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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
私が原因で娘が神経質になったのかと悩んでいます
来年早々に5歳になる娘がいます。下には3歳違いの弟がいます。相談は娘の事です。

もともとはひと好きで、知らない子供の仲にもさっと入っていける子供であまり物事にこだわらないタイプかと思っていました。息子を妊娠してイライラしていた事もあり、ダメよと注意する事も多くなり、行動を規制しすぎた時期がありました。そして息子が生まれてからは怒る事も多く、弟にちょっかいを出した時は(娘は悪気が無かったのでしょうが)ひどく怒り時には手をあげた事もあります。そうしているうちに転勤や入園やで環境が変わり気が付くと娘は幼稚園ではおとなしい子供になっていました。

半月ほど前、壊れたおもちゃの電池がさびてそこから液体がでていました。娘が持ち歩いていたので「捨てようね」と言って受け取り念の為その液体をなめなかったか確認しました。と言うのも、娘は今現在もまだ幼少の頃のように口に持っていってしまうことが多いからです。何度か見て注意しても直りませんでした。そこで聞くと「なめていない」との返事。でも怒られるのを知っているのですんなりとは答えないだろうと、ちょっと脅してしまいました。「なめていなくて良かった。この電池はなめたら毒が回って、おなかの中が溶けたりお顔がとけたりするから。早くお薬飲まないといけないから」と。それを聞いて娘はパニックを起してしまいました。やっぱりなめてみたようなのです。ちょっと脅しすぎたと反省したのですが、こういった誤飲の事故が怖いので、しっかりと注意し、牛乳を飲ませて「もう大丈夫」とその場は安心させました。

ところがそれからまもなく、娘は妙に物に対して敏感になりました。今までは部屋の中にお菓子が落ちてもはたいて食べていたのに絶対に食べなくなりました。それはいいのですが、物が触ったり顔や口に触れると心配して不安げに聞いてくるのです。例えば外で遊んでいて葉っぱがほほに触れただけで、「葉っぱが触った。大丈夫?」本当に不安げに、大丈夫だと答えるとようやくほっとするようです。全てにおいて家の中でも外でもこういう状態です。何度か触れてもなめても平気だと言う事を説明してその場は「うん」と納得するのですが、すぐまた気にしだすのです。ものすごくこだわってしまいました。とても神経質になっています。きっかけは電池事件だとは思いますが、さかのぼるとそれ以前からの接し方が問題だったのか、私の日々の接し方がいけないのか。
最初は安心させようといつも「大丈夫」と答えていたのですが、最近は怒ってしまう事もあります。怒るべきではないのは分っているのですが。

このまま神経質な子供になってしまったらどうしようと不安です。本当はもっとおおらかに育児がしたいし、子供ものびのび育って欲しいです。これからどのように接していったらいいか、現在悩んでいます。

(半熟ママ さん)


樋口夕子です。

一時的に物が口に触れるのに神経質になってしまっているのでしょうね。
面倒だとは思いますが、ひとつひとつ、「これは毒はないから大丈夫よ」「これはおなかが痛くなるかもしれないから、気をつけようね」など説明してあげれば大丈夫だとは思います。口に入れてはいけないものはどのようなものかが理解できれば、しだいに落ち着くのではないでしょうか。

下のお子さんに手がかかる時期なので、どうしても後回しになりがちですが、時々でいいのでお父さんやおばあちゃんなどにしたのお子さんを御願いして娘さんだけをかまってあげてみるといいかもしれませんね。

(アドバイザー:樋口夕子)


半熟ママさん、ご相談いただきありがとうございます。旭幼稚園、副園長の井上です。

ご相談内容を拝見しました。半熟ママさんだけではありません。どのご両親様も1度や2度、こんな注意をした経験があると思います。要は危険なことをしなければいい。でもその危険度を子どもに理解させるには、子どもにわかる言葉(単語)を使って、子どもにわかる表現にしないと意味がない訳です。
そのあたりをよくご理解しておられるから「毒がまわっておなかの中が溶けちゃう」という実にわかりやすい表現をされたと思います。単に「ダメ」と言ったり、手を上げるよりよほど効果的なご指導と感心してしまいました。ただ問題はちょっと効果がありすぎたこと。ではこんな方法はいかがでしょう。

「この間、電池をなめても身体はなんともなかった。だから毒に負けない強い体ということがママにもわかった。あなたは強い体力を持っているのだから、そんな小さなことにビクビクする必要はない」このような事を説明されると落ち着くように思います。そして食事の時、嫌いなものを食べないときも「体力がつかなくなるよ。いろいろな食べ物からパワーをもらわないと毒にも負けない強い体にならないよ」という説明をされると、好き嫌いなく食べるように思います。

きっと半熟ママさんのお嬢さんは、理解力も高く、何事にも自分で納得できないと承知しないタイプのお子さまではないか?と推測いたしました。ならばその理解力を積極的に利用され、納得できるような言葉がけが効果的ではないか、と思いました。

自分自身で「これで大丈夫」という「ふんぎり」がつけば、すぐ元のようになると思います。ちょっと試してみてくださいね。

(アドバイザー:井上智賀)


半熟ママさん、こんにちは。
吉川です。

言わない方がよかったこと、たくさんありますよ。
きっと多くのお母さんが反省したり、悔やんだりしながらも言っちゃってると思います。
電池のことは、半熟ママさんが気になるようなら、「絶対なめて欲しくなかったから怖いことを言ってしまったこと。本当はこう。(ごめんなさい。実際はどうなるかわからないので調べてみてください)」とうそをついたことを謝ってみてはいかがでしょう。

私もですが、下の子ができると上の子のことを「お姉ちゃんなんだから」と怒ったり、腹を立てたりすることが多くなるような気がします。忙しいイライラした思いを上の子にぶつけてしまうような…。
半熟ママさんはよく気が付いておられるので、きっと反省したりブレーキをかけたりができていると思います。ご自分をあまり責めないでくださいね。それから、5歳前という年齢的なことも(周りが見えてきて羽目をはずさなくなるような…)性格が変わってきているように思われる一因かもしれません。

しばらくは、「大丈夫、大丈夫」「気にしない、気にしない」と半熟ママさんも大らかに見守ってあげるつもりで頑張ってみてください。忙しい時や何度も言われると、かっとなったりイライラしたりするかと思いますが、がまん!(でも、怒っちゃうことあると思います。その時はご自分を責めずまた明日から…!と前向きにね。)たまには、パパと二人で遊びに行ってもらったり、弟さんをパパにあずけて娘さんと二人の時間を作ってあげるのもいいかもしれませんね。1対1だとゆったりした時間が過ごせる気がします。

そして二人をパパにあずけて半熟ママさんがリフレッシュすることも必要だと思います。ママが疲れてくると、余裕がなくなってきますものね。ファイト!で子育て頑張りましょうね。

(アドバイザー:吉川純子)




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