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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 人間関係
夫が娘を叱る時に叩く
主人のことで相談します。

5歳になる娘が一人いますが、娘を叱るときに必ず手を上げます。主に頭を叩いたり、肩を叩いたりです。力任せに叩くのではなく、主人なりに加減をしているようですが、子供にとっては、かなりつらいことだと思うのです。今まで、再三に渡って、手を出さずに、口で叱るように頼みましたが、変わってはくれません。

私は自分の両親に悪いことをしたとき以外は、叩かれた記憶がないのですが、主人は3人男兄弟の長男でもあり、かなり厳しく叩かれながら育ったようで、自分が子供に対して悪いことをしているとは全然思っていないようです。

私に対しては手を上げたりしたことは一度もないのですが、どうも子供が泣いていたりすると腹がたつらしく、泣いているのを見かけると理由も聞かずに「何、泣きよんぞ、くそばか」と言うほどです。寝んねの赤ちゃんの頃は、ミルクも飲ませてくれたりと優しかったのですが、だんだんと子供が意思表示をするようになり、泣くことも多くなると、冷たい態度や発言をすることが多くなりました。

主人の母にも相談して、注意してもらいましたが、効果はありません。最近では、子供も主人と二人きりで出かけるのは嫌がるようになり、お風呂も一緒に入らなくなりました。理由を子供に聞くと、「怒るから」だそうです。主人は叱るときに子供の名前ではなく、「おまえ」と言うのですが、この言葉もかなり子供にとっては傷つく言葉のようです。

私が態度を改めてほしいとお願いしても、私の言い方が悪いのか、返事もしてくれません。現在、私は妊娠中で来年の5月に第2子を出産予定ですが、先のことを考えると嫌になり、泣いてしまうときがあります。幸い、私の実家が近いので、母に私の不満を聞いてもらってはいます。私が未熟な為に主人とうまく話し合いができないまま、ここまできてしまいましたが、アドバイスのほどよろしくお願い致します。

(りんご さん)


旭幼稚園、副園長の井上です。

実は私1人の意見ではどうかな?と思うところがあり、数人の友人にこの件につきまして、相談してみました。その結果をふまえて回答させていただきます。

先ず「叱るときに、必ず手をあげる」とのこと。友人達の意見も、「本当に悪いことをした場合や、いくら口で注意したとしても、ふざけている場合(頭では判っていても、面白がってやる場合)には手をあげることも仕方ない」というものが大多数の意見です。私もそう思います。友人の1人は(けっこう冗談を言う面白い男なのですが)「結構手をあげることもある」と言っていました。

逆に「ちょっと気難しい感じの男」と思っていた人は「あまり手をあげたことがない」とのこと。人間、見かけでは判断できない、と変なところで発見しました。結構手をあげる、という男は男3人の次男です。厳格な父親に育てられ、「兄弟げんかは挨拶代わり」という環境。そんな中で父の印象は「怖い存在」とのこと。やはり幼少時の体験(経験)が大きく残っているものなのでしょうか。この点はりんごさんご指摘のとおりと思います。男の立場から言うと、「オマエ」はきつい言葉という認識が薄い種類の人間です。

私も子どもに注意する時、よく使ってしまいます。(特に男の子には)でも、大切なのは言葉そのものでなく、そこに含まれる感情のような気がします。いくら丁寧な言葉を使っていても、冷たい話し方。逆に言葉自体は荒いけれど、愛情あふれる話し方になっている場合もあると思います。

りんごさんのご主人は、ミルクを飲ませてくれたりする優しい面をもっておられたのですから、きっと子どもとどう接していいか判らない、その自分自身に対するいらだちのようなもの。またはお仕事で何かうまくいかないことがあり、その部分を家庭に引きずって来ているのかも知れません。

子どもが可愛くない親なんて存在しません。愛する奥様が命をかけて産んでくださった「自分の分身」ですもの。男にとって家庭とは精神的に安堵する場所・したい場所なのです。外では必死になって家族のために働き、家族の生活を安定させようとしています。だからその反動で、せめて家ではのんびり過ごしたい。家族の愛情につつまれる空間でいたい、との理想があるはずです。
ですからパパが疲れているようなら、ちょっと楽をさせてあげてください。そのうえで、子どもの心理状態を説明する。泣くのにも理由があること、こんな時はこんな対応をすると良いことなど、少しづつ伝えてあげてください。それがわかれば対応の仕方も変わってくるように思います。いくら「止めて」と言っても、その代わりの方法がわからなければ意味をなしません。「どうしたら止めてもらえるか」ではなく、「手をあげなくとも意思が伝わる方法」をお考えになるのが得策かと思います。

私の友人にこんな意見を言う者もいました。「子どもが泣いていても、ちっとも気にならない。子どもは泣くのが仕事。だけど、女房から『あんた、また泣かしているの』とか『こんな方法してるから泣くのよ』なんて愚痴を聞かされると、『またあの愚痴を聞かされるのか』と思ってイライラして怒鳴っちゃう。」というのもありました。私にもこの心境はよくわかります。こっちだって努力してるのに、その努力を認めず「下手」の一言で片付けられては「じゃあ、頼む」ってことになりかねません。

