パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 園や担任の先生への不満
- 看護師さんからの医療に関する回答について -
看護師さんは診断をしてはいけない決まりになっていて、また、症状や状態を直接診ることができないので、医療に関する回答内容は、アドバイスとして参考にしてください

事故の際の、園の対応に不満
4才1ヶ月(年少)の娘が通う幼稚園のことでご相談します。
先日、親が呼び出される出来事があったので詳しく書かせていただきます。

12:30頃 昼食後、園庭で遊ぶため娘が教室前で靴を履き替えていたところ、走って来た園児に突き飛ばされ、頭を打ちました。

13:00頃 娘は気分が悪いと担任に申し出、直後嘔吐したそうです。

13:00頃 (自宅の留守電に娘が体調不良なので迎えにくるようメッセージがありました)

13:55 私の携帯に連絡があり、迎えに来るようにとのこと。すぐ駆けつけました。

14:00 園に到着。娘は一人で園長室のソファーに寝かされていました。

顔面蒼白で起き上がるなりまた嘔吐。
すぐ自宅に連れて帰り、かかりつけ医院は休診時間だったため市立病院の救急に連絡しすぐ連れて行きました。
幸いレントゲン結果も異常なく、軽い脳震盪だったようで、自宅で2,3日は気をつけるようにと言われました。

取り乱した1日だったのですが落ち着いてよく考えてみると、園は頭部打撲後の嘔吐を繰り返しているというのに危機感のないいい加減な対応だったのではと不安になりました。
数日後、登園させた際、事務所にて副園長先生にその気持ちを伝えました。
「先生方も一人一人に目が行き届かないのは仕方ない。しかし活発な子供のことだから頭を打つというのは今後も有りうること。大事な頭のことだし嘔吐したのであれば万一の場合も想定し適切な対応をお願いしたい。今回のように私共と連絡が取れず、そのまま放置されるのであれば救急車を手配して欲しい」
と申し上げました。
副園長の返事は
「じゃあ今後はお宅のお子さんが吐いたら救急車を呼びましょか。職員は頭を打ったかどうか見ていない時もあるからいちいち把握出来ない。こういう場合はこうして欲しいと決めてもらった方が園としてはやりやすい。だからお宅のお子さんは、吐いたら救急車を呼ぶということにしときましょう」

今後は風邪や食あたりであっても、嘔吐するたびにうちの娘は救急車で運ばれるようです。
臨機応変という言葉は通用しませんでした。
今回は大事に至らなかったことですし大げさに騒ぎ立てるつもりはなかったのですが、あまりに誠意のない対応にこれから2年間お世話になるのかと思うと、悔しさまでこみ上げてきました。
ちなみに私は今年役員を頼まれお引き受けしました。
我が子のためにといろいろなお手伝いや協力もしてきましたが・・・。
教育熱心なお受験幼稚園。お勉強だけが全てではないと思います。
合格率だけにこだわらず、もう少し親の立場に立った対応を望む私はうるさい親なのでしょうか?

子供は機嫌よく通園しております。
親の感情的なやり取りで幼稚園を変えるというは大人気ない態度でしょうか?

(リボンちゃんのママ さん)


リボンちゃんのママ さん、園行事が重なっており、お返事遅れましたことをお詫び申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容を拝見し、「これは仕方ない面もあるなあ」と思う部分と「これは言い過ぎ」と思う部分、両方を感じました。

先ず「これは仕方ない」と思う部分ですが、他のアドバイザースタッフの方もご指摘のように、事故は避けて通れません。平らな庭でも転んでケガをすることもあります。お友達同士でぶつかることもあります。ご家庭でも、例えば電話に出ようとちょっと目を離した瞬間、家具にぶつかることもありますよね?そういった意味で、いくら担任が注意していたとしても、目の届かない場合もあります。

その意味から、

> 「先生方も一人一人に目が行き届かないのは仕方ない。
> しかし活発な子供のことだから頭を打つというのは今後
> も有りうること。大事な頭のことだし嘔吐したのであれば
> 万一の場合も想定し適切な対応をお願いしたい。」

これは当然の要望です。言われるまでもなく、幼稚園として行なうべき処置でしょう。

お母様が1対1で見ていても転ぶ・ぶつかるという場合もあると思いますので、事故は避けるよう努力していたとしても、絶対に避けられないものなのです。ただ、問題は事故の種類です。生命にかかわるような事故だけは、大人の責任で防止する努力をすべきと考えています。

私どもの園でも、事故防止のためコンクリートの床にはクッションシートを敷いています。遊具は定期的に点検し、腐食などがないか。溶接部分のヒビはないか、ボルトの緩みはないか、は調べています。そして何か事故が起こった場合は、その原因を調べ、同じような事故が再発しないよう、改善を繰返しています。

今回の事例では「お友達につきとばされた」とのことですが、結果として「つきとばされた」形にはなりましたが、不可抗力でぶつかってしまった可能性もあります。
子どもは大人と比べて視野が狭いので、見えているようで見えていないことも多いのです。ですから、その部分は大目に見ていただきたいのです。

でも、その後の処置については疑問が残ります、いくら医学的に素人とはいえ、頭を打って、30分以内に嘔吐した、という場合は常識として医者に見せるべき、と思います。園としても保護者の方に連絡して、その後の処置を相談するつもりだったのかも知れません。でも、連絡がつかないなら、自分がこの子どもの親として考えた場合、最善とは言えなくとも最良と思える処置をすべきです。(例えば、近所であまり評判のよくない医者であったとしても、「すぐに見てくれる」というので、その医者につれていった等)

