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保育園での仕事が大変で今後が不安
はじめまして。私はこの春大学を卒業して、今私立の保育園で看護師をしています。0歳児クラスに入って保育士さんと同じ仕事をしています。実際、これだけの仕事をするのにいっぱいいっぱいなのです。

また、臨床にでることなくこの職場に入ったため、私しか看護師がいないこの職場でちゃんと看護師としての役割が果たせるかどうか不安もあります。自信を持って働いていきたいし、少しでも看護の専門性を生かせることができるように勉強をしていきたいのです。

そこでぜひ先生にご指導いただきたく相談させていただきました。よろしくおねがいいたします。

(ひめ さん)


ひめ さん、ご相談いただきありがとうございます。旭幼稚園、副園長の井上です。

私はプロフィールにも書きましたように、保育系の大学を出ている訳ではありません。たまたま父がこのような仕事をしていたから、この道に入ったようなものです。そんな人間がひめさんに「ご指導」などできる訳がありません。ですから、私自信の経験談をお話します。幼稚園に入った当初はどう子どもと接していいのかわからず苦しみました。子どもにとっては資格を持っていようがいまいが、そんなことは関係ありません。目の前にいる大人はみな「先生」なのです。自分にはそんな経験もない。知識もない。そんな中からスタートしました。

ひめさんは大学を出られて、臨床経験もなく今の職場に入ったため、本当に看護が必要な事態になったとき、適切な処置ができるかどうか、という不安があるようですね。でもそれは誰もが(立場や状況が異なるとはいえ)新人の頃は感じているものなのです。この仕事にプライドは必要。でもプライドだけでは仕事になりません。プライドにかけて、何があってもやりとげてやる!という根性が必要だと思います。

私は看護の仕事がどのようなものか。病院の看護師さんを通じてしか判らないのですが、やはり保育と同じで経験がものを言う仕事のように思います。
ある大学の先生が「保育はカンと経験による名人芸ではいけない」とおっしゃったことを覚えていますが、私は逆に「カンと経験による名人芸の世界が保育」と思っています。だからベテランの意味がある。伊達に修羅場をくぐって来た訳じゃない!そのくらいの意気込みであたってください。

例えば朝の検温にしても、誰にもできる仕事です。(だって体温計が測ってくれますものね)でも、その体温をどう判断するか。その数値を読み取る技術にも専門性はあるのではないですか?探していけば、いくらでも専門性を発揮できる場はあると思うのです。その中で、「ひめさんでなければできない仕事」を増やしていくこと。そしてその仕事の中で、経験を積み、自信をつけていくことが大切ではないか?と思いました。

今は保育園の中で経験を積んでいく時期です。その経験の中から、きっと子どもの気持ちがわかる看護師さんになってくださることでしょう。あせらず、じっくりとお仕事にはげんでください。前を向いてGO!

(アドバイザー:井上智賀)


ひめさん こんにちは、看護師の大林です。
余談ですが、看護師という響きになんとなくしっくりしないのは、私だけではないでしょうね。(笑)

社会人一年生ですね!!他の病院などの求人もたくさんあったと思いますが、保育園を選んだと言うことなのでしょうか?臨床経験については以前の相談でありましたので割愛させていただくとして・・・

保育士の仕事は大変ですよね。ただ、同じ様にオムツを替えていても、食事を与えていても、看護師と保育士では見方が違いますよね。それに、気がついてきて、自分の看護婦としてのやり方を悩まれているのだと思うのです。前任者がいらっしゃればその方に色々聞いてください。(主任・園長から連絡をとってもらって)あなたが始めての看護師なら、ある意味やりたいように仕事ができます。

押さえておきたいのが、子どもの朝の健康観察・持参した薬のチェック・伝染病の流行の気配(予感?)です。地域の子どものかかり付けのお医者様の処方の癖を知っておくことも大切です。専門医(眼科・耳鼻科・皮膚科・外科)を把握しておくこと、状態に応じて、受診を勧める事はたいせつな仕事です。

ただ、今はなれることが先決。落ち着いてから保健便りなどを発行して、保護者の健康に関する意識の向上を図りましょう。与薬依頼票も必要だと思います。必要ならば、資料を送ります。連絡くださいね。

必要なのは臨床経験よりも、冷静さと判断力です。常に勉強して前に進んでください。

(アドバイザー:大林千恵子)




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