫌」「お母さん嫌い」でもなんでもOK。
とりあえず、「嫌なのよね」を分かってもらいたいのです。
そこをお母さんが分かってくれたことを理解すれば、その上で、「今日はここでなきゃお母さんは困るのよ」というお母さんの言い分にも耳を傾けることがきっとできます。
感情を受け止めてもらえれば、「じゃあどうしよう」という次の段階は、比較的、冷静に判断できるということです。
ちゃんと事情を説明してあげればいいわけです。できないことをやって、後でしかるのはマイナスです。
もし可能ならば、制限付でも選択肢を複数用意してあげて、「この中からならあなたが選べるよ」としてあげられれば、なおいいと思います。
「今日は、こっちのお店しか無理なんだけど、でも、ハンバーグかカレーか選べるよ」って感じですね。

簡単にいうと、
「〜と感じてもいいんだよ」
「でも、〜してはダメ」(毅然として)
「かわりに、〜か、〜ならできるよ」
ですね。

最近、私がいいなーと思っている親のため「HOW TO本」があります。
エリザベス・クレアリーさんの著書で、「親と子どもの感情BOOK」(築地書簡)。
クレアリーさんの著書は、これ以外にも築地書簡から色々でています。
お勧めです!

子育て楽しもうね!

(アドバイザー:松野敬子)




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