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近所のママに、娘のことをおもしろおかしく言われる
こんにちは、いつも拝見していろいろ勉強させて頂いております。
近所の他のママに言われたことがひっかかってしまっています。

先日、この方のお子さんの誕生日会がありまして、ご招待されたので1歳3ヶ月の娘と一緒に行って参りました。
以前、このママさん親子とは児童館で一緒になったことがあるのですが、まだ娘も10ヶ月くらいで人の話し声がわんわん反響する室内が怖かったようで、大泣きしたのでお先に失礼したのです。その時は「まだ人にあまりなれてないみたいだから、お先に失礼します」ということで、何も言われませんでした。

今回のお誕生会も沢山の親子が集まっており、娘はまだ歩けないこともあってあまり楽しそうではありませんでした。そのうちに昼寝の時間になってしまい、眠くなるとぐずる子なので大泣きされる前にご挨拶して失礼させて頂きました。プレゼントはもう差し上げていたのと、他にも沢山の方がいらしたので、特に場の雰囲気を壊すようなことはなかったと思います。
ですが、その後頂いたメールに「感受性の強い子を、無理に外に連れ出して泣かせても何もいいことはないそうです」などと細々書かれていました。
その会で、あまりお話ししたことのない別の方に(面識だけはありました)、「急に(娘に)声をかけておどろかせてはいけないんでしょ」と言われて一体何のことだろうといぶかしく思っていたのですが、この方がどうもいろいろ話しているらしいとわかりました。

私の親しい友人が、この方とお話しした時に、「りりいさんの子は感受性が強くて外出しにくいみたいね。かわいそう。どうしたらいいと思う?」と、一見心配しているようで、実は優越感に満ちた様子でしつこく言っていたと教えてくれました。この方のお子さんは、あまり人見知りしないのです。私の友人は友達も多い人で性格も良く、信用できる方です。この友人は、こんな風に噂話をする人とはつきあいたくないとそれ以降この方とのおつきあいはやめています。

私も、もうこの方とおつきあいする気はないので、そのメール自体にはあたりさわりなく返事をしてあとは連絡をしていないのですが、また児童館などで一緒になる可能性はあります。そして娘がまた大泣きした時などに、いろいろおもしろおかしく言われてしまうのかと思うと、児童館や公園から足が遠のいてしまっています。

この方は、一見普通の感じの方なので、それなりに知り合いもいらっしゃるようなのでなおさら行きにくいのです。
小さい赤ちゃんは泣くのが仕事ですし、こんなことを深刻に気にする私の方がどうかしているなあと思いながらも、この人のいそうな場所を避けてしまっています。そうすると娘もますます人に慣れなくなってしまうかなあと、そちらも心配です(今は2人で、お店や遠くの公園にでかけています。少しずつ人に慣れてはきたようです)。

夫にも相談しており、とりあえずこの方とのおつきあいはみあわせること、もう少し娘が人に慣れるまでは、この方と接触しないようにしておこう、と決めました。
今後、どのようにこの方に対応すべきか、アドバイス頂ければありがたく存じます。よろしくお願い致します。

(りりい さん)


りりい さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。正直なところ、子ども同士のことではないので、私の回答でいいものなのか…ちょっと迷うところはありますが、精一杯お答えさせていただきます。

ご相談文を何度も読ませていただきました。りりいさんは、「他のお友達に迷惑がかかるといけない」という配慮をされ、最善と思える行動をとった。ところがそれを理解してもらえない。そのうえ、自分の本意ではないことを、あれこれ言われるのが気になる。このようなことが第一点。次にお嬢さんの人見知りの性格をなんとかしたい。これが第二点でしょうか。

先ず第一点に関しては、気になさらないほうがよろしいかと思います。人の考えは様々で、ひとつの事に対して、どう対処したらいいと思うか。その方法も千差万別です。ある意味、そのどれもが正解であって、どれもが完全な答えではない。りりいさんが「今はこうすべき」と思われたのなら、それが正解です。他人に対する気遣い・お嬢さんに対する配慮。そしてお嬢さんを愛し、最善の方法をとっている様子がよく伝わってきます。

他人と比較すること。これは自我の第一歩ですので、人間なら誰でもすることです。でも大人が優越感にひたるため、比較する。これはまだ精神的に大人になりきれていない人が親になってしまったのだ、と思っていただくのが一番精神衛生上よろしいでしょう。
人間は点数で表すことはできません。なのに世の中、何でも点数で表そうとし、1点2点の差に一喜一憂する。本当に大切な「配慮」とか「思いやり」は点数に表せない。そこが難しいところですが、私はりりいさんの子育て、素晴らしいと思います。

次にお嬢さんの引っ込み思案の性格をなんとかしたい、という点ですが、これはまだ1歳3ケ月ということも合わせて考えますと、そうご心配には及ばないようにも思います。見方を変えてみましょう。「何事にも慎重」なことは性格であり、お嬢さまの個性そのものではないですか?
マイナスだと思うから「何とかしたい」と思われるのでしょう。でも、それだって立派な個性なのですから、チャラチャラした性格より慎重で配慮がいきとどき、信頼できる人のほうが大きくなって皆に頼られる存在になります。

りりいさんも無理に治そうとしないで、お嬢さまと明るく接してあげてください。
最愛のお母様から信頼されている・愛されている。その思いがわかれば、安心して(少しづつでも)外交的になっていくと思いますよ。もっとご自身の子育てに自信をもって取り組んでください。
児童館がだめなら、保育所でも幼稚園でも、育児サークルを行なっているところ、たくさんあります。その中にきっとりりいさんと最愛のお嬢さまにぴったりのサークルがあると思います。

あまり肩肘はらないで、自然体で子育てしてみてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)




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