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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 登園拒否・行きたがらない・登園後の後追い
毎朝「行きたくない」の一点張り
はじめまして。 5歳の男の子と10ヶ月の男の子の母親です。
5歳の男の子のことで悩んでいます。
今年の4月から、幼稚園に通っているのですが、5月に体調を崩して2〜3週間幼稚園を休みました。
その後から「幼稚園に行きたくない」と言うようになりました。
理由は「お着替えがイヤ」「体操がイヤ」「弟と離れるのがイヤ」等色々言います。

幼稚園に行けば、みんなと同じ事が出来ているようですが、毎朝家を出て行くのが大変です。
大泣きしたり、甘えたりしても無理やり連れて行った事もあります。
時にはわざと家の中でオシッコをしたこともあります。
幼稚園から帰ってきて、家の中で大暴れしたこともあります。
こんな姿のわが子を見たのは初めてで、とてもビックリしました。

気持ちが落ち着いたところで「幼稚園で何かあったの?」と聞いてみても、「なにも...」と言うばかりでした。
夏休み明けから休みが多いながらも運動会までは、頑張って通っていましたが、最近は毎朝「行きたくない」の一点張りです。

家での生活は、叱られると耳を塞いだり、人の話を聞いてくれません。
弟の真似をしたり、遊んでいるおもちゃを取り上げたりと、ちょっかいばかりだしています。

幼稚園を辞めさせることを考えているのですが、どうしたらよいでしょうか?

(新ママ さん)


新ママ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容を拝見しました。このようなケース、育児書などでは「それは母親の愛情が不足しているからです」なんてもっともらしいことが書いてあります。でも、とりあえず育児書に頼るのは止めましょう(笑)あれはごく一般的な、だれにでも通用する共通事項が中心に書いてありますが、子どもは全く違う個性を持っています。育児書がそのまま通用することのほうが少ないように感じています。

「愛情不足」と言いますが、ではどれだけ愛情を注げば子どもは満足してくれるのでしょう?これは数値や日数で表わせるものではありません。要はしっかりとした親子の信頼関係ができること。これに尽きると思います。

では今回の事例ですが、新ママさんの愛情がまだ不足していたのでしょうか?私はその逆で、本当に愛情あふれる子育てをなさっていたからこそ、その一番大切なママと離れるのが嫌なのではないか?と思います。

たしかに下のお子さまに手がかかるとは思います。でも、新ママさんは弟さんにも、お兄ちゃんにも等しく愛情を注いでいらっしゃった。だからママも弟さんも大好き。「弟さんと離れるのが嫌」という表現から、そのことが読み取れるように感じました。

私の園でも、どうしても幼稚園になじめず、半年お休みしたお友達、3年保育で入園したものの、登園拒否になり、2年保育になってしまったお友達、様々な方がいらっしゃいましたが、どのお子さまも「この幼稚園で遊ぶと楽しい」ということが理屈でなく体験として(実感するまで)理解できたら、そんなことはなくなりました。
きっと新ママさんのお子さまは、幼稚園に行っている間もママのこと、弟さんのことが頭から離れないのではないでしょうか?

私はとりあえず落ち着くまでママのそばにいることが重要のように思います。別に幼稚園を辞めなくとも、休園という手もあります。事情を話せば幼稚園も理解してくれるでしょう。ちなみに私の園で、お休みしていたお友達が来るようになった「きっかけ」は、クラスのお友達がその子のことを心配して「早く幼稚園に来て」という手紙を出したことです。
何がきっかけになるか。ケースバイケースなので、なんとも申し上げられないのですが、本当に大人から見れば些細なことでも、本人が納得しなければ根本的な解決にはなりません。ここは時間をかけるつもりで、様子を見ながら対応されるのが得策ではないか、と思います。

(アドバイザー:井上智賀)


新ママさん、こんにちわ。
えんどうです。

新ママさんが幼稚園をやめさせることを考えるくらい、お子さんの幼稚園に行きたくないの姿は、すごそうですね。
新ママさんがびっくりしたお子さんの行動、私には、お母さんに訴えているように見えます。
家の中で、おしっこをしたり、大暴れしたり、幼稚園に行きたくないと言ったりと、
お子さんにとっては、よほどのことなのではないでしょうか。
「ママ、ぼくのことわかってよ」

叱られると耳をふさいだり、話を聞かなかったり、お子さんはどんな気持なのでしょう。
今お子さんの姿に困り、悩んでいる新ママさん。
弟さんもいて、育児は大変なことでしょう。
どうして?と疑問に思うことで、お子さんの行動の理由がわってくるかもしれません。
いいチャンスだと思います。

(アドバイザー:遠藤けいこ)




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