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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 登園拒否・行きたがらない・登園後の後追い
お友達との遊びがエスカレートして暴力的に
10月6日に相談させて頂いたものです。
6歳3ヶ月の長女の事でまた相談します。
10月の初めに友達に仲間はずれにされて以来行きたくない、と言って困ります。
クラスで一番存在感があり乱暴な言動や行動に出る子と年少時から仲が良かったのですが、年中の夏ごろから命令したり嫌な遊びを強制したりする事があるので嫌だ!!と言う様になりました。
時が解決してくれるかなーと思っていたのですが、だんだんその遊びがエスカレートしてきて、警察ごっこ(手をひもでしばったり)氷の女王ごっこ(女王の命令を聞かないと氷にされる)というようなとても子供達が成長するとは思えないような遊びに変わってきているようです。

長女はその様な遊びに恐怖を覚えた様でそのaちゃんの事を怖い怖いと言うばかりです。最近ではボコボコにしてやりたいと言うような憎悪に変わってきている様です。
aちゃんの言動や行動が今すぐ改善されるとは思えないし、私はaちゃんと長女は距離を置かないと長女がだめになりそうで怖いです。

先生は「朝は泣いてくるけどシバラクすれば落ち着いて他の友達と遊んでいる」と言っていますが、長女は「遊ぶのもご飯食べるのも寝るのもお片つ`けも嫌だ」と言って何もかも楽しくないといいます。朝ごはんも「食べたくない」と言って食べようとしません・・・。
休みの日や夜ご飯はちゃんと食べるのですが・・・所に行く日は殆ど口にしません。
休ませたほうがいいのでしょうか!?けど、1週間2週間休んでも変わらない様なきがしますが。

私から見た長女の性格は優しく正義感が強いと言う面と嫌な物は絶対に嫌だという様なかなり強情な性格と合わせ持っている様に思います。
先生から見た長女は明るく活発で何にでも積極的な面と繊細で傷つきやすい性格と見ているようです。
バス通園で先生とあまりお話する機会がないのですが、どうすればaちゃんの問題を解決できるのか分かりません!?
先生は焦らず様子をみましょうと言っていますが、もうすぐ小学校だという焦りもあります。

(ドラエモン さん)


ドラエモン さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。
ご相談内容を拝見したのですが、やはりクラス内部の人間関係が上手く作用していないのかなあ?と思いました。

私どもの園を例にさせていただきます。子ども同士でのトラブルは日常茶飯事です。内容だって千差万別。「いじめた」「いじめられた」、「おもちゃを取られた」、「三輪車を貸してくれない」…。よくもまあこれだけトラブルがある、と感心するほどですが、ひとつだけ自慢できる点があります。
「悪気があってやったこと。悪いとわかっていてやった。わざとやった」という子どもは少なく、たいていは「良かれと思ってやったことが、実は大きなお世話だった」という場合ということです。

ですからトラブルの大部分は担任なり、トラブルを目撃した教員の仲裁で、お互い納得し、大きな問題にはならないことがほとんどです。

今回のご相談内容ですが、(前回のご相談〜先生のお尻を叩こうと強要〜の時と同じお子さまと思われますが)、やはりここは担任がクラスの人間関係・友達関係をどう作り、どうクラスを運営していくつもりなのか。そのあたりがよく判らないので、なんともお答えしづらいのですが、やはり担任の先生にご相談されるのが最もよい方法ではないか?と思います。

なかなかお話する機会がないようですが、ちょっと時間を作っていただき、家での様子や変化が見られたときの様子など、詳しく話してご相談してください。

担任の先生は「しばらく様子を見ましょう」と言ってくださった、とのことですので、何か好転する可能性なり、「いずれはこうなる」という予測を持っておられるように思います。またはクラスのお友達が作っているグループに変化が見られる等々、何か心当たりがあるようにお見受けいたしました。

そのうえで、もうひとつ付け加えさせていただくなら、このような友達関係を経験することによって「自分と違う考えの人がいる」ということ。それが自我の確立にも役立っている、ということです。
ですからマイナス面ばかりでなく、プラス面もあるということ。そしてどんな些細なことでも相談できるお母様がいらっしゃるということ。
ドラエモンさんの子育てがいかに愛情あふれ、素晴らしいものだったか、ということが伺われます。
その愛情があれば、きっと乗り越えられる日も近いのでは?と思います。
あまり思いつめないで、大きな心で接してあげてください。それが最も早い問題解決かも知れません。

