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保育園をやめたいと言う娘、ママは退園を求められているけれど・・・ |
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4歳と1ヶ月の娘のことで相談させてください。 1歳のときから保育園に通っているのですが、ここにきて、保育園にいくのを嫌がり始めました。「やめたい」とも言っています。 本人に理由をきくと、1歳の頃から担任だった先生が辞めてしまったから、だと言います。
そのほかに、親として思い当たる原因が私が今妊娠していることだと思います。先生の退職が重なり、登園拒否を始めたような気がします。
そして、今、私が妊娠し、仕事を退職したことを理由に保育園に退園を求められました。 働く意欲などを見せれば、残れるかもしれないと言われていますが、どうなるか分かりません。
主人や母は「やめたいと言っているのだから、幼稚園に変えたらどうか」と考えているようです。 本当に4歳の子供の言うことを信じて、やめさせてよいものか悩んでいます・・・。 このまま行けば2・3ヶ月後には結果が出て、残れるか、退園かが決まります。 退園が決まってやめるのでは、本人がかわいそうな気がします。 どうしたらよいのか、アドバイスを頂ければと思います。お願いします。
(こころママ さん)
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こころママさん、こんにちわ。えんどうです。
こころママさんのこころがとても揺れているようですね。 そして、お子さんの意見を尊重しようとなさったり、お子さんの思いを大切にしようと思ってらっしゃるようです。 お子さんにもう少し聞いてみては。 やめたら、幼稚園に行くこと、幼稚園とはこんなところ、もしかしたら、保育園をやめなくてはならないかもしれないこと、4歳なりの認識で、話が聞けるのではないでしょうか。 そして、お父さん、お母さんはこう考えると両親の思いも話してみては。
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(アドバイザー:遠藤けいこ) |
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こころママさん
はじめまして、松野敬子です。 お返事が遅くなって、ゴメンナサイね。
浜田さん、遠藤さんが、的確なアドバイスをされているので、ちょっと補足程度に、コメントさせていただきますね。
子どもの「気持ち」は受け止めてあげたいですよね。 でも、いつもいつも子どもの思うままにしてあげることがいいいか、といえば、それは違います。 じゃあ、そのあたり、どう折り合いをつけていくのかですよね。
気持ちを受け止めることと、その後「どうするか」を分けてあげるといいですよ。 気持ちは、どんな気持ちもOKです。 うれしい、楽しい、ホッとする…。そして、悲しい、悔しい、怖い、嫌だ…。 感情が動く、湧きあがることは、それがどんな感情であっても、全部、OKですよね。 ただ、その感情のままに、感情をぶつけてしまうのは、避けたい。避けられるように成長して欲しいわけです。 ですから、感情は受け止めてあげても、次の行動をどう選ぶかは、色々な選択肢を出してあげて、より良いものを見つけ出せるよう、サポートしてあげます。
今回のことなら、「先生が辞めてしまって寂しい」「お姉ちゃんになるのが、不安。寂しい」そんな気持ちは、「そうだよね、本当に寂しいね、お母さんも寂しいよ」「ちゃんとお姉ちゃんになれるか、心配だねー」って、思いっきり寂しさを出させてあげてください。
でも、保育園を辞めるかどうかは、親としての判断、また、今後の仕事をどうするかの判断などで、しっかりお父さんやおばあちゃまと話あわれて、その判断をできるだけ、前向きにお嬢さんに伝えてあげれば、納得するのではないでしょうか。
高校や大学をどう選ぶか、という判断は、子どもに選択権があってしかるべきと思いますが、幼稚園や保育園という年令は、それを子どもに委ねるには、荷が重いように思います。
ただ、私は、息子を4回も転園させてしまった人なので、子どもに負担をかけない配慮ができれば、転園を否定的には捉えていません。 我が子にあう場所を見つけてあげるのに、けっこう貪欲になってしまう時期ですよね、幼児期は。 いづれにしても、ダンナさまと話あってくださいね。
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(アドバイザー:松野敬子) |
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こんばんわ、今治市(愛媛県)で保育士をしている浜田です。 こころママさんの都合で退園しなければならないかもしれませんが、退園しなくてもいいのではと希望的な想いで私の思いを書きます。
子どもさんは4歳1ヶ月ということなので、年少クラス(3歳児)さんですね。 今までは、保育士との関係を中心に行動していたでしょうが段々お友達との関係が大切になっていく時期だと思います。お友達と一緒にいて、真似をしたりごっこ遊びをしたりしながら(けんかも多いですが)育ち合っていく時期だと思います。
丁度私の保育所で、9月頃4歳(3歳児)のなっちゃんが行きたくないと車から降りるのを何日か嫌がっておりました。ようく聞くとお友達が遊んでくれないということでした。 担任からは仲良しのお友達が水ぼうそうで1週間ほど欠席しているとのこと。クラスではお友達作りを意図的にしようと、保育内容を考えたり、お手伝いも好きなので給食当番を交代してしたりと・・今ではまた、笑顔で登所しています。
今まで、喜んで行っていたのに急に「やめたい」というところには、遊びたくても好きなお友達と十分遊べない気持ちがあるのかも、また他にも「やめたい」の背景に何かあるのかもしれません。 しかし、言えることは子どもさんが確実に成長・発達しているということです。発達しているからこそ悩んで「やめたい」になるのでしょう。自分の思う様にならないことに対してどのように周囲が理解して応援してくれるかを問い掛けているのかもしれません。
また、「好きな先生が辞めて寂しい」という娘さんの気持ちは、保育士としてもこころママさんとしても優しくて感受性の豊かないい子だなと嬉しくなりますよね。 人との出会いがあれば必ず別れもあります。だから、寂しいけれども、今現在の生活や遊びを豊かに楽しくできるように周囲が支援しながら乗り越えていくことも大切かなと思います。
お姉ちゃんになりたいけれどもママに甘えたい、お友達とも遊びたいけれどもママと一緒にいたいという気持ちも受けとめながら、ママがゆったりと保育園でのお話を聞いてあげていると、しだいに不安や緊張が安心感に、お姉ちゃんになるという喜びや期待に変化していくのではないでしょうか。 もし楽しくなった頃に退園になったとしても、やめたかったけれども、また楽しくなったという経験は次の環境の変化でのしんどさを乗り越える力となるように思います。
こころママさんが真剣に子どもさんのことを考えていることを尊敬します。 お身体を大切にいたわって出産を迎えられることを願っています。 お元気で(^○^)
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(アドバイザー:浜田栄子) |
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