パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
療育に通っているが、最近イヤイヤが多くなった
はじめまして。沢山の子育てサイトを検索し訪問しておりましたら、こちらのサイトに出会えました事を大変幸運に思います。

我が子2歳7ヶ月の男の子は、ただいま療育に月5回のペースで通っております。
1歳半検診に1歳10ヶ月で受信して、そのときの言葉が2、3言葉であったことを指摘され、2ヵ月後心の相談の医師と面談となりました。

1歳半検診に引っかかるまで、テレビ、ビデオ付けでした。可愛い我が子に豊富な知識を植え付けるのに最適だと、信じていました。
1歳半検診の指摘を契機に、テレビ類はほとんど見させないように心がけました。
私にはいつ、いかなるときも可愛い我が子なので、気が着かなかったのですが、テレビ、ビデオの類を止めて以降、近所の方から表情が豊かになったという声も聞きました。
「これをゴミ箱に捨ててきて。」「これをパパに渡して」などのコミュニケーションも全く行なっていませんでした。
遊び道具は沢山ありましたが、車が大好きで寝そべって動かしその様子を楽しんだりしていました。

今から1年前、1歳7ヶ月の頃は、沢山のお友達のいる公園で遊ぶのを嫌い、私と公園の周りをうろうろ放浪したものです。表情は随分楽しそうでした。

砂場ではスコップですくった砂を、さらさらと流れる様子を見るのが好きでした。

サンダルが大嫌いで、足の裏の刺激に敏感でした。素足で靴などとんでもない、といわんばかりに泣きました。
生後まもなく毎日靴下を履かせつづけてしまったからでしょうか。

手をつなぐという行為も、ママ、パパ以外には途方も無く嫌がりました。

以来、物の名前、単語、コミュニケーションを中心に子育てすることになりました。

2歳前ぐらいから少しづつお友達を意識し始め、手押し車で走っていく友達を、自分は走って追いかけて行きました。(自分の車もあったのですが、なかなか乗ろうとはしませんでした)

自分のおもちゃをお友達に取られても平気な様子でした。

私が他の子を抱っこすると、急に私の存在に気が付いたかのように泣き出したりしました。

結局2ヵ月後の医師の診断で、療育を進められました。今でも通っています。

今現在、2歳7ヶ月ですが、アスファルトと裸足で歩けるようにもなり、サンダルも素足に靴も大丈夫になりました。

お友達と手をつなぐのも大好きで、自分からつなぎます。
お友達と一緒に乗用車で器用に一緒の方向に走っていきます。
自分のおもちゃと他の子に触られるのが許せなくなり、取り戻しに向かいます。
赤ちゃんを私が抱っこすると「抱っこさせて」と言います。
また赤ちゃんにイナイイナイバア〜などしてあげます。

言葉の方も2文語を話します。
誰もいない公園を見て「みんな帰っちゃったねー」や、4月に引っ越していったお友達に、髪や服装の似た子がいれば「○○ちゃんかなー。○○ちゃん似ているねー。」と言います。

視覚から入る情報を言葉にするのは可能ですが、耳から入る情報には、きょとんとしています。

「昨日、遊園地いったね。誰といったかな?」「どうやっていったかな?」という問いへは無言です。

家での遊びは相変わらず車遊びです。

公園から帰ろうと促すと、「いいの、いいの」と軽い拒否を示すようになりました。

先月、療育相談で専門の医師の方に見て頂いたところ、「言葉は増えた…ようだけどね。」
言葉さえ増えたら大丈夫だと思っていた私には驚き、盲点でした。感情を表す言葉があまりないのに気が付いていませんでした。
コミュニケーションを取れないとのこと。

分からないという、言葉を使わないという点。

バナナの絵を見せて、「これはりんご?」と問われれば、「りんご」と応えてしまう。
多分自閉症の裾野なので、3歳を機に、テストを受けたなら自閉症かどうか、はっきりするとのことでした。

