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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など いじわるする・噛み付く・乱暴する
幼児教室でお友達を叩いたり蹴ったりする
3歳11ヶ月の息子についてです。週3日1日2時間程の幼児教室に通って4ヵ月目になります。

先日先生からお話があるので帰りに待っていて下さいと言われ、お話を伺ったところ、息子がお友達を叩いたり蹴ったりしてよく泣かすとのことで、もう教室に来たくないと言ったりする子もいるそうです。なんとかしないとその内友人から「○○ちゃんは叩くから嫌い。」とかで嫌がられてしまうかもしれないので、息子と良く話して欲しいとの事でした。

息子は、背も高く年齢にしては、しっかりしているとよく言われ、先生も「リーダーシップも取れるし、他は、良い所ばかりなんですが」とおっしゃいます。
しかし他の子よりひとまわり体が大きく力があるので、友人が悪くても息子がわるくても結局ボコボコにしてしまって、友人が泣いてしまうと言われました。そこで息子が結局悪い方になる様です。

息子には私なりに一生懸命説明しましたが、どこまで伝わっているのか?どうやってわかって貰えば良いのかまだわかりかねている所があります。
よくよく考えてみて、確かに息子は悪いですが、散々息子に話して心底悪気がないのに少々精神的に負担になってないかと心配になります。

3つ上の兄もいて兄弟喧嘩するのでかなり激しいのに慣れています。しかし体が大きいから力が強いからと言われても皆同じ年なんだからと疑問を感じています。
私から見て息子は、結構キレやすいところがあります。たいてい原因があり、おもちゃの取り合いやばかにされたりで手がでてしまったり。その他困っているのがお友達は、悪気なく息子に当たったのに勘違いして手を出す事が多々あります。
手や足が出るときは、結構本人も見境がなくなっています。

実際今までも散々注意して来ています。息子にどう言ったら一番わかって貰えるのでしょうか?なんか又、けんかしてないか不安で教室に行きにくいです。

(きとちゃ さん)


きとちゃ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。
ご相談内容、拝見したしました。
ご相談の事例と同じようなこと、毎年新入のお友達が入園すると必ずといっていい程起こります。そのうち納まるので、私は一過性のものととらえていますが、ママのご心労もわかります。

まず、子どもの気持ちになって考えてみると、遊びたい・友達とかかわりたいという気持ち。これをどう表現していいかわからず、結果的に手を出すことになってしまう場合があるようです。例えば…走って近寄っていくと、お友達が逃げる。近寄っていったお友達にしてみれば「自分の行動(走って近寄る)によって相手が反応した(逃げた)」ということになります。
砂場で砂をすくっては、指の間から落とす行為を何度も何度も繰り返す。それと同じで、自分のかかわりによって起きた行動を繰り返すことで、「自分がこうしたら、相手はこうなる」ということを体に覚えさせているのかも知れません。
それが相手にとって迷惑かどうか。子どもにはそこまで理解できないので、どうしても目の前のことが主となってしまうようです。

叩くのも同じで、叩くことで相手が起こす反応。これを確認しているのだと思います。誰でも同じような「道」をたどって成長するとは言うものの、ママにとってみれば困りもの。何とかしたい、という気持ちも充分理解できます。
でも正直、「叱る」ということが一番難しいのです。まず相手(この場合はお子さま)に理解してもらえないと意味がありません。子どもは「わかった?」と聞けば、(理解していようがいまいが)「わかった〜!」と答えます。これは子どもの「習性」でもあります。

ですから、今後このような行動をとった場合、お子さまの目の高さと自分の目の高さを合わせる。そのうえで真剣な表情で「あなたの今とった行動はいけないこと」ということを、お子さまにわかる単語で、お子さまにも理解できる表現で、言い聞かせること。同じような行動をとった場合、「またか」と思わず、同じように、同じ言葉で繰り返すこと。これしか方法はないように思います。この時、笑顔を作らず、真剣な表情で語りかけるようにしてください。
砂場で遊んでいるときと同じように、指を広げると手の中の砂がこぼれるのを理解した時と同じように、こんな行動をとることはいけないこと。これが理解できるまで続けることが一番の方法ではないかと思います。

また、幼児教室も週3回とのことですが、ちょっと回数が多いようにも思います。
毎回楽しみにしているならいいのですが、活動自体に飽きてしまうと、子どもは次の楽しみを探す天才です。教室そのものに飽きている様子が見えたら、少し回数を減らすことによって、幼児教室に対する期待が高まり、活動に集中するかも知れません。

時間がかかるかも知れませんが、ここはじっくりと教えてあげてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、きとちゃさん。はじめまして、浜田です。

衝動的な乱暴な行動は、よくあることですが、なかなか口で言ってもその時にその都度注意しないと、後になって言ってもなかなか本人も納得いきかねるし、相手の思いや行動をイメージできにくくなっていると思います。

しかし、幼児教室の先生も困って、お母さんに話してもらいたいと思ったことも良くわかります。
3歳から4歳では衝動的に叩いたり、押したり乱暴な行動が目立つ子どもさんもいます。

年齢的にもまだ気持ちや行動をコントロールできにくいところがあります。
そのような場面になりそうな時、保育士が傍にいるときは、あらかじめ止めています。しかし、止められないときもありますが、次第に友達も段々良くわかってきますから、嫌な子は離れていきますし、乱暴だけど楽しい遊びをするので、一緒に遊びたい子もいます。

ですから、友達関係の遊びや生活の中で、コントロールする力も育てていくものです。今すぐにどうにかできるものではありません。
そのことは先生もきとちゃんも分かっていらっしゃると思いますが。

息子さんが叱らればかりしていけない子というレッテルを貼らないで、乱暴な行動もあるけど、小さい子に優しくできた。遊びたかったけれどお片づけを頑張ってしたなど、ほめることもしてあげてください。

先生に対しては、「家でも注意していますので、長い眼で見てやってください。」と一言は言いながらも、きとちゃんさんは、しつこく叱らないであっさりと1回注意するくらいで、ほめるところはしっかりほめて、見守ってあげてください。自分でもしまったと思っているはずです。
5歳をすぎると、少しづつ衝動的というか乱暴な行動は減ってくると思いますよ。

(アドバイザー:浜田栄子)




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