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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
内気な息子が強引なお友だちと上手く付き合うには
はじめまして。次男6歳(年長)のことでご相談します。

次男は長男と違い内気で幼稚園でも特定の子としかかかわりません。関わるのも楽しくて一緒にいるというよりは強くて独占したいタイプの子に仕切られてNOと言えずにしたがっている、という感じです。

強いタイプの子は次男と遊べば自分の主張が通るので満足なようですが、次男はとても疲れるようです。それでもあまり私には不満をいわないのでストレスの行き場が、物や兄(11歳)にあたるなどで、みていて私はとても心配です。
長い目でみて・・と自分に言い聞かせ次男にも自己主張できるように促してはいるのですが。

先日あまりにも遊ぶことが負担の様子なのでその子の母親に相談しました。親が口出してはいけないかとは思いましたが母同士も親しくしている間柄だったので相談しました。
反応は「うちの子は強引だからあわせて遊んでいれば疲れるのは当然」と。それ以来、その子は止められているのか遊びにきません。私は遠ざけるだけが解決法とは思わないのですが。親子ともに気まずくなってしまい・・・。

今の状態で親も子もどうすれば良いのかわかりません。よきアドバイスをお願いします。

(ゆうき さん)


ゆうきさん、えんどうです。

お子さんは、とてもやさしいのでしょう。
ゆうきさんがお子さんの友達とのかかわりで、ストレスになっているのではないかと、あたる姿を見て気づくことは、すごいことです。客観的にお子さんのことも見ているように思います。そして、自己主張できるようにうながすという、行動もおこしています。

私が思うのは、物やお兄ちゃんにあたるというのは、ある意味自己主張をしているかも知れません。ただ出し方が、ゆうきさんが心配になるところかもしれません。私もゆうきさんが思うように、自己主張が友達との関りで出来るように、なれば変われると思います。

自信をつけることがまず一歩になることでしょう。それには、誉めることです。認めることです。お子さんが自分の思い要求を言っている時は、ちょっと立ち止まり、よく言えた、そう言うとわかるよなどと返答していったり。
あたるというのは、行動しているのですか?(なげたり、ぶったりなど)もしそういう時は、言葉で、気持を表現してみるように、「どんな気持なの?」と、そしてそれに共感していってみては。

行動で感情を出さずに、言葉で言えた時は、おおげさなくらいに誉めてみてください。少しずつ気づいた時でいいと思います。親から誉められるのが、なんといっても一番自信がつくと思います。そして誉められた時のお子さんの顔つきが、ふっと変わってくるに気づくかもしれません。

(アドバイザー:遠藤けいこ)


ゆうきさん

遠藤さんが、「自信をつけるにはほめるしかない!」と、同感のアドバイスをしてくださっているので、私からはほんの少し、思ったことを書かせていただきますね。

兄弟って、親にしてみれば一番身近なサンプルなので、ついつい比べがちですが、同じように育てていても、ホント不思議なほど違って育つんですよね。「お兄ちゃんはこうだったけど、下の子は…」ってのは、親も子も疲れるばっかであまりいいことない気がします。

我が家の場合も、上のお姉ちゃんは、ゆうきさん家の次男くんタイプ、下の男の子はゆうきさん家の長男さんタイプです。
お姉ちゃんには、心配をしました。小学4年生から6年生くらいでしたが、どうも、学校でお友だちにビクビクしている。緊張しているのが顔に出ているんです。夜中に「ギャー」と叫んで泣き出すこともあったし…。「あなたにとってお友だちって何?」って聞くと、「怖い」「学校って安心できてる?」って聞くと。「全然安心できない」そして、お休みの日には、家でボーっとしているのが一番いいといいました。

CAPなんてやってますから、いろいろお話もしました。「安心がないと、生きていけなくなるよ」「お友だちに、嫌なこはイヤ!っていわないと、安心が取り戻せないよ」とか…。そしたら、娘は、「もう聞きたくない」って。けっこう悩みましたが、親はけっきょく無力で、なにもできなかった気がします。ただ、時折、こんなことがあった、あんなことがあった、というのを聞いていたくらいです。

でも、6年生のとき、辛かった話をひとしきりして、「でも、お母さん、私は5年生の時よりは強くなれてるから大丈夫だよ」と自分でいいました。中学生になるのを、親としてスゴイ心配しましたが、それが親友もでき、お友達との距離のとり方を学んだようで、「とても楽しい!」と学校にいっています。
まだ6歳の次男くんの参考にはならないかもしれないけれど、子どもの力を信じて成長を待ってあげればいいように思います。一杯、ほめてあげて、自信を貸してあげながらね!

それから、相手のお母さんとお話した件。これは、これでいいと思います。相手のお母さんが、それなりに「いい気」はしなかたとしても、それは仕方がないことで、彼女の気持ちは彼女のものです。そして、「近づかない」という選択肢も悪くはないと思います。次男くんにとっても、お友だちにとっても。
離れてみることで、次男くんは、別のお友だちと遊べるチャンスが生まれるし、お友だちだって、「いいお友達関係を作るには、相手の気持ちを考えることが必要なんだ」と、もう少し大きくなった時に理解するんじゃないかな。これは、強引な子には必要なことですものね。

お互いの親が、それぞれタイプが違うけど、「みんな個性豊かのいい子」。でも、今はまだ、ちょっと力のバランスがよくないので介入したんだよね、って思えればいいと思います。
(しかし、私も、同じ経験がありますが、親しくしていたのに、話をして以来、ピタッと私に近づかなくなりました。まあ、仕方がないと割り切りましょ。子どもにとっては、それが必要だとそのとき、自分が判断したんだから)

ということで、一言と言いながら、長くてスミマセン。
楽しく子育てしましょうね!

(アドバイザー:松野敬子)




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