- 看護師さんからの医療に関する回答について - 看護師さんは診断をしてはいけない決まりになっていて、また、症状や状態を直接診ることができないので、医療に関する回答内容は、アドバイスとして参考にしてください
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下まつげが眼球につく |
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4歳と8歳の男子の母です。下の子供のことでご相談があります。 生まれつき両目の下まつげが眼球についていて、最近特に本人が気にし始め、しきりに目をこすったり、モノを見るとき上目遣いのようなおかしな目つきをするようになりました。
目をあけているのもつらいらしく、目を閉じながら新聞紙で剣を作ったりしています。眼科医には相談しましたが、まだ小さいので、ドライアイ用の軟膏を処方して、様子を見るようにとのことでした。子供の様子を見ているとかわいそうで、この調子では精神的、知能的にマイナスなるのではないかと心配です。視力が落ちる心配はないのでしょうか。手術も考えていますが、もっと他にも手立てがあるのではないかと思いご相談しました。(まつげが生えないようにするとか)
実は私どもは香港に住んでいまして、3月には一時帰国しますのでそのときに直してあげられたらと思っています。ご意見お聞かせください。
(香港やん さん)
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香港やん さん、はじめまして。大林です。 海外在住と言う事でそちらの医療体制など、良くわからないままの回答なので、どの程度お力になれるか定かでは在りませんが。
子どものさかまつげは、子どもさんが小さいうちはまつげが柔らかいので、黒目(角膜)を傷つける事が少ないと言われています。また成長にしたがって、ほほの脂肪が少なくなると自然に治るとも言われています。
しかしながら、子どもさんの様子からすると『何とかしてあげたい』と思いますよね。子どもさん自身が気にしているので、励ましてあげてくださいね。角膜に問題があるときには、まぶしがったり・痛みがあったり・涙が止まらない・目を開けることができない・などの症状が出てきます。いつもと違う場合には、眼科に罹って下さい。
目薬や軟膏は、角膜を保護してくれますから、一つの選択だとおもいます。一般的に4・5才すぎてからは、症状によっては手術という方法が選択肢のひとつに加わります。全身麻酔になりますから、そちらの先生がまだ小さいから。とおっしゃるのかもしれません。レーザーでまつげが生えないようにする形成・美容外科的な事も、子どもですから全身麻酔になると思います。
帰国した際の治療を希望されているようですが、大学病院などの、子どもの手術の出来るところで診察を受けるのが良いと思います。多くの大学病院が紹介状を必要としていますので、日本の国内にいる開業している医師に書いてもらう(必ずしも、眼科医でなくてもよい)のが、一番スムーズに運ぶと思います。今、見てもらっている医師が日本とのつながりを持っていれば、それを利用して構わないと思います。知り合いの医師がいない場合はインターネット等でそれぞれの病院への問い合わせも可能だと思います。
手術の場合5日程度の入院が必要といわれています。保険のこと、親の宿泊の事、退院後のフォローのこと、沢山の課題があると思いますが、子どものためです。また、いっしょに考えましょう。
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(アドバイザー:大林千恵子) |
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