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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
ママ・パパの悩み 育児のストレス・不安
子育てすべてが空回りで、どうしていいかわからない
再び相談に来ました。
現在、2歳になったばかりの娘と、9ヶ月になったばかりの男の子が居ます。
1歳3ヶ月しか離れていない為、二人とも同じように手がかかります。
最近、何だか育児の全てが分からなくなり、気が滅入っています。
特に上の子に対して気が滅入っています。

近くに私の実家も主人の実家もあり、話せる友達も居ます。
なので環境にはとても恵まれて居るのですが、それでも悩んでばかり。
娘は、30時間かけて難産の末産まれてきました。
産まれた時、熱い涙を流したのを覚えています。
大事に育てよう、、、この子の人生が幸せなものでありますよように。
そう願ったはずなのに、今は娘に辛い思いをさせています。
私が幼い頃に虐めを経験したので、人見知りする娘にはそんな思いをさせたくないと思い、人間関係を早くから慣れさせたいと、幼児教室に月二回、サークルに週一回、後は児童館に通っています。
もう半年くらい通っています。

でも、一向に人見知りが治りません。家の中ではとてもおしゃべりなのに、外に出て誰かと会うと一言もしゃべりません。
家の中では何でもお喋りするんです。五月蠅いくらいに。
「ありがとう。」「ごめんね。」「一緒に遊ぼう」「バイバイ」など、外に出て最低限度必要な言葉は完璧に出来るんです。でも、外では全くしゃべりません。固まったままで、私にべったりです。

私自身、人つきあいが 苦手なのですが娘の為に積極的に人の中に入って私の姿を娘に見せるようにしています。
はっきり言ってかなり疲れます。でも娘のためです。

悩みはそれだけではありません。
一日三度の食事も憂鬱でなりません。
食べてくれないのです。すぐに「ご馳走様」と言ってエプロンを投げ捨てます。
一生懸命に作っても手でぐしゃぐしゃにして遊んでしまいます。
娘には卵アレルギーがあるためそれなりに気を遣って食事を作ります。
料理は苦手ですが、それなりに考えて作ります。
でも、準備すらやる気が起きなくなりました。
どうせ食べない・・・お金と労力の無駄。

最近は、娘の顔を見るのも嫌なときがあります。
こちらが「片づけなさい、お母さんも一緒にするから」と言っても知らん顔。
一日中「ママだっこ、ママだっこ」・・・。
食事の準備がある忙しい時間にもお構いなし。
「五月蠅い!!」と怒鳴ってばかりです。
時にはほっぺたをバシッとすることもあります。
洗面所に閉じこめることもあります(一分くらいですが)。
きっと娘にはかなりストレスになっている、、、分かっているのですが、私がしている子育てが全て空回りで私自身どうして良いのか分からなくなってしまいました。
こんな未熟な母親で娘がかわいそうでなりません。
叱るたびに泣きながら「ママごめんね、ごめんね」と言ってくるその姿に勝手ながら胸が痛む毎日です。
謝ってきた後には必ず抱きしめて「怒ってごめんね。ママは○○ちゃん大好きよ。」と娘に対しての想いを言葉にして言います。
娘も「ママ大好きよ」と言ってくれます。
そんな娘に私が甘えている状態で娘が不憫で仕方ありません。
「こんなお母さんでごめんね。」寝ている娘を見て反省する日々です。

仕事をしておられる方は、”お給料”という形で見返りがあるわけですが、家事育児と言った仕事は、当然何もありません。
なので、せめて育児に対しては成長と言った形で見返りが欲しいのです。
しかしながら虚しさしかありません。
虚しいだけです。

娘も息子もとても大事です、、離したくありません。
それとは裏腹に少し離れたい。
実家の母が毎日の様に午前中は一緒にいるのですが、時代が違うのか、私の育児に小言ばかり。
「無知な親やね。」と心ない言葉を発します。
下の子が産まれた際、娘は精神的に不安定になった時期があり、大変苦労しました。そんな時、下の子に対し、ミルクをあげながら「下ろせば良かったのに」と母は言いました。
よく面倒を見てくれるので感謝していますが、ストレスが貯まると思い出して悲しくなります。
主人の実家には育児は手伝ってもらえません。

私の何がいけないのでしょうか?
娘を想っているだけなのに。
それと、「お腹が痛い」と気を引くようなことを言います。
これもやはりストレスなのでしょうね。

何だか愚痴になっていまいました。長々と済みません。
こんな私にアドバイスと喝をお願い出来ないでしょうか。。
宜しくお願いします。

(ちおり さん)


ちおり さん、ご相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。ご相談内容、拝見いたしました。前回のご相談も含め、今一度ご相談文を読み直してみました。そこでちょっと気付いた点があります。長文になってしまいますが、お許しください。