(アドバイザー:井上智賀)


ドラえモンさん、こんにちわ。えんどうです

文章から、ドラエモンさんは結構焦ってらっしゃるのに、先生は焦らずにと言われる、気持がわかってもらえてないように感じます。
そんな中お子さんは、恐怖を覚えるまでになっている、母親としては、辛いですね。

年中の夏頃から1年と少し、お子さんは何もかも楽しくないと言うくらい、疲れきっているように感じます。
もし本人が休みたいと言うならば、本人の意志を受け入れてあげてはいかがでしょう。
変化の休み期間にしてあげられるのは、お母さんです。
まずはがんばったことへのねぎらいの声かけ、
楽しさと、元気をとりもどせるのは、お母さんの愛情だと思います。
その間担任と話し合いをしてはいかがでしょう。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


ドラエモンさん、はじめまして。
ご指名ではないのですが、でしゃばっちゃいました。松野敬子です。

まず、お嬢さんの状態ですが、不安と恐怖心で心がいっぱいになっているようですよね。
やはりこれは、私は、なんらかのケアが必要だと思います。
子どもの成長に、「安心感」は必要不可欠。
「安心感」が確保されていて、初めて、「自己尊重」(自分を大切にする心)や「自己実現」(こうなりたちと思う向上心)が積み上がっていく、といわれています。
ですから、「不安」の中にドップリいては、幼稚園で色んなことを学ぼう、身に付けようという意欲がなくなってくることもありえます。
そりゃ、行きたくなくなっても仕方がないですよね。

では、どうすればいいか?です。

まずは、安心感を取り戻してあげるためには、不安な気持ちを吐き出させてあげることが大切です。「気持ちを聴いてあげる」とは、状況を聞くのではなく、「その時、どんな気持ちだった?悲しかった?悔しかった?怖かった?」と気持ちを表現する答えになるような聴き方をしてみてください。

幼稚園を休ませてあげることも、私は、「病気」とも「癖になる」とも思いません。
無理して幼稚園に行って、不安が募り、無力感が募ることよりも、しばらく安心な環境の中で、自分のやりたいことをやりたいようにさせてあげる、ボーとっしていたっていいし、テレビ見てたっていいと思います。そうすれば、自分の中にまた「力」を取り戻すことができるんじゃないでしょうか。

肝心なのは、短時間に「全面解決」しなければならない、と思いすぎないことじゃないでしょうか?
行きつ、戻りつしながら、少しづつでも安心感を取り戻せていければ、状況は違ってくるんじゃないでしょうか。

ちょっと元気が取り戻せたら、とりあえず、目先のできることからでも、ともかく、「できること」を具体的に言ってあげるってことも必要です。

信頼できる先生に協力してもらって「逃げ場」になってもらう。
「とっても嫌なことを無理にしようって言われた時にはね、○○先生のところへ走っていこう!先生は、何も聞かないで、側にいさせてくれるからね」とか。
先生のところへ行くと、「告げ口」だと罪悪感を持つ子がいますから、「悪いことをしたことを言いに行く」のではなく、「逃げ場」としていてくれればいいわけです。
ともかく、その場から身を外す、ということはとても大切ですから。
まあ、これは、一例ですが、できることを、お母さんも子どもの目線で考えて、選択肢をいろいろ出してあげられれば、いいですよね。

それから、乱暴なお友だちの方ですが、むしろ、先生方は、その子へのケアをしっかりしてくれればいいですよね。
「問題児」というのは、その子が悪い子ではなく、「問題を抱えている子」である場合がほとんどですから。ちゃんとその子の気持ちも聴いて受け止めてあげ、その上で、でも、他の子を傷つけるようなこと、怖がらすようなことは、してはいけないんだよね、と毅然として伝えていくことが必要でしょう。

先生の「あせらず様子をみましょう」の中身を具体的にたずねてみれば、先生の方針もわかるかもしれないですよね。でないと、「親として安心できない」また、「親の関わり方として配慮の仕方も変わるので」というのは当然の言い分でしょう。先生は質問に答えなくてはいけないとのではないかと、私は思います。

地域で育つ子ども達は、運命共同体ですから、ひとりの子の「問題」が周囲の子に影響を与えます。なんとか、地域の子ども達として、心をかけてあげられればいいですよね。

でしゃばったわりに、たいした返事ではありませんが、参考になることがあれば…。

(アドバイザー:松野敬子)




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