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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
娘の人見知りに悩んでいます
2歳になったばかりの娘の人見知りに悩んでいます。近所に子供もいなく一人っ子核家族で、子供の環境そのものが良くないと悩んでいました。

半月前から再来年入園予定の幼稚園に遊びに行くようになり、子供同士わりと元気に遊べるようになり安心していたのですが、30人ほど集まり体操や工作をする町で企画されたすくすく教室に連れて行ったところやはり圧倒されているようで嫌がり、抱っこをせがみました。初めての参加でしたが、そのような状況は私だけでした。検診などでもやはり大勢の子供や人が集まる場所では抱っこから降りようとしません。

幼稚園に遊びに行かせる前はもっとひどく1歳半検診の時も壁を見つめ人のいる方をみようともしませんでした。先日のすくすく教室では嫌がって抱っこをせがみましたが興味ありげに子供たちを観察していました。少しは人見知りは改善されてきているのでしょうか。

私の親や主人に相談しましたが、幼稚園に遊びに行かせたりすればだんだん慣れてくるから大丈夫といわれましたが、やはり娘と同じくらいひどい人見知りは見たことがありませんし、再来年の幼稚園のことを考えるととてもしんぱいで悩んでいます。

(じゅんこ さん)


じゅんこ さん、ご相談ありがとうございます。旭幼稚園、副園長の井上です。

「人見知りが激しい」とのことですが、私は「人見知り」には2つの意味があるように思っています。先ずは「自分の家族と他の人との区別がつくようになった」つまり社会性の芽生えができた、ということです。次に「お母様の愛情を感じ取っていること」この2番目が重要だと思うのです。お母様の存在、愛情あふれる子育ての全てを感じ取っているからこそ、他のところへ行くことの「ためらい」があるように思います。じゅんこさんの子育てが間違っていなかった証拠ではないでしょうか。

以前、私ども足利市幼稚園連合会で、元F−1ドライバー、片山右京選手のご夫人、留美子さんを講師にお招きし、子育てについて語っていただく講演会を開催したことがあります。講師の留美子先生は、モナコやイギリスという慣れない環境の中で子育てした経験(特に第1子の時は、モナコに住んでいたので、医者に行っても自分の体調をフランス語で説明しないといけない。夏にはお医者さんも2ケ月のバカンスをとってしまい、体調が悪くても医者に行けない。それはそれは大変だったそうです。ご主人はレースで、世界を転戦中。苦肉の策で実家のお母様にモナコまで来てもらった、とか…)を通じ、「日本のお母さんくらい子育てに愛情をかけている国はない」と断言されました。

じゅんこさん、あなたの子育て、それでいいのです。「人見知り」は社会性の芽生えの裏返し。いずれ同年齢のお友達と遊ぶ楽しさを求め、お母様の膝を巣立つ日がきます。だって今、通っているサークルでもお友達のやっていることに興味があるようですもの。

文面から推察しますと、幼稚園入園まであと2年あるようですね。あまりにも「早く・早く」とあせる必要もないように思います。じゅんこさん、今の子育てをそのまま続けてください。今はママの愛情が必要な時期、だからママを求めていると思うのです。この時期に、お子様が必要としている、いやいやそれ以上の、ありったけの愛情を注いであげることが必要なのかもしれません。
後1年・2年、そして幼稚園に入園した後、「あのときの『人見知り』は一体何だったんだろう?」と思われる日が来ると思いますよ。

(アドバイザー:井上智賀)




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