ちおりさんは素晴らしいママです。時には感情が爆発することがあっても、人間ですから仕方ないこと。子どもの心をよく理解し、子どもにとって何が最善か。どうしてあげたらいいか。毎日よく考え、必死になって取り組んでいらっしゃる。その姿が目に浮かびます。本当に頭が下がる思いです。

ただ、子育てというもの。それはそれは難しく、正解がないものです。一人の子どもには、ある方法が合っていた。でも、別の子どもには通用しない。そんな場合も多いのです。だって性格も違います。育った環境も違います。保護者の方々の考えも違います。だから難しいのです。

育児書には様々なことが書かれています「こんな時にはこうしましょうね」…。

でも、それは一般論であり「ちおりさんとちおりさんのお子さま」に合った方法かどうか。これはやってみないと判らないのです。
おじいちゃん、おばあちゃんの育児観。これもあてにはなりません。それは時代が違い、社会が変わったのですから、子育ての方法だって当然変わります。それを「私の時は」と自分の時代の子育てを尺度に言えば、現代の子育て方法とは当然ギャップがありますから、話がかみあわないのも当然です。

私も大勢のお子さまをお預かりし、それなりに経験があった「つもり」でした。でも、自分の子どもには全く通用しないこともあり、愕然としました。「今まで自分は何をやっていたのだろう…」ここは「幼稚園に勤めている『プロ』としてのプライド」が邪魔をしていたのかも知れません。「良い親でありたい」「見本とされるような子育てをしたい」その思いが空回りしていたのかも知れません。

私より、妻のほうがもっともっと大変だったと思います。育児の大多数、それこそ24時間育児して、私以上に「目に見えないプレッシャー」と戦っていたと思います。

私はおそらく「良い親」を演じていただけなのかも知れません。でも、それは実体のない、うわべだけのこと。本当は怒りたいときは怒り、楽しいときは一緒に笑う。
自然体で子育てするほうが、もっともっと楽しいし、子どもだって自分の本当の姿を見せてくれます。その「あっ、こんな一面もあるんだ!」という発見が、より親密な親子関係を作っていくのではないでしょうか。

私の子どもの場合、間食をすると食事の量がめっきり減ります。特に水分。ジュース類を飲むと食事の量は激減します。食事の時間にテレビをつけると、テレビに夢中で食事時間が長くなります。すると胃がふくらむのでしょうか。あまり食べません。
でも、身体に必要なエネルギーはとっているはず。そう割り切ってます。寝る前になって「お腹がすいた」と夜食を食べたりもしますが、そんな時はレトルト等でさっ、と済ませます。それでいいと思うのです。

私の推測ですが、ちおりさんはお子さまに対して「こんな子どもになって欲しい」という強い理想があるのでしょう。親なら誰でもそうですが、親の言いなりにならないのが子ども。私自身もそうでした。ちおりさんはいかがでしたか?
子どもは一番身近な「大人」である親を乗り越えて成長していきます。反発もします。その経験を通じてより大きくなっていくものです。

ある意味(良い意味で)割り切ることも必要です。「この子どもはこんな性格なんだ」って。それを直そうとするとストレスになります。人見知りだって個性です。
きっと大人になったら、物事を深く考え、じっくりと良い仕事をする人になると思います。

ちおりさんご自身、人とつきあうのが苦手とのことですが、でも最愛のご主人様と出会うことができた。それはご主人様がちおりさんの性格も何もかも全て理解されたうえでご結婚されたのですから、人見知りということも承知のうえで、ちおりさんを伴侶として選ばれたのだと思います。

この「性格を変える」ということ。簡単なようですが難しいものです。無理に直そうとすると苦痛になります。おそらく「子どものために」と苦手な人づきあいを無理にされていることも原因ではないか、と思います。

サークルの参加もちおりさんご自身にとって、「息抜き」にならないと意味がありません。もしサークルを続けられるとしても、あまり無理はなさらず、「子どもが楽しければそれでいい」くらいの軽い気持ちで参加されることをお勧めいたします。
サークルに行くことが「義務」になってはなりません。

たいへん失礼な言い方になってしまいますが、「この子のため」と人とつきあう方法を教えるつもりで無理をしておしゃべりしても、本当に楽しそうかどうか。子どもはわかってしまいます。サークルから帰るときに疲れた表情をすると子どもは「人とつきあうことは疲れるものなんだなあ」と感じるかも知れません。
だから無理をせず、自然体でいいと思うのです。

それから…子どものある性格・ある場面の行動を「欠点」と思うと気になりますが、それを「長所」ととらえることはできませんか?「この子どもの性格、これでいい」「私の子育ても間違っていない」そう思い、今、ちおりさんが正しいと思う子育てをされること。これが一番の良薬になるような気がします。

もっと肩の力を抜いて。大きく息をして。言葉なんか要りません。優しくお子さまを抱きしめてあげてください。愛する・信頼するということ。言葉では判らなくても肌で感じることだって多いはずです。その「ママに愛されている」という信頼感が大きくはばたく基礎になるかも知れませんよ。

失礼な表現がありました時は、深くお詫び申し上げます。

(アドバイザー:井上智賀)


土居です。よろしくお願いします。

前回のご相談にもアドバイスはさせていただきましたが、ちおりさんはすごくまじめな方で、何でも完璧にやり遂げる責任感の強い方なのだと思います。

私もちょうど下の子が1歳前で上の子が幼稚園に入園する前(3歳になったばかり)ぐらいの時にものすごく悩みが強くなったことがあります。

幼稚園に入るから、人見知りを直さなくてはいけない、おむつも取らなくてはいけない、言葉もしっかりさせないといけない・・・そして動きが激しくなって下の子の事も目が離せなくて、離乳食の回数も増えてくる・・・。

ノイローゼみたいになりましたよ。辛くて辛くて、でもみんなやってるんだから弱音をはいちゃいけない、だんなも仕事が忙しいから頼ってはいけない、両親も仕事をしてるから頼れない・・・と・・・。
だから今のちおりさんの気持ちが痛いほどよくわかります。

以前も書きましたが人見知りは年齢が高くなるにつれ、ましになっていきますし、またどうしてもお母さんがいると甘えてしまう子もいます。
「娘さんのために」と思って、辛いほど集団の中に入ろうと努力なさってるのであれば、少しセーブしてみませんか?
親子ともども息抜きのできる楽しいものなら良いですが、疲れるだけなら意味ないじゃないですか?

食事のことで悩んでるお母さんは少なくないと思います。
遊び食べ、偏食・・・「食べなさい」というほど食べなかったりするんですよね。
時間を決めておいたり遊び始めたらさっさと切り上げて、そのかわりおやつはあげないようにする・・・。
作るのも疲れたときは出来合い物やいっそ外食にする。

それと育児・家事をやってる「ご褒美」をなんらかの形でいただくように
してみては?
たとえば美容院に行く、マッサージにいく、1人でゆっくりと買い物に行く日をもらう・・・何でもよいから・・・。
ご主人とご実家のご両親にも協力いただいて・・・。
ちょっとの気分転換が意外に効果があったりするもんですよ。

もう少し力を抜いて・・・子供は思うようにならなくて当たり前、決して母親のせいではない・・・と割り切ってみましょう。

(アドバイザー:土居聡子)


こんにちは、ちおりさん 浜田です。

1歳3ヶ月しか離れていなかったら、本当に手がかかりますよね。
私の場合は、1番目と2番目は1歳10ヶ月離れていましたが、手がかかりましたし、長女は同じように人見知りで、小食でした。少し似てますよね。違うのは、私は産後休暇ですぐに仕事に行きましたので、じっと子どものしんどさに1対1で向き合っていないので、ちおりさんみたいに悩みも半分もなかったかもしれません。
それでも、人見知りでしゃべらないし、せっかく作ったものもほんのわずかしか食べないし、ちおりさんと同じでイライラして「もうしらない!」となんど叱った事か・・・。

気合を入れて作ったりすると案外と食べなかったりするんですよね。
やっぱり、気合が入っているから、食べさせたいという気が強く感じられ一層食べにくかったのかもしれませんね。今思うとそうなのですが、あの時はイライラしました。
あきらめも肝心、しつこくしないで・・・。
時には市販の惣菜や冷凍食品に手を少し加えただけでも良いじゃないですか。
惣菜をお皿に入れなおして食べるだけで時間や気持ちに余裕が持てます。
なんでも完璧でなくていいと思います。優先順位を決めたらいい加減に手抜きもしながら、楽に家事をしていいと思いますよ。

貴重なわずかな親子の時間を、叱ってばかりであったかもしれないとちおりさんと同じように悩んでいました。そんな我が子の子育ては反省だらけ後悔だらけなので、保育士として保育をしていることはおかしい様ですが、よそ様のお子さんについては冷静になれるのですよね。

それで、次のような事を思いました。
少しお互いに離れる時間を作ってはいかがですか?
実家のお母さんにみてもらうか、保育園の一時保育という制度を利用して子どもを保育してもらって、リフレッシュして子育てにあたるとか。色々方法はあると思うのですが、子育てを全てちおりさんがしなくてはいけないことはないと思います。
みんなに育ててもらおうと、気持ちを広げれたらいいと思いますが、どうでしょうか?

(アドバイザー:浜田栄子)


ちおりさん、初めまして。管理栄養士の秋山と申します。
お便りを拝見し、胸に刺さるものを感じました。お子さんが難産の末産まれた瞬間の感動と決心、慣れない育児にとまどいながらも必死に頑張って来たご様子、そして二人目の出産と二人の育児で戸惑う気持ち・・・。とってもたくさん伝わって来ましたよ。毎日、毎日、一生懸命お子さんのために頑張っていますね。

でも、この『頑張り』が、ちおりさん自身を苦しめているのかもしれない、とちょっぴり感じました。これは薄々ちおりさんが気付いているけど認めたくない部分なのかもしれません。
お子さんのために毎日色々なことを沢山工夫して、我慢していらっしゃる部分がありますよね、人付き合い、お料理、家事、育児・・・。それも結果がすぐに出るものではありませんし、結果の出ないものもあります。また他人からは出来て当然という見方もできるでしょう。

結果は追い求めるものではありますが、求めてすぐにもらえるものではありません。
その過程が実は一番大事で、「今」を経て、ふと気付いた「未来」に結果がついてくるものなのです。
社会では結果を求められますが、家庭では過程を求められるのではないでしょうか。

過程は様々あって良いと思います。思いがけずに上手くいくときもあれば、努力しても実らないこともあります。そんな経験を色々積んで学んでいくうちに、気付いたら結果がついてきた・・・試験や恋愛などがそうかもしれません。
人間関係で例えるならば、見ず知らずの人と仲良くなるためにはたいていは共通点を見つけて共感することから始まります。だんだんと話をしていくうちに価値観などを確かめあって仲良くなる、または違いを納得出来ずに離れる、などするのでしょう。

と、頭で分かっていても、人はもがくものです。そんな時、私は年輩の方が仰った、この言葉を思い出します。

『偽』という字は「人の為」と書く。人のため、人のため、と誰もが言う。だけどそれは『偽(にせ:うそ)』なんだ。実はそれが自分に必ず還ってくるものだから。

お子さんのため、と思ってやっていたことも、もしかしたらちおりさんの為なのかもしれません。もっと自分のために楽しいことを増やしてみよう、と考えてみませんか。
まずはご主人とお話して、半日でも良いので母、妻、嫁でない純粋な「自分」の日を頂いて満喫してみてください。友達と喋る、映画を見る、洋服を買う、美味しい食事を食べる、など・・・。また、植物を育てる、散歩するなど自然の気をもらうのもお薦めです。
何でも構いませんから、自分の心に小さな幸せをひとつ見つけて、毎日続けてみて下さい。そのうちに、その幸せな心がご主人やお子さんに伝わるはずです。

食事は、上のお子さんの年齢からするとじっと座っていられるのは難しいでしょう。
食事をだらだら食べるならある程度のところで切り上げる、しかしおやつは与えない(または残したごはんをあげる)くらいの勇気が必要かもしれませんね。お子さんも経験を積むにつれて、三度の食事で食べないと食べられない、と分かってくれば自然と食べるようになるかと思います。
卵アレルギーの食事療法は色々と気遣うことが多いでしょうが、気長に続けるしかありません。そのうちにお子さん自身が理解して除去できるようになりますし、成長と同時に耐性もついてきますから、もうしばらくの辛抱です。上手に工夫&手抜き、で続けてみてくださいね。

最後にありきたりですが、いつも友人に言われる一言があります。
「子育て、ではなく“子育ち”なんだよね。気付いたら育っているものだよ」と。

お子さんはちおりさんの苦労を気付いてらっしゃるのかもしれません。また、ちおりさんの生き生きした姿を一番楽しみにしているのはお子さかもしれませんね。
素敵な笑顔で接することができるよう、ちおりさんの毎日の楽しみと幸せを見つけてみて下さいね。ご家族みんなが笑顔で過ごせるよう、応援しています。
あまり良い回答にならなくてすみません。

(アドバイザー:秋山ゆか)


ちおりさんへ

ご相談ありがとうございます。

ちおりさん、一生懸命育児している様子伺えます。何事にもまじめで、一生懸命学んだことを実践しようとする方だと思います。
ちおりさん、育児は、がんばらなくていいのですよ。子どもにこうなって欲しいと期待してはいけません。お母さんの思いと違ったら、まあいいか。仕方がない。とちょっとぐらい軽い気持ちがいいと思います。がんばりすぎないで。ネバーマインド。子どもと一緒にお出かけして遊んじゃいましょう。大丈夫、子どもは育っていきますよ。

(アドバイザー:細谷照美)




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