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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など いじわるする・噛み付く・乱暴する
積極的な性格で、お友達との間で自分の要求ばかりになってしまい、トラブルメーカーに
相談したいのは4歳になる娘の事です。今春より公立幼稚園の二年保育で入園しました。

娘はとても積極的で物怖じせずズンズン進んでいくタイプです。幼稚園に入園するのもとても楽しみにしていて、今も楽しく通っているのですが、先日担任の先生よりお友達を引っ張ったり叩いたりすると注意を受けました。
私から見ていても娘は自分が中心にいたい!!という思いが強すぎるようで、二人で手をつないでいる友達の真ん中に割って入ったり、好きなお友達の横に座るために無理やり人を押しのけたりして、挙句好きなお友達にも無視されているような状況です。
事あるごとにトラブルメーカーになっているよう悩んでいます。

とにかく好きなお友達と一緒にいたい!!この遊びがしたい!!と要求が強くクラスでも浮いた存在になっています。
毎日叩くわけではなくそうゆう要求がかなわないときにそうしてしまうようです。

もう一歩下がってお友達の気持ちにも分かるようには、私はどのようにしたらよいでしょうか?
いつも無理やり入ったり邪魔したりしたときのお友達の気持ちを説明してはいるのですが、園につくとすぐまた同じようなことをしてしまいます。
積極的なことは決して悪いとは思わないのですが自分の要求ばかりになっているので、いつかお友達に嫌われてしまうのではないかと心配です。

幼稚園に入る前は、私も積極的なことを良い様に捉えられていたのに、入園してからはマイナスにしかとってやれないのでそれを反省しているのですが、トラブルを目にするとつい直さないと!と思ってしまいます。これからどのような方向性を持って育児すればよいのでしょか?

(やっちゃん さん)


やっちゃん さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。様々なご相談をお受けしますが「引っ込み思案で困る」というご相談もあれば、やっちゃんさんのように「積極的すぎて困る」というものもあります。親とすると本当は「中間」がいいのですが、なかなかそうはいかないですよね。

私は「それも個性」だと思います。幼稚園・保育所のような集団生活の意味として「自分と同じ考えの人ばかりでない」ということを、知識でなく「体験」として獲得できることにあると思います。
初めて体験する集団生活ですから、このようなトラブル、担任の先生は「想定の範囲内」です。かえってこういう事例があるから、クラスのまとまりもクラスの個性も出るのです。
これはある意味、いくらご家庭で注意されたとしても、「幼稚園のような集団の場」がご家庭で再現できる訳ではありません。子どもというもの、現実に・目の前にある事例でないと、なかなか理解できるものではないので、精神の安定がはかれるよう、ご配慮いただくことがご家庭でできる最良の方法ではないかと思います。

様々なお友達がいる。自分と違う考えのお友達がいる。それが自分自身を確認する最初の手段です。「自我」もこんなところから育つものです。引っ張ったり叩いたりという行為が、それ程ひどいものでなければ、そのまま先生にお任せしてよろしいのではないでしょうか。
きっと先生がうまく納めてくださると思いますよ。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、やっちゃんさん。はじめまして、浜田です。

年中さんの発達の特徴のなかに「仲間とのつながりが強まり、競争心もおき、けんかも多くなるが、少しずつ自分で自分の気持ちを抑えたり、我慢をしたりするようになる。」とあります。

ですから、娘さんのお友達と遊びたいという想いや好きなことをしたいという想いなどがぶつかり、トラブルは当然あることです。なのでこれから具体的な場面でこのトラブラがいい機会となってこれから、少しづつ自分の気持ちを抑えたり、我慢をしたり出来るようになっていくと思います。
相手の想いがよく分かっていない場合などは先生が仲立ちして、お互いの思いを聞き取ってくれたり、話しかけてくれたりすると思います。
一朝一夕に分かるものではありません。

その都度、場面を捉えて話し合っていくことが大切なので、やっちゃんママさんが場面を見ないで、しかるばかりでは子どもさんの想いに共感は出来ません。ママなんてきらいとなって、相手の思いに気づいていてもなかなか素直になれなかったり、気持ちを抑えたり出来ないでしょう。

いつも分かっているのに、やってしまうということもあるかもしれません。
分かっているのに、頭ごなしにママに言われると悪循環です。
このような点に注意しながら、幼稚園での遊びや生活を楽しめるようにしてあげてください。

(アドバイザー:浜田栄子)


やっちゃんさんへ

はじめまして、げんきです。
お手紙ありがとうございました。 元気で活発な娘さんですね!

積極的で物怖じしないのは とてもいいことですよ!!
大切な娘さんの長所です。
でも、いきすぎてしまうんですね。自分の要求ばかりになってしまう・・。

まず、理解してほしいこと。
それは、「バランスは 経験の数から学ぶ」ということです。
今、たくさん失敗しているはずです。
お友達に割って入ることで 険悪な雰囲気になってしまうこともあるかもしれません。
トラブルメーカーと書いていますが いろんなことがあるんでしょうね。

でも 実は 大きな経験を積み重ねているのです。

たった1回で聞き分けよく理解したとしたら そこにあるのは その理由を理解したからではなく お母さんに怒られるからという「親とのバランス」をとろうとしているからです。

トラブルを起こした時に お母さんが不安になったり 怒って こどもに理解させようとすることは いたって当然のことですので やっちゃんさんの対応は そのままでよいのです。

もし、変えるとすれば 「なんとかしなければ」と思うのではなく 「今は学習しているんだ」
というような気持ちで接してあげることですね。もちろん、早く直してほしいと思うのはもちろんなんですが 常に注意をしてあげながら でも気持ちの中では きっとこうしてこの子は 成長していくんだという思いを忘れないようにすることです。

そうすることで いつまでも「積極的な気持ち」を忘れないこどもに育つはずです。

失敗は あってもよいのです。

大事なのは 人は経験の数から 自分のバランスをとっているということを やっちゃんさんが思ってあげることだけですね。

長所は 大事にしてあげてくださいね!応援しています。
(げんき)

(アドバイザー:岸本元気)




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