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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
お友達が苦手なので、年少で入園、公園に行ったりサークルに参加したりしてきたが、改善しない
4歳の息子のことで相談です。

息子は生まれた時からよく泣く子で、1〜2歳の頃は特に手がかかりました。親でも泣いてる理由がわからないほど、細かいことを気にしたり、先をよんで不安になったり、その度に発狂、大泣きしてました。

今では家の中ではあまり泣かず楽しく過ごせるようになりました。ただひとつだけ、お友達が苦手なのです。公園に行ってお友達と接すると2歳の頃の状態になってしまいます。

例えば、自分より小さい子が自分のおもちゃを触っただけで体を振るわせるほど怒り泣きする。周りも何が起きたのか?と思うほど。あとで息子に聞くと取られそうになったからと言います。お友達にダメとかイヤとかも言えず、最初から泣き喚くのです。本人いわく、言ってもわかってくれないと言います。

公園には入園前は毎日のように行ってましたが、お友達に対してはあまりいい印象がないみたいで、貸してと言ってもダメって言われたり、赤ちゃんは勝手におもちゃを持っていく、大人と違って思うようにいかない、とても記憶力のよい子なので、過去の経験なども引きずったり、トラウマみたいにもなって言いたいことが言えないのかもしれません。

親としては早くお友達と遊ぶ楽しさを知ってほしいし、そういう息子の姿をみたいがために公園に行ってましたが(時折楽しそうにお友達と追いかけっこしたりはしますが)、あまり改善せず、春から幼稚園に通わせました(年少)。特に問題なく通ってるようですが、参観日にはやはり一人で本を読んだりとお友達とかかわろうとしてないようです。

今でもできるだけ降園後に公園に行きますが(私が誘って)、いつ泣き喚くか爆弾を抱えてるようで私もビクビクしてます。お友達と接しないと改善もしないと思い、今までサークルに入ったり、習い事もしました。これから親としてどう接していったらよいでしょうか。

(ガチャピン さん)


ガチャピン さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。お困りの様子、よくわかります。

ただ…この性格は本人の個性でもあります。「直る・直らない」の問題ではなく、個性そのものなのですから、他のアドバイザースタッフの皆さんもおっしゃっているように、無理に直そうとしないほうがよろしいかと思います。
世の中にはガチャピンさんのお子さまのように慎重で配慮のできる方もいれば、私のように後先のことを考えず、直感で行動していつも後になると反省するタイプもいます。そのどちらも良い・悪いではなく「個性」なのですから、そのまま受け止めてあげることが必要かと思います。

私もガチャピンさんのお子さま、先の読める非常に賢いお子さまだと思います。普通なら、おもちゃを取られてから泣きます。それを「他の子どもが近付く」今までの経験から「これはおもちゃを取られる可能性が高い」という判断ができるのですから、4歳の子どもとは思えない、というのが私の感想です。

後は…これだけ理解力があるのですから、泣くだけでなく、他の方法を使って自分の意志を表現できるようにする方法。これを幼稚園の先生とご相談のうえ、探していくことをお勧めいたします。一度、たどたどしいようでも、言葉で意思を通じることができれば、一気に解決すると思いますよ。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、ガチャピンさん。はじめまして浜田です。

とてもかしこいお子さんだと思います。だから、小さい子、同年齢の子など思うようにならないということが良くわかっていて、一緒に遊ぶことで嫌な思いをするより一人でいた方が、安全、安心と思っているように思います。

石橋をたたいて渡るとかいいますが、まさに石橋をたたき、想定するとこうだからと考えて渡らないという感じなのだと思います。
ガチャピンさんとしては心配だとは思いますが、これはお母さんが何とかできるものではないと思います。

友達と一緒に集団生活や遊びを経験しながら、人間関係は学んでいくものだと思います。

幼稚園に行っているということですので、担任の先生にもガチャピンさんの心配をお話して、見守っていただくようにすることぐらいしか出来ないと思います。きっと幼稚園の先生もプロなので息子さんの特徴を把握して、集団遊びの楽しさを味わったり、当番活動を楽しんだりしながら社会性を育てていくことなど課題としていると思います。

ここは、幼稚園の先生におまかせして、ガチャピンさんが何かしてあげようとするのではなく、黙って見守ることをお勧めします。何かしてあげたい気持ちは良くわかりますが、何もしないで見守ることも、大変ですが大切です。
すこしづつ、親離れも、ガチャピンさんにとっては、子離れも始めるときですよね。
甘えたいときももちろんありますが・・・。

私の友達の子どもさんは国立大卒で、公務員として就職したけれども人間関係がうまくいかず、お母さんは悩んでいます。幼児期から親が過保護にしすぎたのかと悩んでいますが、親は黙ってみているしかないなというのが実感だそうです。表面的には高学歴で就職も公務員に採用されて、うらやましい限りですが、悩みは深いようです。

人間関係を学ぶことは、これから大きな課題ですが、私は親が、地域の活動に積極的に参加したり、ボランティア活動をしたり、趣味で友達と楽しく活動をしたりしている場で、子どもたちが見たり聞いたりすることが大切と思っています。
色々な人との出会いを作ってあげたいと思います。ガチャピンさんが無理をせずに(こんなにあなたのためにしているのにと思わず)、ガチャピンさんが楽しいと思える社会的な活動をできたらと思います。

(アドバイザー:浜田栄子)


ガチャピンさん、こんにちは。土谷と申します。

子どもが大声で泣くと、周りの目も気になるし、ついハラハラしてしまいますよね。
でもここはママがどっしり構えてみることも大切かもしれません。
泣いていても、叱ったり大げさになだめたりしないで、ニコニコ笑って、遠くからおおらかに見守ってみましょう。

いっぱい泣いて、ケンカしているうちに、だんだん友だちとの付き合い方を
覚えていくものだと思います。
「おもちゃを取られたらイヤだな」と思ったら、取られないような方法を考えたりするようになるでしょう。

幼稚園でも、本当にお友だちと一緒に遊んでいないのかどうか、先生にお聞きになってみてはいかがでしょう?
案外、参観日以外のときは楽しく遊んでいるときもあるかもしれませんよ。
でも「ひとりで本を読むのも好き」というのもひとつの個性で、とってもいいことだと思います。

親の心配をよそに、子どもは子どもなりに考え、毎日進歩しているはずです。
これからの成長を、楽しみに見守りましょう。

(アドバイザー:土谷美伸)




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