言葉やしつけに必死だったので、母親としての愛情を十分に与えていなかった自分をものすごく悔やみます。

パパやママ、祖母や祖父、近所の人とは視線が合わないわけではないです。
見知らぬ場所、みしらぬ若い女性、みしらぬ中年男性とは視線をあわせようとしません。

分からないという言葉の意味を、教えたところ今では、「なんだコレは?」「わからないねー」など正しい使い方をします。

パパが「マジレンジャ−」と「デカレンジャー」を言い違えたときは、我が子が「マジレンジャ−」と言い直していました。

歌が得意で音程をあまり外さず歌う為、誉められます。
そのせいか、一人で歌っていたり関係ない場面で歌い出すので心配です。

缶コーヒのプルトップを勝手に開けて飲んでいたので「これ自分であけたの?」と聞いたら、嬉しそうに「○○ちゃん(自分の名前)手であけた」といいました。

多動としての気はほとんど見ないです。

なお、別の機関で実際我が子を見ていただいたところ、どこが自閉症ですか?と、言われ安心しました。むしろ自閉症扱いされて育つ方が危険だとも言われました。

現在は反抗期がひどく、何をするのも「イヤイヤ」の一点張り。今までなすがままにしたがっていた事まで聞き入れません。
風呂、歯を磨くなど拒否します。
赤いミニカーを1列に並べいたので、慌てて崩したら、得意そうに横一列に並べたりしました。
以来、車の大半はお蔵入りとなりました。

無理強いしたり、強くしかると、「キャー」と怒った顔で気勢を発するようになりました。
この1年砂場に関心を示さなかったのにまた急に関心を示すようになり、延々とダンプ車荷台に砂を組んでいます。

今までしなかったのですが、近所の見慣れたスーパーへ買い物に行くと、「キャッキャッ」と奇声を発しながらこちらをちらりと振り返りながら店を走り回りだしました。狭いスーパーなのでどこにいったのか奇声の場所から察知できました。
「キャッキャッ」と言いつつも、最初に離れた野菜売り場に戻りきょろきょろ見回っていたので私を探していたのだと思います。私の姿を発見すると、「あった」などいいながら近くにあった決して欲しくはないであろうガムを手にとり持ってきました。
私も大変動揺していたので、その場でビンタしてしまいました。
我が子もワーンと泣きながら、手を引きずられ返りました。その後も随分しょげていたのですが、こういった多動傾向という行為自体が無かった子だったので、もしやこれは今まで抑制されて表面化される事はなかったというだけで、実はこれが正体だったのでは?と悩んだりもします。

しかりつけるという形でほぼ完成していたトイレトレーニングも、「イヤだイヤだ」と拒絶が続きオムツに戻りました。ただ、療育に行く日など特別な日のパンツならば承諾し、パンツをはいてくれ、休憩時間にトイレで立小便します。

お手伝いは言われればします。台所に茶碗を持っていったり、よく熟したバナナをパパに渡すようにお願いしたら、怪訝な顔をしつつゴミ箱へ入れるなど自分ながらの判断もします。
野菜を一緒に切ったり、夕飯の手伝いも気が向いたらしてくれます。
気がそれてきたとき、「どうしたの?手伝いしてくれないの?」と問うと「どうしよっかなー」と言い台所をするするとすり抜け、居間に帰っていきます。

絵に関してはほとんど画こうとはしません。興味もないといった風です。
音に敏感で聞きなれないクラッシックギターのCDをかけたりすると「良い音だねー」と言います。
まともな受け答えも随分増えましたが、口を閉めることが無く、歌、しんかんせん、しんかんせん…など無意味な独り言もマダマダ多いです。

随分説明が長くなりました。申し訳ございません。

私が一番心配なのは、今が反抗期なのか、それとも症状が強く出だしたのか分からないということです。

療育で相談すると、自閉症だからという結論にいきついてしまうので、怖くて聞けません。

(グラナダ さん)


グラナダ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。
お返事遅くなって申し訳ございません。
まず詳しく様子を書いてくださったこと、御礼申し上げます。そして…その文章の隅々ににグラナダさんの、お子さまに対する深い愛情を感じました。

