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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
ハキハキ話せない・挨拶ができないなどに対して、ついつい叱ってしまう
2歳2ヶ月と、5歳になったばかりの2人の男の子の母親です。
どうぞよろしくお願い致します。

5歳になった上の子の事で相談させていだだきます。
とても気持ちの優しい子なのですが、この子の行動に私がイライラしてしまう事が多く、つい叱ってしまいます。
例えば、友人と遊んでいてもイヤと言えず我慢している。
家では大声で騒いでいるのに公共の場に行くと虫の泣くような声でしゃべるのでよく聞き返される。
何度教えても、ありがとう等の挨拶がハッキリできない。
近所の方に、息子が挨拶しても聞こえない事が多く、私が「挨拶くらい教えなきゃね〜」と言われた事もあります。

・・・・などです。
その都度 説明したりして注意はしているのですが、全く変わらず、ついイライラし怒鳴ってしまいます。
弱い男の子なんてキライ!と言ってしまった事もあります。
きっと息子は傷つくだろうとわかっていながら・・。

たぶん私の中で「元気なハキハキした男の子」というイメージがあるのでしょうか・・・・。
息子をそれに近づけたい・・と思っているのでしょうか。
そしてこういうタイプの息子に、元気に挨拶が出来るようになって欲しい・・と願うのは無理な話なのでしょうか。

まとまりがない文章になってしまってすみません。
このままだともっと息子が傷つく言葉を言ってしまいそうで怖いです。
今までの息子も、自分に自信がないような行動もあるので、自信をつけて欲しい・・・と心の中では思っているのですが、実際このような生活では全く逆ですよね。

私がどうにかしないといけないのもわかっています。
辛口のご意見でも結構です。
私は具体的にどうしたらいいのかアドバイスお願いいたします。

(ゆかちん さん)


ゆかちん さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。
私は心理カウンセラーの講習を受け、初級カウンセラーという資格をいただいております。カウンセラーの仕事は、クライアント(ご相談者)の話を聞く。その中で何が問題なのか。その点を整理し見いだしてあげる。そのうえでクライアント自身がどう行動したらいいか、気付くヒントを出してあげる。共に考える。そしてクライアント自身が考え、出した結論を尊重してあげ、行動に移すとき、ちょっと背中を押してあげる。
これがカウンセラーの仕事だ、と教わりました。

その点から言いますと、ゆかちんさん、すでに全部クリアーしています。自分がイライラする理由も「男の子なら、こんな子どもであって欲しい」というご自身の「理想・希望」と現実のお子さまの姿にギャップがある。挨拶も本人はしているのに、声が小さく聞こえない。「挨拶くらいちゃんと教えたら?」という回りの意見が耳障り(ダメな母親ね、と思われはしないか、という不安)。また毎日、同じことを繰り返し注意することへの「いらだち」。どれもこれも納得してしまうものばかりです。

どのママにお伺いしても、程度の差はあれ同じことを言われます。だって大人の人生経験、子どもの比ではありませんから、言う気になれば、朝起きてから夜寝るまで。寝た後だって寝相が悪い・いびきをかく・おねしょをする等々、極端なことを言えば24時間注意し続けることも可能です。でも、それが子どもの成長に対して、どんな良い効果を産みだすか。私は疑問です。(ちょっと極端な例を、あえて出してみました。ご了承ください)

私が「こうしたら?」とご提案したとしても、ゆかちんさんの「こんな子どもになって欲しい」という「理想の子ども像」と違えばそれまでです。たいへん難しいご相談ですが、ゆかちんさんにも「このままではいけない」というお気持ちがあります。どちらかが変わらなければ、この状態が永遠に続く可能性もあります。
子どもはいくつになっても「子ども」ですし、親はいくつになっても「親」です。
この関係は絶対に変わりません。そうすると、次にゆかちんさんが出来ることは何でしょうか?

ゆかちんさんのお子さまが「自信がなくて」行動できない、という仮説を立てていらっしゃいます。この仮説、私もそのとおりだと思います。何とか自信をつけさせてあげること。これに重点をおくことが一番の近道だと思います。

そのためには…時間がかかることを覚悟してください。まず出来ることをできるだけやらせる。決して手出しをしない。そして出来たら誉める。こんな簡単なことから始めてください。じれったくなっても、時間がかかっても「自信をつけて、積極的な子ども」になるための練習だと思い、我慢ですよ。ここで手を出して、後々まで「理想の子ども」になるのに時間をかけるか。早く「理想の子ども」になるため、今我慢するか。この究極の選択をしたうえで、今は見守ることを選ばれたのですから、じっと我慢。そして誉める。これを繰り返すことが一番の早道だと思います。

ゆかちんさんのイライラ。よく判ります。でもご自身で結論を出されたのですから、この結論に従って、毎日気長に接してあげることが一番のように思います。そのうちお子さまの気弱なように見えても、その奥にある「純真な気持ち」「優しさ」「思いやりの心」などが見えてくると思います。そうしたら、その「心」を育てていくようにしてみてください。行動は教えられても心は教えられません。もって産まれたものです。その気持ちを大切に育ててあげてくださいね。そうすれば…お子さまを見る「眼」が変わってくるように思います。

回答にならない回答で申し訳ございません。

(アドバイザー:井上智賀)


こんにちは、ゆかちんさん。はじめまして、浜田です。
よろしくお願いします。

先輩ママとして、私も子どもは同じようなタイプだったので、思わず、苦笑しました。
現在、挨拶が苦手だった子は27歳ですが、仕事もありますが上手です。
4,5歳の時に私が思うように挨拶をせず、頭をコツンとしたり「こんにちはは?」とよく催促していましたが。
しかし、誰でも大人になったら挨拶ぐらい当然しますよね。

5歳の今して欲しいのに、してくれない。
母親の評価まで下がるような気がして、イライラします。
この気持ちも、ゆかちんさんと年齢は随分違いますが、共感できます。

彼も、本当は挨拶をしてゆかちんさんに誉められたいと思っているに違いありません。しかし、思うようにできないのでつらいなあという状態だと思います。子どもの気持ちを傷つけそうで恐いともありますので、ゆかちんさんもよく分かっていらっしゃいます。

ゆかちんさんがどうにかしないとと思っていると、余計にプレッシャーを感じて言えにくくなるのではないかなあ。
ですから一度挨拶にこだわるのは止めて、彼が得意な事をしっかり誉めて伸ばしてあげたいですね。
苦手な事をせめてみんなと同じ位にと頑張らせるより、得意な事を自信を持ってやっているほうが気持ちも高まります。
いつになるか分かりませんが、自信がついたら自然に声も出てくるようになります。

寧ろナイーブで感じやすい気持ちを大切にしてあげてください。

(アドバイザー:浜田栄子)




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