パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など その他、性格や行動の悩み
悲観的な発言が多く、お友達の中に入っていけない
はじめまして。4歳3ヵ月の一人息子について相談いたします。最近、息子が悲観的な発想ばかり口にするので、気になっています。

息子はもともと、オクテで泣き虫です。登園で泣かなくなるまで、まる一年かかりました。優しい幼稚園の先生に受け止めていただいて、今は登園では泣かなくなりましたが、まだお友達に対しては警戒心が強く、他のお友達が天真爛漫にはしゃいでいる中で、ぽつんとながめていることが多いようです。

祖父母の家が近く、大人ばかりに囲まれて育ってしまっているからかしらと、できるだけ、公園遊びに連れていくようにしているのですが、「他の人がいたら帰ろう」と行ったり、せっかく連れていっても、お友達には近寄らず、ママたちの輪の中で、大人の話に参加しようとしてばかり。「せっかくだからお友達と遊んできたら」と言っても、「ママがいいの。ママが一緒じゃなきゃ嫌」と言います。一緒に子どもたちの鬼ごっこに参加したりしていますが、ずっとママの手を離さなかったり、自分の思い通りにならなかったり、ちょっとぶつかったりするとすぐ大泣きするので、周りのお友達も引き気味になっているように感じます。

私もなんとかお友達になじませたいとあせってしまい、できるだけ大人の中ではなく、子どもの中に投じようとしているところがあります。子ども同士で過ごす喜びや工夫を知ってもらいたいと・・・。でも、息子には早いのでしょうか。私は小さい頃からしつけなければと厳しく言いすぎていたことも多いので、息子の中に母子分離不安があるのかなと心配です。今は、子ども同士の中に入れようとこころみるよりも、息子が満足するまでぴったり傍にいてあげるべきなのでしょうか。自分の行動に迷い、葛藤しています。

そして、最初書きましたが、気になることは、息子の悲観的発言です。「きっと明日も誰も遊んでくれないかもしれない」「もうおもちゃはなくなっているかもしれない」「雨がふって歩けないかもしれない」・・・慎重な性格だとは思ってきましたが、最近、こうした悲観的な見方を頻繁に口にします。「でも遊べるかもしれないよね」「晴れるかもしれないし、雨でも水溜りが楽しいかも」となるべくプラスに発想するよう促しているのですが、子どもは不安な気持ちを理解してもらいたいのだろうか? 援助しているようでいて、どこかで子どもの気持ちを拒絶しているのかな・・・と考えたりしています。

総じて、最近強く思うのは、子ども自身のもともとの性格・・・慎重で、敏感、甘えんぼうな面がありますが、母親である私に大きな問題があるような気がするのです。動作や人との交わりが不器用な息子を、上手になったらきっと円滑に幸せになれるとばかり、せかし、イライラし、怒鳴ったりしてきました。それが逆に子どもをおびえさせ、ママから離れられなくし、自分に対しても自信を失いかけているのではないか・・・最近、強く思い、とても反省しています。

今からどうすればよいのでしょうか。どこから手をつけてよいか、堂々めぐりになって悩んでいます。まとまらない文章で申し訳ありませんが、アドバイスのほど、よろしくお願いいたします。

(タンポポ さん)


タンポポ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。
ご相談内容、拝見いたしました。

まず「お友達との輪に入っていけない」という点ですが、ご本人の気持ちはどうなのでしょう?お友達と遊びたい。だけど入っていけないから淋しい。つまらない。そう思っていらっしゃるのでしょうか。それともお友達と一緒に遊んではいないけれど、お友達が遊んでいるのを見ながら「自分だったらこうするのに」と心の中で参加し、心の中で一緒に遊んでいる状態なのでしょうか。同じように見えても内面は全く異なる場合があります。「遊びたいのに参加できないようだ」というのであれば、幼稚園の先生とご相談され、もし「心の中で参加している」場合は、そのままそっと様子を見られるのでいいと思います。

「ママと一緒がいい」とのことですが、発達には個人差があり、また順序というものもあります。ママの愛情の中で遊ぶ時期。ひとりで遊ぶ時期。お友達とかかわる時期。お互いに意見を出し合い、遊びを発展させる時期などがあります。一人で遊べるのも「何かあったらママがいるから大丈夫」という安心感がないと遊べません。
だから今は「ママがいい」という時期なのでしょうから、この時期、充分すぎる位、甘えさせてあげることが大切ではないか、と思います。この時期があるから、後々安心して遊べるようになるのであって、ここで「早く自立させたい」とあせって、本人の気持ちを考えず突き放すことは避けたほうがいいように思います。
自立は一人で遊べるという「外見」(形)ではなく精神的に「大丈夫」と思う心の成長ではないか、と考えます。それには経験も必要ですし、何より「安心感」が大切だと思います。