私は医者でもありませんし、実際にグラナダさんのお子さまと遊んだこともありません。ですからお医者さまの診断のようなことはできません。その点、最初にお断りさせていただきます。

療育に通われているとのことですが、言葉に関しては、早いお友達もいれば遅いお友達もいます。これは発達障害だけでなく、環境もおおいに作用していますので、私には何ともお答えするだけのものを持ち合わせていませんが、全体の様子を総合的に見るなら、それ程ご心配には及ばないような気もします。
テレビ・ビデオにしても、お家の方が一緒にご覧になって、「すごいね!」「うわー、きれいだね!」などと共通の話題を得るために使うのであれば、それ程問題ないように思います。私もテレビのクイズ番組を子どもと一緒に見て、回答の出し合いっこをすることがよくあります。わざと馬鹿馬鹿しい答えを言ったりすると「パパ、それ絶対に違うよ!」などといわれますから、コミュニケーションをとる手段として使えばまた別の意味で楽しいと思います。テレビやビデオを悪者にせず、うまく利用される方法もお考えになってよろしいかと思います。

次に自閉症についてご心配されているご様子。たしかにお医者様が専門の立場で言われることは、それなりの根拠があってのこと、とは思いますが、自閉症の診断は非常に難しく、お医者様でも意見が分かれること、めづらしくありません。その意味から、現在の年齢も合わせて考えると、まだ判断するには個人差も大きく、「もう少し大きくなってから」ということなのでしょう。私もこの意見に賛成です。

でも、個人差はあれ、すくすくと成長している様子が伺われます。物に対するこだわりも子ども独特のものです。車を一列にきれいに並べること、私も小さい頃、よくやっていましたよ。ミニカーの大きさが違うので、おもちゃ箱にきれいに収納したい。でも空白ができる。それを何とかすきまなく、びっしりと埋めたくて、ああでもない・こうでもないと並べては取り出し、また並べる。こんなことを繰り返していたことを思い出しました。

それから反抗期は自我が芽生えた証拠です。「もう赤ちゃんじゃないんだよ!」という自己主張です。そのうち「もう子どもじゃないんだよ」「もう大人だから、あれこれ指図しないで」になり、最後に「まだまだ若いんだから、年寄り扱いしないで」になります。誰もが通る道なのですから、むしろ「ちゃんと発達しているじゃない」と見守ってあげてください。

子育てに正解はありません。誰もが悩み、自分の子育てを「これでよかったのか」と振り返りつつ、その時、最善と思われる方法で対処してきたはずです。グラナダさん、落ち込まず・ご自身を責めることなく、明るく接してあげてくださいね。その愛情があれば大丈夫だと思いますよ。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは グラナダさん はじめまして浜田です。
私は保育所の保育士をしていますが、わが子の子育てはグラナダさんのように一生懸命、見守り、関わってこなかったなあとつくづく思います。

なかなかいい加減で子育てを楽しむことは大変だなあと思います。

イヤイヤが多くなったとのことですが、これはすばらしい成長です。
自我が出てきたということです。僕はこう思うからイヤ、こうしたいからイヤというように、自分が生活の主人公になりたいと思うようになってきたのです。
いつまでも、快、不快だけの赤ちゃんではなくなってきたのです。

年齢が小さいので、自分でやろうと思ったことが大人の都合や、自分の能力が未熟なために思うように出来ないこともあります。そんなときにごねたり、かんしゃくを起こしたりもします。
今まで可愛い子どもさんだったのに、イヤダイヤダと扱いにくくなります。

ですから、叱り付けてしつけてきた、排泄のことも、自分で尿意を感じてトイレに行くというまで紙パンツでもいいでですよ。早く生活習慣が自立することが、子育ての目的ではありません。

