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引っ込み思案の性格を直す方法
5歳の息子について、ご相談申し上げます。下に3歳の娘がいて、この4月から一緒の幼稚園に登園しています。

息子は新しい環境に慣れるのにとても時間がかかるタイプで自分からお友達の中へ入っていくタイプでもありません。幼稚園では先生のそばにくっついているみたいです。それでも幼稚園に通って3年目になるので、幼稚園には慣れてきた様子です。

来年の4月、小学校入学のタイミングで引越しを考えています。今住んでいるところはいずれ出るつもりだったので、それなら転校だけはさせたくないと思いこの時期を選びました。
引越しすると、まったく知らない土地で知らない人ばかりで、新しい学校と環境の変化についていけるか、とても心配です。知らない人ばかりの環境に慣らせるつもりでボーイスカウトのような集団活動に参加させたりするといいのかな?など悩んでいます。

小学校ともなると幼稚園のように先生もべったりつくこともないでしょうし、クラスの中で孤立しないか、登校拒否にならないか、不安なことばかり考えてしまいます。引っ込み思案の性格を直す方法を教えてください。

(サクサクぱんだ さん)


サクサクぱんだ さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
正直、引っ込み思案の性格を直す方法というもの、思いつきませんでした。でも…このサイトで様々なご相談にお答えしていますが、「元気がありすぎて、悪ふざけして困る」というご相談も多いのです。これも個性のうち、とお考えになるのがよろしいのではないでしょうか。

サクサクぱんださんが思っておられる「理想の子ども」とは、元気があって、リーダーシップをとれるようなお子さまではないか?と推測しました。その「理想」と「現実」が違うことにギャップを感じていらっしゃり、少しでも「自分の理想」に近づけたい。そう思っているのではないでしょうか。

私どもの幼稚園でも「大人しいお子様」いらっしゃいます。身体は人一倍大きいのに、気がやさしく、どうしても人の先頭に立てない。でも、優しい気持ちは人一倍あって、活動の中心にはなれなくとも、精神的なリーダーになっているお子さまも多いのです。(特に男の子に多いようです)
優しさは教えて育つものではない。持って産まれたものです。ですから、サクサクぱんださんも、お子さまの良い点を見つけ、誉め、その良いところを伸ばしてあげれば、自然に自信がついて、少しづつ積極的に物事に取り組むようになると思います。

親の思うようにならないのが「子ども」。子どもだって一人前の「個性」を持った人間だということ。その個性を認めてあげることが一番の良薬になるように思います。無理にボーイスカウト等に参加させても、本人がその活動を好きでなければ逆効果です。ここは温かくお子さまの個性を認めて、見守ってあげてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、サクサクぱんださん。はじめまして浜田です。

引っ込み思案の性格というと、マイナスイメージをサクサクぱんださんはもっていらっしゃるようですが、何事も物事にはプラス、マイナスがあります。

引っ込み思案の子は、よく分からないのに飛び込んでいくということはまったくないので、失敗や怪我などはあまりしないかもしれません。
また、じっとよく観察して、よく考えているので経験できていないのに、よく分かっていたりします。そして時間はかかりますがやり始めると継続できることが多いように思います。

一人ひとり、人間ですから個性があるのは当然ですが、その個性を悪くばかり(マイナス的に)理解しないで評価できるようにしてあげたいと思います。

引っ込み思案の性格を直す方法はこれといって、方法はないと思いますが、その性格を生かして、また得意なことを生かして、成長し合えたらいいなと思います。

(アドバイザー:浜田栄子)


さくさくパンダさん、初めまして。管理栄養士の秋山です。

お兄ちゃんの性格について、ご心配されているようですね。
ご相談を拝見すると、時間はかかるけど段々慣れてくるお子さんのようですね。
ということは、きっとこれからも「時間はかかるけどだんだん慣れていく」のだろうと思いますよ。そう思ってあげたらよいのではないでしょうか。