幼稚園は子どもの命を預かっているのですから、原因はどうであれ、何か起こった場合、その全責任を負う、くらいの覚悟が必要です。
その意味からも、今回の処置はまずかったように思いますし、その後の説明も、保護者の理解を得られないばかりか、感情を逆なでしているようで、私は賛成できません。
これはリボンちゃんのママさん、ご指摘のように「臨機応変」という、最もアバウトではありますが、最も大切な部分を無視しているように感じました。ここはおっしゃるとおりで、反論の余地はありません。

多分、今までこのような事故が起こったことがないか、保護者に連絡すれば、その後の処置を全てやってくれていたので、園としての対応マニュアルができていなかったのが原因と推測しました。(でもその結論が「吐いたら即救急車」ではお寒い感じがします)

もし、このことが原因で幼稚園に対して不信感がつのるようでしたら、その後のご判断はお任せいたします。その後、お子さまが喜んで登園しているようでしたら、無理に転園する必要もないように思いますが…いかがでしょうか?

(アドバイザー:井上智賀)


リボンちゃんのママ さん こんにちは。看護師の大林です。
その後、お子さんの様子はいかがでしょうか?

頭を打った後に嘔吐するようなことがあったら、やはり,すぐに病院で見てもらうことが大事だと思います。
保育者が見ていなかったとしても、お子さんが頭を打ったと訴えているのならその言葉を信じて対応して欲しかったと思います。

おそらく、幼稚園側でもお母さんに言われてから、不味い対応だったと思ったのかもしれません。普通なら、謝るべき所を逆に嫌がらのような言葉になっているのも残念です。

しかし、幼稚園側としては面倒なので救急車を呼ぶ事は恐らくないと思います。
事情を聞かれますので風邪や食あたりなどでは救急のほうから、病院にかかるように指示があると思いますし、頭部打撲となった場合には事故扱いになります。
もう一度、感情的にならないように腰を据えてしっかり話し合いをしてみて
ください。そこでわだかまりがなくなれば、今後も楽しく通園できるでしょう。
話がもつれるようなら、安心してお子さんを預けられる所をさがしたほうが
良いような気もします。

(アドバイザー:大林千恵子)


りぼんちゃんのママさん、こんにちは。

事故予防について関心があり、多少、勉強いたしました。
その立場からの意見を書いてみますね。

まず、「事故」はどんなに気をつけていても「ゼロ」にはなりません。
特に、子どもたちは、大人の予測できないようなとっぴな行動もしますので、事故の可能性はそれだけ高くなります。
だからといって、「ダメ、ダメ」と何でも禁止したり、危険を全て取り除くことをしていしまうと、子どもの生きる力を奪ったり、遊びを制限してしまったり、になってしまいます。

じゃあ、どうすればいいか。
それは、最低限、何か事故が起きたときにも、「致命傷になるような怪我はしない」環境にしておくことです。死んでしまったり、後遺症の残るような怪我の原因は取り除く、ということです。
遊具で言うと、「ブランコからの転落はありうる」。ブランコは全ていけないのはなく、ブランコから転落しても死ぬような怪我をしない構造にしておく、ということです。
箱ブランコのような100キロを超えるような鉄のブランコを置かないということです。

そして、もう一つ、事故防止で重要なのは、事故が起きた直後の行動です。
何か起きたときに、適切な対応をとれるように、事故に関しての知識を持つことです。
よくあるのは、学校などの「熱中症」で倒れた子がいた場合、直ちに救急車を呼ばなくてはいけないのに、「寝ていればいい」と放置され、手遅れになるケースなど、けっこう問題になっていました。

子どもの指導者が、知識を持っていないばかりに、助けられた命を落としていまうことは、少なくありません。

今回、たしかに、子ども同士の衝突はままあることです。「ウエーンと泣いておしまい」のケースが大半なのかもしれないですね。
今回も、結果的には、重篤なことにはならなかったわけでが、それは、「たまたま」ラッキーだったんです。
でも、逆にいえば、重篤な結果がおきることだって、あるんです。
その時の対応を全く取らなかった、園の対応は間違っていると思いますし、非常に危険なことだと思います。
りぼんちゃんのママが、園長に言われたことは、全く正当ですし、それを反省されないのでは、今後が心配ですね。
まあ、「先生」というのは、プライドが高いので、正当なことを言われると素直に反省できないのかもしれませんが…。

特に、頭を打って嘔吐、というのは、どんな育児書にも「即、診察」とあると思います。
また、「嘔吐すれば救急車」というのも、ホント、笑ってしまいますが、「嘔吐」の前に「頭を打って」という文章があるのとないのとでは状況は違うだろー!
「頭を打ったかどうか見ていない」というならば、子どもに聞いてあげればいいでしょうし…。

転園するかどうか、それは難しいですが、少なくとも、りぼんちゃんのママの言い分は正しいと思います。
また、我が子の怪我を感情的に怒っているというのではなく、園の対応に怒っているわけですから、園全体の問題という気がします。

一度、「事故が起きたときの対応について」ということで、親の会かなにから対応を聞いてみればいかがでしょうか?
冷静になれば、園長先生も、きっと今回の対応に不備があったこと、理解してくださるのではないでしょうか。

「重大な事故」とは、めったにない。でも、「起こりうる」。
そう認識を持たないと、万が一の事故の対応はできません。
小児科医の中でも、最近ようやく、事故予防ということに注目されるようになったばかりです。
それを何とか、共通認識にしていきたいですね。

(アドバイザー:松野敬子)




前のページに戻る


(C) 2001-2022 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed