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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など あまえんぼ
ママにべったりで、登園児も離れない、何をするにも「ママがいい〜」
今年の10月に5歳になる娘ですが、1歳半から保育園に通っています。

今現在、俗に言う「後追い」状態が続いています。
私の姿が少しでも見えないと、ママは?どこ?と探し回ります。
見つけると何も用がないのに、何かにかこつけてまとわりつきます。
私が傍にいる時も、私から体を離すことがありません。
「もうちょっと向こう行って」というと、「嫌だ!」と一言。
「何で?」と聞くと「ママが好きだから」わかる気もするのですが、べったり具合が尋常じゃないんです。(何も言わなければ、一日中でも私のどこかに乗っかっています)だから勿論、一人遊びはほとんどしません。

保育園の登園時も離れません。いまだに「保育園行きたくない」といいます。
「ママお仕事行かなきゃ○○ちゃんのお洋服やチョコが買えないよ」と言っても「ママがいい〜」先生に私から引き剥がされるか、私が無理やり置いて来るような状態です。ほんとに毎日ぐったりです。

何をするにも「ママがいい〜」を連呼しています。
甘えてるのは多少はわかるのですが、とにかく、まったく離れない…。
口を開くと「ママ〜して」「ママ〜抱っこ」「ママがいい」「ママ〜出来ないやって〜」このような感じなので、最近は少し厳しくしています。

「自分でやって御覧なさい!」というのですが、ちょっとやっただけで「出来ない〜やって〜」「もうちょっとやってごらん」「できないー!!!」
すると、ものすごいかんしゃくが起きます。
私に対して八つ当たり、蹴りだし叩き出し。
私が逃げると追いかけてきて体当たり。
私も「押さないで」と腕で娘を押し戻すのですが、「やめて押さないで」と、また体当たり(逃げれば逃げただけ追いかけてきます)その後2時間ぐらいは泣きっぱなし、気をそらそうとしても全く聞く耳持たず状態です。
とんでもなくすごい状態です。毎日少なくとも1回はあります。

私は何も出来ない状態です。
母子分離がうまく出来ていないのでしょうか?
それとも愛情が足りないのでしょうか?
保育園の先生には「信頼関係が強いのね。ママが大好きなのよ。こだわりが少し強いしね。」と言われますが、普通ではないような気がしてならないのですが…。
私がどのように接すればいいのかわかりません。

(はちみつ さん)


はちみつ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。
ご相談内容、拝見いたしました。
きっとはちみつさん、お嬢様のことが大好きで、深い愛情あふれる子育てをされていたのでしょうね。お嬢様もその愛情を感じ取り、ママのいない生活なんて考えられないのだと推測しました。
保育園の先生が言われているとおりだと思います。

ただ…はちみつさんご自身のこととして、いつもべったりされていては、家事もできない。お買い物にもいけない。これも困りますよね。ある程度は「ひとり立ち」して欲しいというお気持ちも理解できます。
よい対処方法を考えてみましたが、「これだ」というもの、思いつきませんでした。これも本人の気持ちの問題ですので、いくら回りの人があれこれ言っても、ご本人が納得しない限り効果はないように思います。

私の個人的な意見ですが、どうしてもママの愛情を確認したい時期なのでは?と推測しました。私の園でも、年長さんになっても、ママが大好きで別れ際に涙をぐっとこらえるお友達、いますよ。でも活動が始まるとお友達と楽しく遊んでいますから、保育園でも普段の活動が大丈夫なら、もう少し時間をかけて様子を見られることが一番確実な方法かと思います。適切なお答えができず、申し訳ございません。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、はちみつさん。はじめまして、浜田です。

乳幼児や低学年の子どもにとって 「ママがいい」というのは、みんなそうだと思います。
それを表面に出すか出さないかのちがいだと思います。
5歳6歳と年齢が大きくなるにつれて、我慢がある部分できるようになって「ママがいいけれど、保育所にいく」「ママにしてもらいたいけれど、大きくなったから自分でする」というように、「大きくなった自分やがんばっている自分を認めてもらいたいという気持ちが少しづつ育ち、「○○したいけど、△△する」というように内面の成長が見られるようになります。

この成長は、昔だと、兄弟も多く、周囲の子どもたちも多く、家族も忙しく必然的に甘える時間や場もかなり少なかったし、多くの子どもにもまれて、自然に母子分離をして自立していったかもしれません。
しかし、現在は子どもが少なくて「ママとあそぶ」「ママにしてもらえる」「ママに抱っこしてもらえる」という状況にあるということを、子どもさんがよく知っているからだと思います。
昔が良かったということではなくて、現在の子育ての難しさをはちみつさんのご相談で再確認したように思います。
はちみつさんは、子育てよく頑張っているなあと思います。