新天地でなじめるか、という点は、子供は大人以上に対応が早いものだと、私は思います。例えば、新天地で海外に行った、とします。大人は社会や家族に対しての責任があって色々思い悩むようですが、子供は素直に環境を受け入れられることが多いようです。そのためでしょうか、親よりもその国の言葉を上手に喋ったりするそうですよ。

環境に早く慣らせるポイントとしては、さくさくパンダさんも書いて下さっているように、「友達(顔なじみ)を作る」ことかと思います。それはさくさくパンダさん自身にも共通して言えることではないでしょうか。
無理のない範囲で可能ならば、お子さんの新たな芽を見い出すことも兼ねて、引っ越し先でのグループ活動(スポーツ、学童クラブ、習い事)に前もって加入するのも良いかもしれませんね。
ただ、お友達が見つからない、気が合わないなど、お子さんにとって嫌な思い出ができてしまった場合、引っ越しが嫌になる事があるかもしれません。
ですので、この方法はお子さんと話しあってみることをお勧めします。

また、性格はどこで変わるか分からないもの、だとも思います。
私も幼少時は友達も少なく、一人で本を読むのが好きなおとなしい子でしたが、小学生になって、私に自信をつけさせてくれた先生に出会ってから積極的に行動できるようになり、友達も増えました。
もちろん、以前の性格が消えたわけではありませんが、自信がつく、というのは大きなポイントなのかもしれませんね。そのタイミングはいつ来るか、なんて誰も分かりません。
その日が来るのを楽しみに、お子さんを信じて、見つめてあげて下さい。

引っ込み思案の性格を直す方法は、正直思い浮かびませんでした。
ですので、回答になっていないかもしれませんが、参考になれば幸いです。

(アドバイザー:秋山ゆか)


サクサクぱんださん、こんにちは。
土谷と申します。

いきなり私事で恐縮ですが、うちの子は、この春から小学校に入ったばかりです。
同じ保育園には、とっても引っ込み思案のお友だちが何人かいました。
中でもとくに、いつもママや先生にベッタリで、おとなしかった男の子と、何か行事があるたびに、ママに抱きついて泣いていた女の子が、校区のつごうで、それぞれ、お友だちのひとりもいない小学校に行くことになってしまいました。
お母さんたちはもちろん、私たちも「大丈夫かね〜」ととても心配していました。
最近会って、「どうしてる?」と聞いたら、「うん、がんばってるよ! 一度も『行きたくない』って言わないし、お友だちも少しできたみたい」とのこと。
親が思ってるより、子どもって成長してるんだね〜とか、きっと、優しいからみんなが安心して近づいてくるんじゃない?などと色々話し合った次第です。

ところが、保育園ではガキ大将タイプで、みんなを引き連れて遊んでいたような子達が、意外と小学校になじむのは、苦戦しているようなのです。
「そのうち、きっと慣れるよ〜」なんて、みんなで励ましたのですが・・・。

これは、ほんの一例で、必ずしもこうなるとは限らないと思いますし、これからどう逆転するかもわかりません。
でも、親ができることって、ただ子どもを信じて、励ましてあげることしか
ないんだなと思います。
今から、「小学校って、すごく楽しいところなんだよ」「こんな面白いお勉強するんだよ」などと、お子さんが、小学校を楽しみにするように、お話してあげてください。

ボーイスカウトに入れようかと思っていらっしゃるとのことですが、最初は、新しい環境になれるだけでも大変ですから、一度にあまり欲ばらないほうがいいかも、と思います。
小学校から帰ったら、それだけでとても疲れているので家でゆっくり休ませたり、甘えさせてあげることが必要だと思います。

小学校に行っても、同じ引っ込み思案のお友だちが必ず何人かはいるはず。
そんな子どもどうしで、とっても仲良くなれるかもしれませんよ。
あまり心配しすぎないで、お子さんを見守ってあげてください。

(アドバイザー:土谷美伸)




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