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緊張しがちな息子に、どう接していけばよいか |
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3歳6ヶ月の男の子と1歳7ヶ月の女の子の母です。 相談は上の子のことです。
2歳10ヶ月ごろから吃音があり、専門の先生に診てもらっていて、おさまりつつあります。
しかし、元々気が小さくてまじめな性格のせいか、本人も気がつかないうちにとても緊張してしまうようで、幼稚園の面接や3歳半検診のときに、会場で下痢をしてうんちをおもらしをしてしまいました。 普段から便秘を3・4日した後に一度にたくさん出すような感じで、たまたま出したい体調の日に重なったということもあるかもしれませんが、様子を見ていると「きちんとしなくちゃいけない。」と思い込んでしまって緊張してしまうのではないかという感じがします。
持って生まれた性格を矯正しようというつもりではないのですが、どのように接してあげると余計なプレッシャーをかけずに済むのでしょうか? 別に面接や検診だからといってちゃんとして欲しいと言ったこともないし、本人も妹をおばあちゃんに預けて私と2人で出かけられることに喜び、予定より1時間も早く出かけるくらいなんです。 本人が「緊張している!」と自覚しているわけでもないのに「緊張しないでね」と声をかけても逆効果だと思うし、会場では抱っこや手をつなぐなどは望んだ時にしてあげてると思っているのですが・・・。
普段は毎日公園で複数のお友達と遊んでいます。 お友達のお母さんにもよく話し掛けていますがおしっこがしたいというようなことはよそのお母さんには頼めません。
いつも会うお母さんたちには「優しい」「臆病」「感情表現が不器用」「頭がいい」というようなことを言われています。
幼稚園などの園開放に行ったときなどに、みんなでリズムダンスをしたり手遊びをしたり歌ったりするのは苦手です。 嫌いではないようですが、恥ずかしさに耐えられないようです。
こういうタイプの子は普段からどのように接してあげるといいでしょうか?
(705 さん)
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705さん、こんにちわ。 えんどうです。
お子さんにプレッシャーをかけるような、言葉に気をつけていたり、二人ででかける機会をつくったりと705さんは、努力をなされているようですね。 そんな接し方プラス、誉めることをどんどんしてあげると、自信につながることでしょう。 専門の先生に診てもらっているとのこと、なにかアドバイスは、なかったですか?
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(アドバイザー:遠藤けいこ) |
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こんにちは、平田です。
いろいろな個性がありますよね。確かに持って生まれた性格はあると思いますが、これからのいろんな体験・経験で変わってくると思いますよ。 真面目なお子さんほど、人前でお遊戯など恥ずかしくて出来ないようですね。 きっと間違えるということにも、ひっかかりがあるんだと思います。 「がんばって」という言葉かけも、かえって逆効果のようです。 これからの生活で「失敗しても大丈夫、たいしたこと ないよ」ということを分かってもらえるようにしていくことが大切だと思います。
友人のお子さんも705さんのお子さんと同じタイプのお子さんがいました。上が男の子で下が女の子で2歳違いです。 私はお遊戯や遊びが大好きで、うちの子どもにも 普段からダンスや「だんごの三兄弟」の時には、一生懸命練習して夫が帰ってきたら披露したり・・・そういうことを友人の子どもにも「一緒にしよう」と、声かけただけでもすごく嫌なようでした。幼稚園でも同じだったようです。 友人も大らかなのですが、根は真面目で「きちんと育てなければ」と思って育てたようです。
嫌なことを無理やりさせると逆効果になると思うので、705さんがお子さんの性格を理解してあげることが一番だと思います。 「恥ずかしいのにがんばってえらいね」とか「がんばらなくてもいいよ。程々に」なんて肩の力を抜くような言葉がけをしてあげるといいのではないでしょうか。
友人の子どもは今9歳になりましたが、以前はいろいろなイベントに出席することが嫌だったようですが、今は恥ずかしいようですが参加したいと思うようになってきたようです。この前のハロウインの時も参加していました。(面でずっと顔を隠したままでしたが、きっと精一杯だったのだと思います) 普通はそこまでして参加する?なんて・・・思いますが、友人にしてみれば参加したいと思ってくれただけでも嬉しかったようです。
705さんもあせらずお子さんを見守ってあげてくださいね。 そして、お子さんの一番の理解者になってあげてくださいね。
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(アドバイザー:平田美智枝) |
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こんにちは、705さん、私は保育士の浜田です。
3歳6ヶ月の息子さんはお母さんも思われているように、無意識に緊張しているようですね。 賢いお子さんだから、周囲の人が言わなくても、期待や願いを推測することができて、解っているのでしょう。「僕はお兄ちゃんだから・・」という想いもあるのかもしれません。
お母さんも、息子さんのよき理解者であるので、しんどさが分かりすぎるからこそ一層心配されるのでしょうね。 そのお母様の心配が、何かしら感じられて不安になって緊張をたかめてしまうことになるのかもしれないなあと感じます。
できそうだけどできないかもしれない、見えそうだけど見えないという不安が あってそれが自信のなさや、緊張感につながることは年齢的にもあります。 できなくてもそばでお母さんが助けてくれる、解らない時は教えてくれる誰かがいるという安心感、信頼感があることは大切ではないかと思います。
普段の生活のなかで彼が、自信を持てるような活動があるでしょうか。 お母さんのお手伝いができたとか、自分でパジャマを脱げるとか、お母さんと一緒にできていたことが一人でできたなど。 自分で自分のことを「ぼくはおおきくなったんだ」と思えるようなこと、また、「僕がお手伝いしたホットケーキはおいしかったね」とみんなが認めてくれた経験も自信につながると思います。
「おおきくなった自分」に何度もむきあえ、認められた積み重ねが、やがて、「恥ずかしいけれどやってみよう。」「難しそうだけれどやってみよう」「00ちゃんみたいにやってみたいなあ」とか4歳半を過ぎたら、内面的にたくましくなってくると思いますよ。
色々な個性がありますが、大丈夫ですよ。必ず成長していきます。 705さん、「子育て」3歳の時期を楽しんでください。
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(アドバイザー:浜田栄子) |
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