悲観的な発言についてですが、自分のやりたいこと、やりたい方法というものが確立しているのでしょう。でも、それができない場合は…と思いをめぐらせているようにも感じます。普通は「自分がやりたいこと」を羅列するだけで、「もし雨が降ったら」などまで考えが及ばないことが多いのです。そこまで先の見通しができているのですから、大丈夫だと思いますよ。
今は自立を促すことより、ご家族の愛情に包まれて、心おきなく遊べるような環境を整えてあげること。安心して遊びこむ経験を中心にしてあげるほうがよいと思います。昔から「急がば回れ」と言うではありませんか。少し遠回りのようでも、ここでたっぷりと甘えさせてあげることが自立の早道のようにおもいますが、いかがでしょうか?

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、タンポポさん。はじめまして浜田です。

子どもさんの性格、行動、癖など色々気になることはたくさんあると思います。
あげればきりがないくらいあると思います。
しかし、子どもさんのいいところはどこだろう、5個あげられますか?

タンポポさんの長所はどうでしょう。
タンポポさんの苦手なところは?
といろいろあげていると、プラスはなかなか上げられず、マイナス的なことはいくらでもあげることができませんか。

子育てが嫌なときには、私はとてもマイナス部分ばかりを取り上げて、悩んでいるところがありました。その嫌な部分に目を向けたくないと、下ばかり向いていたこともありました。

母親は、いつも子育てで悩まなければならないことはないですよね。
子どもはいつかは大きくなって、母親から離れていきます。
あまり、心配しすぎても子どもさんもしんどいと思います。
お互いがしんどいですよね。
まだまだ、幼児期です、小学校、中学校と段々成長していくとかなり、成長し変化します。

お友達の中になかなか入っていけなかった子がクラブ活動で頑張っていたり、生徒会活動をしたりすることもあります。
幼児期の今がすべてではありません。

成長過程よ、そんなこともあるよねと見れる余裕がほしいなと思いました。
自分の趣味ややりたい活動も楽しみ、子育てだけだけではない豊かな生活ができるように、家族の方にも協力してもらってください。

(アドバイザー:浜田栄子)


タンポポさんへ

はじめまして げんきです。お手紙ありがとうございました。
4歳の男の子ですね!
お便りの内容で ずいぶんとこの子の様子もわかりますね。

2点 ここでは アドバイスをしたいと思います。

まず、悲観的な発想ばかりを口にするという点です。

こどもの発想というのは 両極端になりがちです。
楽観的であるときもあれば 悲観的であるときもある。
まったく正反対の状況を まるで やじろべいやシーソーのように繰り返すものです。
それは 本来 不思議なことではないのです。
このバランスを取る 自我や理性が まだ成熟していないからです。

もちろん傾向というものは あります。
すぐに悲観的になる子もいれば 楽観的な傾向の子もいます。
大人だっていますよね。
うまれつきだから・・・・というわけではありません。
確かに気質という点で似たりすることはあるかもしれませんが でも それは「学習」して身につけているものです。
きっと 誰かのパターンをまねているのです。

まず、一番の方法は タンポポさんが この点について深く悩まないことです。

心配しないことです。

そうすることで 少しづつ 心配が減っていくから 本当に親子のつながりというのは不思議なものなんですね。 それが やっぱり絆なんでしょうね。

もうひとつは、慎重であり 甘えん坊であることは 悪いことではないということです。

慎重であることが マイナスに思えたり  甘えん坊であることが マイナスに思えてしまったら、その子が 行うすべての行動は マイナスであるという見方になってしまうものです。

こどもがやることは すべてプラスの世界です。

どんなに悪そうをしても どんなに泣いても どんなに わがままを言っても、それは 実は 成長のプロセスの一環であり 成長している証拠だからです。

成長しているんだなあって思えることが大切です。

成長は 本来 比べるものではないからです。

その子なりのペース。その子なりのやり方や方法でいいのです。

タンポポさんのお手紙を読んでいると タンポポさんの愛情が伝わってきます。

まず 今 一番にやってほしいこと。

それは 今の子育てに対して自信を持って 日々の成長を思い切り楽しんでみることです。

安心してくださいね! 今のままで 大丈夫ですから。
(げんき)

(アドバイザー:岸本元気)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed