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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
息子がいじめられているようです
こんにちわ、4歳の年少の男の子です。
いたずらっ子でかなりわがままに育ててしまって少し後悔しています。

私立の幼稚園でおとなしい子が多いと聞いたのですが(家は戦いごっこの大好きな元気な子)本当はもっと上を行く大きな子や元気な子がいて、いじめまでは行かなくてもかなわないので幼稚園では戦いごっこチームには入ってないらしいです。

この前うちの子がある男のそばに行ったら来た〜とか言われているのをみました。いつもそうらしいです。あとバス停でも年長の男の子や同じクラスの男の子に一人だけ何か言われていたり、一番最後に並んでとか言われたり最近では幼稚園行きたくないとか言い出しました。よく観察してみると、うちの子はいろいろなところには行ってもすぐやめてしまい、途中で入っては又どこかに行ったり落ち着きがなくそれが原因だと思うのですが仲良く出来るお友達もたくさんいます。その何人かの合わない子たちを避けていてもいいものかとも思うのですが、ずっと続くものかも解らないので、今はそのままにしています。

でもバスに乗せずに送っていくことも出来るので、それとそのこたちとは遊ばせなくてもいいのかなとかも考えています。実際に子供はけろっとしているようですが傷ついているようにも見えます。親が何かやってあげられるならと思い、皆に仲良くしてねとかいって見たりもしてるのですが、なんといっても4歳児だしふんっと言われてしまいます。
どうすることが一番いいのでしょうか?

(しゅうまま さん)


しゅうままさん、こんにちは。

やっぱり我が子の事が気になりますよね。私の次男(5歳)も家では怪獣のように走り回り元気一杯なのですが、保育園では多少、トーンが落ちているようです。しゅうままさんのところと同じでしょうか?

しゅうままさんのお子さんと同じようにうちの子供達もあっちのグループふらふらこっちのグループふらふらとしているようです。大人はいやでも付き合っていかなければいけない仕事上の人間関係などがありますが、子供は自分と合わなければ他の友達、今日は〇〇したいから誰々ちゃんと遊ぶ、などよくあることのようです。しゅうままさんのお子さんはたくさんのお友達がいるようですので、そのお友達を大事にしてあげられるようにサポートしてあげたいですよね。保育園でもいじめっ子(?)的な存在はいます。我が道をゆくって感じでしょうか。今は少ないかもしれませんね。

その男の子はみんなにも同じように、何かをしているのかもしれませんね。(幼稚園でなど)幼稚園くらいだといじめという感覚はなく軽いいたずらくらいにしか思ってないとも考えられますし、注目して欲しくてその方法が今回のような感じになってしまっていることも考えられます。それがやっぱりいやと感じる子もいるしなんとも思わない子もいると思います。いやなら今は無理にかかわらなくてもいいと思いますがしゅうままさんは男の子に「仲良くしてね」と声をかけられているようなので何か言ってきたらそのまま声をかけつつ、子供達を見守ってあげられればとも思います。(最初は何か言ってきてもそのうち仲良くなってしまうことって子供の世界に限らずあることですよね。)でも「幼稚園に行きたくない」と言っているようですのでなかなかそうもいかないですよね。

長い間続くようだったらまずある程度距離をおいてあげてお子さんにとって心地のよい場所をキープするのもいいのでは?と思います。

しゅうままさんも経験があると思いますがクラスの全員と仲良くしていたという事はないと思うんですね。やっぱり、数人、仲のよい子がいて、という感じだったかと思います。幼稚園は友達関係を築くステップ。と考えてみてはいかがでしょう?

> よく観察してみると、うちの子はいろいろなところには行ってもすぐやめてし> まい途中で入っては又どこかに行ったり落ち着きがなくそれが原因だと思> うのですが仲良出来るお友達もたくさんいます

しゅうままさんのお子さんは自分のやりたいことを探しながらいろんなお友達のところにいっているようですね。それだけいろんな遊びができる、たくさんのお友達がいるってことですよね。いろんな遊びができるのって子供にとってとてもいい経験になると思います。ちょっと話がずれましたね。ごんめんなさい。

今は仲の良い子とたくさん遊んで楽しい、そしていろんな経験のできる幼稚園生活を送れるようになるといいですね。何かヒントになれば嬉しいです。

(アドバイザー:樋口夕子)


しゅうまま さん、さぞご心配でしょうね。旭幼稚園、副園長の井上です。

私は幼稚園の副園長という立場で、全員の子どもをクラス担任と違った視点で見ています。どうしてもクラスの中に入ってしまうと見えなくなるもの、気づかなくなってしまうものを、別の視点からアドヴァイスするのも仕事です。そんな経験を通じて思うところを述べさせていただきます。

しゅうままさんがご心配なのは「いじめっ子」の問題もさることながら、友達関係が上手くできないのでは?という点ではないか、と推測いたしました。この問題について、以前私が講演を聞いたときの話が参考になるのでは?と思い、その内容をご紹介させていただきます。

ある研修会の講師に、当時文部省(現文部科学省)幼稚園教科調査官の岸井先生という方がいらっしゃいました。その先生のお話です。先生はあるとき、公開保育の助言者として招かれ、公開保育終了後のミーテイングにいかれました。地元の教育委員会、指導主事の方が、その幼稚園の指導案を見て「気のあう友達と仲良く遊ぶ」というテーマを指摘し「気の合う友達と遊ぶ」のでは教育にならない。「気の合わない友達とでも仲良く遊べる」でないといけない、と発言されたそうです。

岸井先生、すかさず「それは違う。この時代は『友達っていいなあ』という源体験を積むことが大切。『気の合う友達と遊ぶ』体験を繰り返すことによって、友達との付き合い方を学んでいく。子どもはちょっとしたことでグループを作り、些細なことでグループが分かれ、またグループを作る、ということを繰り返す。そんな中で人との付き合い方を学んでいるのです。何も気の合わない友達と無理に合わせることはない。今は仲のよいお友達と遊ぶ楽しさを充分に積む時期なのです」と発言されたそうです。

私にはこの意味がよくわかります。様々な性格のお友達と遊ぶことによって、「自分とは考えの違う友達もいる」「1人で遊ぶよりも、大勢で遊ぶほうが楽しい」「遊んでいるときには、自分の意見が100%通るとは限らない」などということを理屈ではなく、体験として学んでいるのです。

しゅうままさんもご心配とは思いますが、今は仲のよいお友達と充分遊ぶことを後押ししてあげてはいかがでしょうか?きっと明るいお子さまに戻るのではないでしょうか。

(アドバイザー:井上智賀)




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