えらそうなことを言うようですが、子どもさんが、しっかりと自分の意思で自分の生き方を見つけていってほしいと願って子育てをしていくのではと、思います。

もし自閉症であったとしても、その子なりに生き方を見つけていく支援はみんなで出来ると思います。

人間てなかなかいい人もいますが、まずは家族の愛情あふれる笑顔が子育ての一番の栄養だと思っています。一緒にお料理したり、音楽を楽しんだり、子どもさんが興味のある、好きな活動を一緒に楽しんでください。

(アドバイザー:浜田栄子)


グラナダさんへ

はじめして、げんきです。お手紙ありがとうございました。
たくさんのお子さんの内容も送っていただき 感謝しています。

今回は、お子様のことというよりもグラナダさんへのアドバイスといった感じでお返事させていただきます。

まず、こどもというものは どんな風にも 表現できるちからを持っています。
それは、健康であるとか病気であるとか そういった部分だけでなく、こどもという存在自身が持つ 「大きな力」なのです。

もうひとつは 「常に成長し続けるちから」です。
こどもたちは 常に成長し続けています。それは 必ずです。

表現の仕方というものは もちろん状況や環境によって変わってきます。
でも 言い換えると 今から状況を変えれば どんな風にでも変わるものです。
そして 表現方法は 大人が一夜漬けで学習したりするのとは違い、時間をかけて 日々成長し続けています。

まず 大切なことは 表現の方法にこだわるのではなく 表現しようとしている姿を見つめてあげることです。
そして 表現の仕方を より感情を込めたものに育てていくのは その子に対して「感情を込めた表現方法」をたくさん見せてあげることです。

学習し成長しつづけるためには 「見せてあげること」です。
こどもは 見て聞いて感じて まねをしていくからです。

ぼくも この中に書いてありましたが、どこが自閉症ですか?というお答えに すごく近い感想を持っています。

表現をして成長していく姿がたくさん書いてありますね。

おこさんは ちゃんと成長しています。

大切なのは 他人の判断や 他の子と比べて判断するのではなく、その子の持つ「本来のちから」を信じてあげることです。

愛情あふれる気持ちを いつも見せてあげることで、グラナダさんの想いって 案外通じていくものですよ。

成長をゆっくり見守ってあげてくださいね。

がんばって!!応援しています。
(げんき)

(アドバイザー:岸本元気)


グラナダさん、こんにちは。

お子さんのために色々と工夫したり、努力されているようで、その成果がちゃんと表れてきていますね!
感情も、少しずつ豊かになってきているようです。
テレビやビデオを見せすぎないのは、とてもいいことだと思います。

私は専門家ではないので、療育に通うべきお子さんかどうかは、わかりません。
ただ、「最近多くなったイヤイヤ」は、このくらいの月齢の、他のお子さんでもよく見られるような内容だなと思いました。
パンツがオムツに戻ってしまうのも、初期ならよくあります。
でも、少しずつ上手になっているはずです。

いろんなイタズラも、「自閉症だからこうなのかな」と考えすぎず、「成長の過程なんだな」と思っていればいいのではないでしょうか。
「これは自閉症だから」「これは違う」という風に、区別することに必ずしも意味があるとは思えません。

「できないこと」を数えるより、「これは上手」「これは大好き」ということを、できるだけたくさんほめてあげて、やらせてあげてください。
今は、お子さんと一緒に遊んだり、家事を一緒にやったり、お買い物に行ったりという何気ないふだんの生活を、大切にすることが一番だと思います。

ところで、絵に興味を示さないということですが、いきなり絵をかかせるより、こんな遊びからはじめてはどうでしょう?
(うちの子が保育園でやっていました)
・手のひらに絵の具を塗って、紙にぺたんぺたんと押しつける
・割り箸の先にガーゼを丸く巻きつけて、絵の具をつけて紙にポンポン・・・これは、「タンポ」と呼ばれてました
だんだん、手のひらスタンプで太陽をの形を作ってみよう!とか、タンポで雨を描いてみよう、というふうに、いろんな物を表現させるようにして、できたものは部屋に飾ってあげると喜びます。

(アドバイザー:土谷美伸)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed