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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
その他 保育士さんからの質問
保育者に向いてないのでしょうか?
はじめてご相談いたします。
私は託児所に勤務しており1歳半から4歳までの子供を保育しています。

子供が遊んでいる時に喧嘩がおこり時々引っかき傷等の小さな怪我が生じることがあります。小さなものでも怪我は怪我。やはり保育者が未然に防げなくてはいけないのでしょうか?

先日一緒に仕事をしている先輩の先生にこんな事を言われました。「先生は子供の状況をよく見ているのにこどもの怪我を未然に防げない判断力がないのでは」と・・・子供の喧嘩は危険でない限りはできるだけ見守るようにしているのですがどうやら危険と判断し仲裁に入るのが遅いようです。

又時々私の目の前で急に子供が転んだりつまづいたりして怪我をする事があります。他の先生に怪我をしたときの状況を伝えると「きちんと状況を見ているのになぜ子供が怪我をするのか不思議。目をちょっと離した隙に起きた怪我ならしょうがないけど」と言われます。やはりこれも自分に判断力が欠ける為でしょうか?それから私は子供が好きで子供と関わる仕事に就いたのですが、子供の気持ちをよみとる事ができていないように思います。長く子供と関わっていても保育者として進歩がないように思うのです。

やはり子供が好きというだけでは駄目なのでしょうか?今、子供に関わる仕事はむいていないのではと考えています。どうかご助言よろしくお願いします。

(たかこ さん)


たかこ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。

たかこさんがお悩みの件ですが、誰でも一度や二度、こんな悩む時期があるのではないでしょうか?かく言う私も保育関係の大学を出た訳でもなく、単に父が病気で倒れたことが今の道に入るきっかけでした。「本当にこの仕事が向いているのだろうか?」と悩み、山にこもることも考えた位です。スキー場近くのペンションに「居候募集」の広告があり、本気で行こうかと思ったくらいですから。(でも結局は山にはこもりませんでしたけれど)

たかこさんの悩み、ある意味であたっている部分もあります。例えば幼稚園の教員採用試験に来た学生さん、皆さんこぞって「子どもが大好きです」とおっしゃいます。良い先生になる為には「子どもが好き」というのは必要条件です。でも充分条件ではありません。(子どもが好きなら皆良い先生になれるか?それだけではだめですよね)

そこのところをふまえたうえで回答させていただきますが、先ずたかこさん、「私はこれが得意」というものがありますか?例えば絵が得意・歌が好き・指遊びを一番知っている等々「これなら負けない」というものを前面に出して保育してみてはいかがでしょうか。ある意味、今は自信を失いつつある状況ではありませんか?本当に保育の仕事に向いていないのなら別ですが、ある程度経験も積まれ、子どもの心理もわかり、「子どもの状況をよくみている」との先輩の先生から言われているのなら、マイナスの部分を打ち消す、それ以上のプラスの部分を発揮されることが当面の課題のように思います。当園の職員でも人一倍汗をかき、必死に保育しているのに結果がついてこない先生がいました。でも3年目に大化けして、「年少組スペシャリスト」として不動の地位を築いた方もいます。

怪我が多いとのこと。確かに怪我は避けたいものです。でも避けられない怪我だって当然あると思います。もし、たかこさんのクラスで怪我が多いのなら、何故・どんな原因で・どんな場面で怪我をしたのか。思い出してみてください。何か共通事項はありますか?それがわかれば怪我は少なくなると思います。もしかしたら部屋の構造が悪く、死角の多い保育室の場合、怪我が多いということだって考えられます。ならば施設長さんにお願いして、厚めのカーペットを用意してもらう、等々のことも事故防止になると思います。

ケンカも同じ。「どこで止めるか」は個々の子どもの性格にもよりますので、一概には言えません。とことんやらせることだって必要な場合もあると思います。そこから子どもは学んでいるはずです。それが対人関係の貴重な勉強(源体験)になっているはずです。

たかこさんは今、真剣に悩んでいる時期と推測しました。これはやはり悩んだことのある人間にしかわからないことです。今たかこさんに必要なことは「前向きに進む」勇気ではないでしょうか?物事全てマイナスに考えればマイナスの思考にしかなりません。「怪我をしたことで、これから事故を防止する心構えが子どもに育った」くらいのプラス思考であたってみてください。そして笑顔。子ども達を優しく・おおらかに見守ることを心がけてみてください。私には「頑張って」としかいえませんが、この壁を乗り越えることができたなら…きっと素晴らしい、子どもの心の痛みのわかる保育者になると思います。何事もプラス思考!ファイト!

(アドバイザー:井上智賀)




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