ご主人操縦法のひけつは「やる気にさせること」だそうです。男という種類の人間は、命令されることを嫌います。「これ、やってよ」ではなく「これをやりたいけど、1人じゃ大変」と言えば「じゃあ、手伝うよ」ということになります。「もう終わっちゃったの?さすがパパ!」なんて言われたら、「他に何かやることない?」となります。男って「頼られている」というプライドをくすぐられると弱い、単細胞人間なんです。そこをうまく利用されてはいかがでしょうか?ちょっと長くなりますが、私の父の話をさせてください。

私の父は、明治生まれの男で、やはり「厳格」な印象が残っています。海上保安大学の教員(通信の教官)だったため、生徒と一緒に練習船に乗り、世界中を回っていました。「共産圏以外はほとんどの国に行った」と豪語する男で、最後は本庁の監察官(全国に数人しかいない、かなり重要な役職らしいです)を最後に退官し、その後郷里の足利で保育所を、その後現在の幼稚園を設立しました。
英語も堪能。タイプライターも器用に操り、今でも私の書斎には父のドイツ語で書かれた原書(しかも「ひげ文字」で書かれた本)が数多く残っています。
背広といえば紺かグレーといのが定番だった時代に、グリーン系や「玉虫」と呼ばれる光る感じの素材を使ったスーツやストライプの入ったダブルの背広を粋に着こなす姿、当時めずらしかったステレオ(「蓄音機」と呼んでいました。しかも真空管を使った「自作器」です)で、大好きな島倉千代子のレコードを聞いていた姿を思い出します。

そんな訳で、わが家には当時めずらしかった「ハワイ・コナのコーヒー豆」とか、パイナップルの缶詰なんてものがゴロゴロしていました。南極越冬隊の人からもらった「南極の石」もありました。家ではあまり冗談を言わないタイプでしたが、大学では「ユーモアのある面白い人」という評判だったそうです。(外と中は違うものですね)慎重な性格と大胆さが同居する人でもありました。スポーツタイプのセダンに乗っており、「ハンドルが重くない?」と聞いたところ、「高速道路で丁度いい」と答えた(あの年齢で、高速道路を基準にすること自体おかしい)とか、武勇伝も数限りなくあります。

そんな父ははっきり言って「手をあげるタイプ」です。私も何度殴られたか数え切れません。(ちなみに私は2人兄弟。上に姉がいます)叩かれたときは「コノヤロー!」と思うのですが、2人の子どもを持つ身になると、何となく父の考えがわかってきたような気がします。多分、どんな時も、どんな所でも毅然とした存在であって欲しい。凛とした人間であって欲しいという願いがゲンコツの中にこめられていたように思います。

私が仕事をしている机から、窓の外を見ると、父の胸像(背中)が見えます。この回答を書かせていただきながら、父親の存在、そして親とは何か、何を子どもに伝えるべきなのか・伝えることができるのか、について再度考えさせられました。改めて父の存在の大きさを知り、このような機会を与えて下さったりんごさんに深く感謝申しあげます。ありがとうございました。

(アドバイザー:井上智賀)


りんごさん、こんにちは。
吉川です。

だんな様は、男の子3人兄弟の長男さんなのですね。
きっと、女の子に対する対応の仕方がよくわからないのではないでしょうか?普段の話し方も少しぶっきらぼうなのでしょうか?ずっと一緒に過ごしていれば、言葉遣いは慣れてきそうなものですが、最近になってきつくなったということがあるのでしょうか?もしかして、りんごさんの妊娠で、だんな様のことまで手が回らなくて、だんな様がすねているというか、イライラしている…という訳ではないですか?上の子があかちゃんがえりをするように…。

お子さんがお父さんのことを怖がったり嫌がったりすると余計関係がこじれてしまう気がします。りんごさんが間に入ってうまくフォローしてあげることが必要かもしれませんね。「パパはねOOちゃんが大好きで、いい子になってもらいたいから、あんな風に言ったんだよ。」など。だんな様にも、「たたかない」「おまえといわない」など、まず一つのことからやめてもらって、泣いていると腹が立つなら、泣いた時はりんごさんがフォローするようにするなど決めてみてはいかがでしょう?(うまく話せないなら手紙でもいいかもしれません。文句ばかりにならないよう気をつけて…。)そして仲良く遊べる機会を作るように仕向けるのもいいかもしれませんね。

パパにお馬になってもらったり、飛行機(パパが仰向けに寝転んで足の上に子どもをのせる!)など、パパならではの体を使った遊びなんていかがでしょう?(うちの子はけっこう好きです。3歳と8歳ですが…)りんごさん自身も妊娠で少しナーバスになっていて余計辛くなっていらっしゃるのでは…?5月出産ということはそろそろ4ヶ月?まだまだ大切な時期なので、お体を大事になさってくださいね。

りんごさんがパパを大好きな気持ちを娘さんにも教えてあげてください。二人でパパのためにクッキーを焼いたり、パパの好物のおかずを作ったりしてもいいですよね。二人でパパが好き攻撃をすれば、少しはやさしい対応がパパ自身もできるようになるのでは…と思います。

もしかしたら、見当はずれな回答になってしまったかもしれません。ごめんなさいね。他の先生の回答を参考にされて、何よりりんごさん自身が元気を出してくださいね。

(アドバイザー:吉川純子)




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