こどもさんは「ママ」との関係をいつも確認したい気持ちがいっぱいなのでしょうか。

「ママ」にはどんなことでもできると思っているから八つ当たりして、蹴ったり、叩いたりするのでしょうか。
「ママ」も痛いし、「ママ」もつらいという気持ちもわかってもらえるようにその都度話しかけることができたらいいですね。すごい状態になれば話を聞くという事は出来ないと思いますが、ゆっくりと落ち着くのを待ってあげてください。
どんな時も見守ってくれているという安心感が、立ち直りに有効だと思います。

かなりの時間を保育園ですごしているのですが、保育園ではどのような生活や遊びをしているのでしょうか。友達と一緒に遊んでいるのでしょうか。
私が担当してきたお子さんの中に保育所で頑張りすぎるので、その反動か家では大暴れ、ベタベタ甘えという子もいました。
娘さんは保育園で、頑張りすぎていませんか。もし、そうならば、できるところまで自分ですればいよとか、友達関係で我慢しすぎているなら、担当の先生に相談してみてください。

はちみつさんとこどもさんとの関係が煮詰まってしまうとお互いにしんどいので、間に誰か(祖父母や友達など)に入ってもらって、休日を過ごしたりしながら、よい距離ができるように、工夫できたらと思います。
冗談ですが、私はしんどくなったら意図して病気になって寝ることもありました。
逃げ場をどこか作らなくては、子どもさんもはちみつさんも笑顔で向き合えないですよね。
周囲の環境にも少し目を向けて、周囲にはちみつさんも甘えてくださいね。

(アドバイザー:浜田栄子)


はちみつさん、こんにちは。土谷と申します。

「ママ大好き!」で甘えんぼなのは、決して悪いことではないと思いますし、いつまでも続くことではないと思うのですが、お話の様子だと、ママは「何もできない状態」とか。
ストレスがたまりますし、身体的にも大変ですね。

突然私事で恐縮ですが、この間の母の日に、私の息子が言ってくれた言葉は、
「お母さん、いつも遊んでくれてありがとう」
でした。
いつも仕事と家事に追われてバタバタしていて、ちゃんと遊んであげているとは全く言えないのに・・・。
しかも、お料理したりとか宿題を見たりとか、こちらとしては他に大変なことはたくさんしてあげているつもりなのに、子どもが何よりも一番、私に求めているのはこれなんだな・・・と反省させられたできごとでもありました。

そんなときに、はちみつさんのご質問を読んで、またハッとさせられました。
これは自分への戒めも込めて申し上げるのですが、お子さんのワガママは、「ママはいつも忙しくて、こっちを見てくれない!」という訴えなのかもしれません。(もし間違っていたら、ごめんなさい)

なんとなく家事をしながら相手をしてあげるのではなく、1日のうち15分だけでも一切の家事をやめて、集中して遊んであげるようにしてはどうでしょう。
何かしながら2時間遊ぶよりも、満足感があると思います。
あとは、「お休みの日にいっぱい遊んであげるね!」と約束して一緒に何をして遊ぶか、計画を立てておく。

5歳になられるということですから、無理やり引き剥がそうとするよりも、じっくり言って聞かせるという方法がいいのではないでしょうか。
「もう5歳だから、少しずつ1人で何でもできるようにならないといけないね。少しずつ練習してみよう」と言って、
「ひとりで○○できたカレンダー」のようなものを壁に貼り、
例えば、「ママがお料理している間、1人で遊んでいられるかな? もしできたら、ここにごほうびシールを貼ろうね!」
というように、ゲーム感覚でやってみてはどうでしょう?
そして、ちょっとでもできたら
「すごーい!さすがは5歳のお姉ちゃんだ!」「頼りになるなー」などと
オーバーにほめてあげるのが大切です。

あるいは、かくれんぼや鬼ごっこといった遊びをひんぱんに取り入れてみるのも一案です。
「鬼になるとさびしいけれど、ひとりで頑張って探せば、その後には楽しいことがある」
ということを覚える訓練になるそうです。

仕事で疲れているときに、遊んであげるのは大変ですが、ここで頑張れば、その後の子育てがラクになるかもしれません。
陰ながら、応援しています・・・。

(アドバイザー:土谷美伸)




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