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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 登園拒否・行きたがらない・登園後の後追い
海外在住、インターナショナルスクール幼稚園で登園拒否
こんにちわ。実は1年半ほど前にこちらで相談したものです。海外に住んでいて、インターナショナルスクールに通わせています。
現在、娘は、5歳半、インター校でも2年通っているので英語もよくできます。
こちらへ相談後、なんとか楽しみを見つけ、幼稚園で楽しく過ごす日々が続きました。
しかし、半年ほど前から、日本人のお友達同士でのもめごとに悩んでいたようです。クラスに18人いて、そのうち日本人が9人、うち女子は7人です。

娘は、家で、特にお友達の悪口や、嫌なことは話しませんでした。
でも半年前から何度か「おなかが痛い」と言って、お休みすることがあり、また、幼稚園からうちに帰ると、自分のことを話すより先に私に「今日何してたの?」と聞く様になりました。
これはちょっと嫌なことがあるんだな〜と思い、担任の先生(外人)に聞きましたが、園では楽しそうにしていると言っていました。
日本人の先生に聞いても、あまり心配しないようにってことでした。

でも3月に入った頃から急に「行かない」とおお泣きし、また登園拒否をするようになりました。理由はあれこれと言います。
でもそのうちの1つには本当のことがあり、1人、友達でとっても強い口調で、きついことを言う女の子がいて、そのこのことがいやみたいです。
いやというのは、嫌いではなくすきで一緒に遊びたいのに、強く言われるから話すのがいやみたいなんです。

そのことがきっけの1つではあるようです。
そして他のママ友に聞いたところ、「うちの子は、いつもAちゃん(うちのこ)あんな言われ方しててかわいそう。ひどいよ」って強く言う子のことを非難し、泣いていたそうです。
私は、友達のことは子供自身で乗り越えていかないといけないと思っていたのですが、大事なサインを見逃していたのでしょうか?
それにとなりで聞いてる子ですら、泣きたくなるようなことを正面切って気割れていた娘の気持ちを考えると、ちょっとつらいです。
具体的に、そのようなことを言うのかはわかりません。

娘は、言い返したりしてないようです。
その友達のことが怖くておびえているようにも見えます。
他のお稽古などは楽しく、私からも離れて通っています。

外人の先生ではそのような細かい精神的なことはあまり考えてくれないようなので、日本人幼稚園への転園も考えています。
でも嫌がるがるからといって、変えていいのか迷います。
おお泣きの子をでどこまで無理やり行かせていいのかも迷います。
でもこのままでは、身体がもちそうにありません。
(娘は、2キロ減ってしまっています。食欲もおちています)
アドバイスお願いします。

(ガク さん)


ガク さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
私は不勉強のため、インターナショナルスクールというものが、どのような保育を行なっているのか、その内容を充分把握している訳ではありません。そこで、あくまでも知り合いの園長先生から伺った話を基に、私なりに考えてみた結果をお伝えすることしかできません。その点、ひらにご容赦ください。

ご相談文から推測しますと、そのインターナショナルスクールというのは、現地の方と日本人の方が半々くらい在籍する幼稚園で、日本人の先生と現地の先生がいらっしゃり、主に英語で保育をしているものと推測しました。

以前、ドイツの幼稚園で友達にケガをさせた、というご相談で、ドイツに在住する方のご意見をお伺いしたところ、ドイツ人の子育て観が私たちが考えている保育観・子育て観と全く違うことに驚きました。やはり国民性というもの、国が変われば「白が黒になる」ものだと痛感したことがあります。これから言えることは、外人の先生にこのことをお願いしても、あまり深く理解してもらえないのでは?ということです。

トラブルは現地の日本人のお友達同士でのことですよね?それなら日本人の先生に、詳しい様子をお話して、相談に乗っていただくのが一番良い方法のように思います。
「あまり心配しないように」というのは、事の重大さというか、トラブルの本質がわからないから、とも言えます。ですからお家での様子・実際に困っていることなど、細かくお話になって、問題解決にあたる。これが正攻法の考え方だと思います。
実際に2キロ体重が減ったとのこと。これは成長期のお子さまにとっては重大なことと思います。単なる「登園拒否」とは質が違うといえます。この点も強調され、園内でのお友達同士のかかわりについて、いま一度考えていただくことが大切かと思います。

その次に将来的なことまで含めて考えると、次のような方法(選択肢)もあるでしょう。
現在は海外駐在員として勤務しているけれど、このままずっと駐在員をなさる予定なのでしょうか?それなら現地の考え方に順応し、今まで通りインターナショナルスクールに在籍し、現地の人の考え方を身につけることは非常に意味があることと思います。ですが将来、日本に帰国し、日本の学校に戻る予定があるのなら、日本的な考え方で、日本的な保育をしてくれる幼稚園に転園する、という選択肢も選べるように思います。

海外で生活される場合、どうしても現地の日本人同士というコミュニティーができあがってしまい、その枠が強くなっていきます。これが日本なら「幼稚園のお友達」「サークルやお稽古事のお友達」「ご近所のお友達」という別々のコミュニティーができるのですが、海外の場合、それらが全て同じで、ご主人様の会社の関係も作用する、非常に閉鎖的な構図となります。
上手くいっている時はよいのですが、一度トラブルがあると、非常に孤立しやすく、他の選択肢が選べない、独特の社会となります。
ガクさんもこの中で苦しまれている。それはよく理解できます。日本人幼稚園への転園も友達関係を一度リセットし、新たな友達関係を作る意味で効果的かも知れません。ご主人様ともよくご相談のうえ、最良の結論が出ますことをお祈り申し上げます。

(アドバイザー:井上智賀)


ガクさん、こんにちは。はじめまして浜田です。

人間関係の悩みは大変ですね。
娘さんはガクさんが嫌がることを知っているのか、気がついているのでしょうか。
ガクさんが言わなくても、悪口を言ったり嫌なことを言ったりしてはいけないと思っているのでしょう。

誰にも言えずについに、お腹が痛くなってしまったり、食欲不振になったりしたのでしょう。
とてもしんどいことですね。つらいことや嫌な想いを聞いてくれる人がいるとストレスの量はかなり違ってくると思います。
まだ小さいので、お友達にグチをきいてもらうというストレス解消は無理なので、やはりガクさんやお父さんなどの家族の存在が大切になってくると思います。

「つらいことや、嫌なことがあったら聞かせてね、何でも言ってよ。ママはあなたの味方よ・・・」などお話しして、何かの形で想いを出せる方法や場所を作ってあげたいですね。

また、繊細な娘さんが号泣したり、体重が減少したり、とにかく大変な状況にあるので、行きたいと思えるまでゆっくり家庭で過ごすのもいいと思いますよ。

家庭環境も色々なので、子供たちも色々な性格があります。
ですから一人ひとり違っていて楽しい部分もあるけど、しんどい部分もあります。このような中から学んでいくことでしょう。

(アドバイザー:浜田栄子)




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