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娘が食事をせず、牛乳しか飲まない
こんにちは。5ヶ月の男児と1歳8ヶ月の女児を持つ母親です。娘が食事をせず、牛乳しか飲まないのに困っています。

食事(例.ごはん・ワカメスープ・野菜入り卵焼き・蒸かしたじゃが芋・茹でて味付けした豚肉)をあげると、ごはんを2口目までは食べますが、3口目になるとそっぽを向き、食べないと口を閉じてしまいます。おかずなんて全く見向きもしません。唯一、食べるものが食パン・ソーセージ・ワカメスープです。食パンもフレンチトーストや卵サンドなどアレンジすると食べません。でも、この3種類も長く続くと食べません。以前は、蒸かしたサツマイモも食べていましたが、最近は触るだけで食べることはしません。

緑黄色野菜も色だけで判断して食べません。どんなに細かく刻んで、卵焼きに入れても野菜が入っていると指で示し食べようとしません。お肉も焼くと油っぽくなるためか臭いだけ嗅いで終わりです。茹でるとほんの少しだけ口にします。初めて見る食べ物・飲み物は臭いを嗅ぎ、確認してから飲むか飲まないかを決めています。でも食べることはほとんどないです。無理やり食べさせると吐き出すしぐさをし、余計に食事をしません。ひどい時は2週間も見向きもしません。

食事はしませんが、牛乳は一日に1Lは飲んでいます。コップで飲む練習をさせると哺乳瓶がいいとダダをこね大泣きします。しかし、水やオレンジジュースはコップで飲むことができます。

牛乳でお腹が一杯になっているのではないかと思い、丸一日牛乳をあげず、ジュースもあげず、水だけをあげた時がありました。しかし食事はまともにせず、元気良く遊んで終わりでした。

主人の両親は娘を見るたびに「親は美味しいものを食べているのに、子供には美味しいものを食べさせていない!」みたいな言い方をされます。最近ではストレスが溜まり私まで食欲がなくなり、下の子に飲ませる母乳の出も悪くなってきています。申し訳ありませんが、アドバイス頂けたら幸いです。

(ピヨピヨ さん)


こんにちは、ピヨピヨさん。はじめまして浜田です。
私は、管理栄養士さんのように栄養の専門家ではありません。
保育所の保育士ですので、感じていることを申し上げます。

食事はあまりしないが牛乳を1リットル飲むし、牛乳をあげなくても元気に遊んだとありますが、本当に食事以外に何も食べていないのでしょうか?
食事について細やかに配慮されているようなのですが、意外にお菓子をつまんだりしていませんか?

身長や体重はいかがですか?遊びは活発ですか?
外遊びは毎日のようにできますか?
5ヶ月の赤ちゃんがいるので、散歩や外遊びが少なくなっていませんか?生活全般を見直してみませんか。

どうしても変化が見られないときは保健センターなどで相談してみてください。娘さんの全体の様子を見ながらアドバイスをしてくれると思います。

また、あまりにもピヨピヨさんが食べさせようと一生懸命になっていると、意外にも食べようとしないこともあります。いつか食べる時がくるさという気持ちになって、食べるだけ食べたら、潔く食事時間を終わりにしてみて下さい。
私も、長女は小食でしたので食事はよくイライラしていました。小学生になって毎日2キロの道を往復して通学するようになると食事量が段々増え、中学生の頃にはふっくらとしていました。

子育てのストレス解消に親子教室をやっているような保育園や幼稚園がありますから、たまには行って見てください。
似たような話がお母さん同士聞かれると思います。
先輩ママのアイデアや経験談も聞けて参考になるかもしれません。

(アドバイザー:浜田栄子)


ピヨピヨさん、こんにちは。管理栄養士の秋山と申します。
ご相談下さり、ありがとうございます。

娘さんの食事でお困りの様子がとってもよく伝わってきました。今がきっと一番の偏食時期なのでしょう。逆に、こういった時期はそう長く続くものでもありません。お子さんも一人の人間ですから「とりあえず嫌だと言ってみたい」という時もあるでしょう。
でも、心を込めて作ったご飯が少ししか食べてもらえないのは辛いし、心配ですよね、よく分かります。娘さんのために牛乳を断って水に替えて飲ませたり、味付けや調理法を工夫したりしているのは、良い方法ですね。牛乳の飲み過ぎは肥満になりやすいと言われていますから、日常的に飲むのは水や麦茶、食事やおやつの時は牛乳、と分けてあげるとメリハリがついて、食育にもなりますね。
また、拝見して感じたのは、においに敏感なのでしょうね。においをかいだり、茹でたものは比較的食べるあたりは、きちんと美味しいものを感じて味わっているからなのだと思います。大人は気付かない微妙な味や香りなどが、子供には分かるようですよ。

こういう時の対処法としては、「時」と「笑顔」が大事です。
「時」は、気長に食べる時が来るのを待つこと。
「笑顔」は、一緒に食べて美味しいね〜、よく食べられたね〜、と褒めてあげることです。
同じ目線で、一緒に食卓を囲んで食べる事が「うれしい、楽しい」と思えば、いつか必ず食べる時がやってきますから、ぜひ旬の美味しい野菜や果物を揃えて待っていて下さいね。

また、弟さんの成長もあって、もしかしたら赤ちゃん返りしている部分もあるのかもしれません。ジュースはマグカップで飲めるのに、牛乳をほ乳瓶で飲みたがることを伺うと、弟さんの真似をして、ピヨピヨさんの気を惹きたいのでしょうね。

弟さんが小さいこともあり、なかなか上のお子さんに目が届かない時は沢山あります。
ですので、まずは娘さんがたっぷり遊べる環境を、誰かに協力してもらって作ってみてはいかがでしょうか。例えば娘さん一人にしっかりかまってもらえるよう友人やご両親に協力を得たり、弟さんの面倒をご主人にお願いして娘さんと一日たっぷり遊んであげたり、などです。お父さんやお母さんからの愛情を感じることで、安心するのではないでしょうか。

食欲は、心の状態が表しやすいものです。これは子供だけでなく、大人も一緒です。
ピヨピヨさん自身も、すでに食欲が落ちていることが、私は心配です。
お子さんの食事や食物アレルギーの事などを考えると、食べる事に四苦八苦してしまいがちですが、時にはピヨピヨさんも大好きなものをたっぷり食べて満足することも、身体や心に大切です。周りは色々言うかもしれませんが、まずはピヨピヨさんが笑顔で過ごせるよう、工夫してみてくださいね。

私達は口から栄養を摂るだけでなく、食物や動物、作った人や調理した人々のエネルギー(気)も頂いています。また、外に出て太陽の光を浴びて深呼吸することも大切ですね。
自然の恵みをたくさん受けて、元気な心に戻りますよう、応援しています。
ピヨピヨさんご一家の上に、沢山の笑顔がありますように。
お役に立てたら幸いです。

(アドバイザー:秋山ゆか)




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